Nikkor-H Auto 28mm F3.5 で 池田城へ
2011年 09月 24日
おとつい9月22日に また池田城に行きました。
しばらく前に むかしのスーパー琢磨28mmF3.5を Panasonic G1に付けて池田城を撮りました。
琢磨くんのマルチコーティングで色合い等は満足でしたが どうも綺麗に写り過ぎて不満足で した。
今回は、銀塩フィルムでは 単層膜コーティング特有の 渋い色合いとフレアーがかった写りだった
1960年発売の ニッコールH Auto 28mmF3.5を D700に付けて行きました。
50年以上むかしの ニッコールH Auto 28mmF3.5 が撮る池田城の写りはどんなだったでしょう。
1
ニッコールH Auto 1:3.5 f=28mm
ニコンF用の最初の超広角レンズ ニッコールH Auto 1:3.5 f=28mm とは こんなレンズです。
わたしは 30年ほど昔に大阪駅の八百富で中古で買ったのですが
残念なことに、当時ニコンで Ai 仕様の一眼レフを買えば無償で実施してくれた Ai 仕様に改造してしまいました。
いま考えれば オリジナルの非Aiで持っていたほうが どんなに良かったか。
ニッコールH Auto 1:3.5 f=28mm は、あの脇本善司さんの設計で1960年から1977年まで最初の設計のまま
17年間のあいだ その6群6枚構成の仕様を変えずに販売し続けたのです。
わたしのニッコールH Auto 28mm のシリアル番号は 646297で1971年製造であります。
薄紫と淡いオレンジ色などの単層膜コーティング、最短撮影距離60cm、重さ215g です。
写真では、白色の指標からマウント側の絞りリングが Ai 仕様に改造されております。
■ 2011年9月23日 ■ AF Micro Nikkor 60mm F2.8D on Nikon D700
2
逆光で
9月22日の朝です
う~む、MFでは ピントを外すかなぁ~と D700にニッコールH Auto 28mm を付けて試写しています
ああ~ そうだ、フォーカスエイド(MF時にピントが合うと マークで知らせる)があったはず
ブースカの右眼にピントを合わせてみると フォーカスエイドの◎印が点灯します
いひひ、いままで使っていなかった機能です
逆光では ちょっとフレアーっぽいけど まあええんじゃないですか
3
うさぎと門番
はいっ、もう池田に着いて 池田城の門のほうに上がる坂を登っています
坂の途中にあった老人ホームの駐車場に うさぎさんと門番がおりました
門番のうしろの気味が悪~いのは フクロウくんです
4
池田城正門
木の橋が 正門に続きます
池田城は復刻されたお城ですので 木の橋も新しいですね
5
茶室
順路に従って歩いてみました
茶室のようなものがありました
6
風雲池田城
なぜ 「風雲」が 付くのん?
むかしTVで 風雲真田城(ふううんさなだじょう)ちゅうのをやっていたからです
50年以上むかしの話しです
7
ピンホール池田城
↑ の テーブルで、持参した自作ボディキャップ・ピンホールレンズで撮ってみました
このほうが 「風雲池田城」の感じがしますね
8
天守閣より
天守閣より池田市内を見下ろしています
レンズの差じゃなく カメラの差のようにも思います
あっ、今回は絞りをF11まで絞っております
訂正)
前回は、コシナ製フォクトレンダー と スーパー琢磨くんの両方で撮っており
ブログにアップしたのは スーパー琢磨くんのほうでした
9
お城の側面
お城は 側面も新たらし過ぎて 見るものはありません
10
復刻瓦(かわら)
出口の門の瓦です
やはり 新し過ぎますね
11
帰りの階段
帰るときは この急な階段を降ります
いえっ、もちろん来るときに使ってもよいのですけど
12
城山町
階段を降りると 城山町です
13
もう1枚 城山町
前回の残念は この城山町でした
今回は 根性を入れて撮りました
ええ~、前回のほうがええってぇ
14
天守閣を望む
ちょっと池田駅側に下ったところから 天守閣を望んでいます
城山町に住む人々は幸せですねぇ
15
栄町商店街
阪急池田駅に向かって戻ります
平日のお昼まえ、池田駅前まで続く栄町商店街は がら~んとしておりました
アーケードにぶら下がっているのは 池田市のマスコットのウォンバットくんです
****************************************************
■ 2011年9月22日撮影
■ 1、7枚目を除いて Nikkor H Auto 28mm F3.5 on D700
■ 7枚目 ボディキャップにピンホール + D700
■ 絞り優先オート 絞り開放~F11
■ ISO200~3200
■ 露出補正 すべてマイナス1/3EV
****************************************************
50年以上まえの ニッコールH 28mm F3.5 でしたが
切れ味良く フレアーも目立たず さすがニッコールと思いました
ニッコール28mm3.5、の写りは文句ありませんね。
被写体で言うと池田城よりも、12、の城山町の方が風情があります。
う~ん、レンズの絞り表記の色分けが懐かしいです
ニッコールH28mmf3.5は高校時代撮りテツのころバイトして買った思い出のレンズなのです。
良い写りのレンズなんですね。
フルサイズで撮ってみたいですが、D3もD700も持ってないのでAPS-Cに付けて連れ出してみます。
そうだ、Fにつけて銀塩マニュアルでとるっちゅう手もありますね。(笑
当時の毎日カメラの評価では芳しくなかったと記憶してますが、改めて使ってみると、かなりGOODです。少なくともAPS-Cサイズで使う限りAF28mm F2.8Dより良いです~
全然知りませんでした......
