ヘリオス44M-4 58mmF2 で 雨の池田を
2011年 05月 14日
今週は 雨の週だったですね。
朝は雨、昼も雨、ちょっとやんでも 夜はまた雨でした。
それで ヘリオスです。
わたしのヘリオスは、Helios 44M-4 58mmF2 ちゅうヤツで M42マウントなんですが
絞りオート専用(銀塩一眼のプレビューボタンでお尻のピンを押すとき以外は 撮影の瞬間だけ絞られる)で
マニュアル絞りへの切り替えレバーが付いてないのです。
カール・ツアィスの ビオター58mmF2 (1946~60年)をコピーして造られたのがヘリオス44ですから
プリセット絞りだったビオターを 絞りオートに出来ただけでもロシア製としては進歩だったのでしょうね。
わたしのヘリオス44の製造番号は89367715なので、これは1989年製です。
ロシアのクラスノゴルスク機械工場製レンズは いつも製造番号の前2桁が製造年を表しております。
ごめんね、ソ連からロシアになったのは1991年12月でしたから このレンズはまだソビエト連邦製ですね。
ヘリオスとはギリシャ神話で太陽神を現し、ソ連でこのレンズに対する期待の大きさを物語っております。
なおヘリオスという名前はガウス対象型レンズを示すようで、ヘリオス44と ヘリオス40のシリーズがあり
ヘリオス40はあまり見かけませんが 85mmF1.5の重たいレンズです。
ゴタクはこれぐらいにして、M42⇒マイクロ・4/3のアダプターを使ってG1で撮ったヘリオス44は
いったいどんな写りをするのでしょう。
1
ビオターとヘリオス44
ビオターとヘリオス44です。
まったくビオターのコピーから生産が始まったヘリオス44ですが、
ゾナー50mmF2とジュピター8の関係ほどは あまりコピーしたとか言われないようです。
その原因は やはり元のビオターの性能にあるのではないかと思います。
絞り開放では ヘナヘナの写りと言われたビオターでは そのコピーも大したものじゃないと思われたのでしょうか。
ビオター58mmF2の近接描写は、4年まえと2年まえにオリムパスE330に付けて
「E330 + ビオター 58mmF2」と 「ビオター 58mmF2」でアップしています。
近接写真ばかりですが まあまあ良い写りと思っております。
同じ4群6枚で 同じぐらいの大きさのヘリオス44ですが、ヘリオス44から 44-7まで進み
それから ヘリオス44D、44M、44M-4、44K-4(これはKマウントです)と
ゼニットというソ連製一眼レフの型番に合わせるように名前が変わっているようです。
■ 2011年5月14日
■ Micro 60mm F2.8D + D700
2
ヘリオス44M-4 58mmF2 と G1
今回使った組み合わせ、ヘリオス44M-4 58mmF2 と G1です。
距離目盛が黄色、被写界深度目盛りが緑色、絞りの数値が白色と チンドン屋さんみたいですが
鏡胴は全金属製で緻密に造られており フォーカスリングもねっとりと回り ロシア製の安っぽさはありません。
コーティングは、MCジュピター-9 85mmF2 のものと似ており 赤紫・白・黄色の単層膜です。
見てくれは OKで~す
■ 2011年5月12日
■ Micro 60mm F2.8D + D700
3
ひよこちゃん
雨なので ベランダのひよこちゃんをアップです
なんか 焼き鳥にされるまえみたいですね
■ 2011年5月10日
■ Helos 44M-4 58mmF2 + G1
■ 絞り開放
4
ひまわり
このひまわり、お陽さんの光があたると 緑の葉の部分が上下にヒラヒラします
でも このところ雨ばっかり
■ 2011年5月10日
■ Helos 44M-4 58mmF2 + G1
■ 絞り開放
5
路地
雨の池田商店街の路地です
ピントは軒からの雨しづくのつもりです
■ 2011年5月11日
■ Helos 44M-4 58mmF2 + G1
■ 絞り開放
6
呉服(くれは)神社
織姫の怨念のような雨です
■ 2011年5月11日
■ Helos 44M-4 58mmF2 + G1
■ 絞り開放
7
えへへ ぬれちゃって
アイパッチの海賊が 「えへへ 濡れちゃって」と 頭をかいています
拡大していただくと 顔に雨滴がいっぱい (^^)
室町幼稚園にて
■ 2011年5月11日
■ Helos 44M-4 58mmF2 + G1
■ 絞りF4
8
猪名川の土手
傘をさして写真を撮ったら 右下がりになりました
■ 2011年5月11日
■ Helos 44M-4 58mmF2 + G1
■ 絞り開放
9
池田界隈
やんできました
阪急宝塚線の高架下より
■ 2011年5月11日
■ Helos 44M-4 58mmF2 + G1
■ 絞り開放
10
五月山
雨上がりの緑が美しかったです
■ 2011年5月11日
■ Helos 44M-4 58mmF2 + G1
■ 絞りF5.6
11
眼
クローズアップ・レンズを付けてみました
ちょっとピンボケです
■ 2011年5月12日
■ Helos 44M-4 58mmF2 & Kenko Close-Up No.2 + G1
■ 絞り開放
12
オールド
病気してからは ちょっとええのを飲んでます
■ 2011年5月13日
■ Helos 44M-4 58mmF2 & Kenko Close-Up No.2 + G1
■ 絞り開放
13
二組
あんたっ、おまえっ が 二組おります
クローズアップ・レンズを付けて ピントが合う最も離れた位置で撮っています
■ 2011年5月13日
■ Helos 44M-4 58mmF2 & Kenko Close-Up No.2 + G1
■ 絞り開放
と、言うような感じで ヘリオス44M-4 58mmF2 も なかなか使えるわいと思っております
しかし 自分の持ってるレンズ、いつも誉めているような (^^:
昭和のショボイ一面、雨に合いますね。
鏡胴のデザインが、ペンタのSMCタクマーに似てるような。
5枚目、ちょっとピンボケになってしまいました。
でも 昭和のショボイ景色は 昭和のショボ腕フォトグラファーには
似合っているでしょ (^^)
そうですね、ヘリオス44M-4の外観は smc琢磨になる直前の
スーパー琢磨55mmF1.8に似ておりますね。
このヘリオスの方が すこし奥目ですけど。
1989年といえば 日本ではオートフォーカス一眼レフに入った時代ですが
ソ連では まだKマウントになる前の M42レンズを造っておったんですね。
普通に写っているのは、やはり先生(ビオター58mm)が 良かったからでしょうね。
はいっ、うちのコムギも先日 フェラリアの検査と狂犬病の予防注射を済ませました。
おっと、写真も撮っておりますよ ↓
http://nakajimaak.exblog.jp/15351397
'89年製でも写りはとてもよさそうですね。きっと、師匠のふだんの手入れがいいんですね。
濡れたアスファルトの感じがとてもよく出てると思いました。
オールドって、もう10年以上飲んでませ~ん!!
ひひひ、前段の記述は ロシア製レンズに興味をお持ちの方にしか
面白くなかったかも知れませんね。
1989年といえば、日本では もうAFAiニッコール300mmF4を造っていた時代で
よくこんなM42のレンズを造り続けていたなぁと思います。
8、9枚目は、以前に行った池田の室町幼稚園から 駅の反対側に向かってもう少し行ったところです。
日本製ウィスキーは、安物ばっかり飲んでおりました。
病気をしてからは 量は減らしてグレードを上げてオールドで~す (^^)