むかしのコーティングですので もっと色合いが渋く出るかと思いましたが
だいたい 目で見たとおりの色になっているようです。
距離リングは 無限遠から最短60cmまでで約180度回転させなければならず
ピント合せに苦労するかと思いましたが フォーカスエイドが役立ちました。
はいっ、絞りの色分けが楽しい 非Ai レンズで~す ♪♪
Ai 改造してしまいましたが (涙)
おぉ~、高校生のときから ニッコール H28mmを お使いでしたか。
ええなぁ~
わたしは中古のH28mmを手に入れて FMやF3で使いましたが
距離リングの回転角度が大きく 絞らないと良くピンボケを起こしましたよ。
回転角度が小さくなったAi 28mmF3.5を買いに行きましたが タムロンの28/2.5を買わされました (涙)
このレンズ、デジタルで使うときは フォーカスエイドの利用がおすすめで~す。
えへへ、5枚目は茶室にピントを合わせると 新しい建物だということが丸判りになりますので
手前の柵にピントを合わせてみました。
12枚目の城山町、お風呂の焚口あたりが 純さん好みの「昭和のかけら」でしょうか (^^)
28mmは、1980年頃から良く使った画角で わたしの好みの画角のひとつです。
ニッコールH28mmは、単層膜コーティングのせいか コントラストが強すぎることがなく
おだやかな写りになるようです。
ニッコールC型は、Ai タイプになる前に それまでのレンズ構成と同じでコーティングを改良したタイプでしたね。
描写のクッキリ感が向上していると思います。
カメラ毎日の 「良質画像何%」という評価は、厳し過ぎたり ???だったりでしたね。
同誌でボロクソに書かれて 売れなくなって倒産したメーカーもあるという噂がありました。
Ai AF 28mmF2.8Dレンズは 小型軽量はすごく良いのですが
このシリーズ共通のプラスチックの質感がいただけませんねぇ~ (涙)
阪急池田駅側から 五月山公園へ登っていく坂から見て
右手(南側)のほうの丘のうえに ちょろっと見えるのが小さな天守閣です。
実はわたしも今年の6月に 始めて行きました。
入場無料で~す (^^)
ちなみに、私が推す ベスト28mmは
MD ROKKOR 28mm f3.5 ですね。
http://nikonf3.exblog.jp/i102/
どうでしょう??
MDロッコール28mmF3.5も 良い写りですねぇ
CUBライダーの写真、最高です。
わたしが推すベスト28mmは、ヘキサノンAR28mmF3.5と
やっぱり スーパー琢磨28mmF3.5でしょうね。
スーパータクマー28mmF3.5(マイクロ4/3)
http://nakajimaak.exblog.jp/15737233
スーパータクマー28mmF3.5(フルサイズ)
http://nakajimaak.exblog.jp/23278400
わたしは スーパー琢磨28mmF3.5を2本持っております。
1本は 単層膜コーティングで一般的なやつで
もう1本のほうは スーパー琢磨でありながらマルチコーティングされたやつです。
どちらも さすが日本の広角レンズの代表選手の写りです。
ぜひ、絞り開放で お嬢ちゃん達を撮ってみてください。
目からウロコが落ちますよぉ (^^)