古い28mmレンズの撮り較べ
2011年 11月 05日
いひひ、手持ちの古い広角28mmレンズを撮り較べてみました
コムラノン 28mm F2.5
タムロン 28mm F2.5
ミール 20mm F3.5
キヤノン 28mm F2.8
おっと ロシアン製のミールは 28mmではなく20mmでしたね
すべて松下さんのG1にアダプターを付けて撮っておりますので
焦点距離は2倍になっておりますが 描写の印象だけでも味わっていただけたら
「ちょっとレタッチして コントラストを上げれば ぐっと良くなる」 と 思われる画像も多いですが
すべて jpegで撮ったままのノータッチです
1
コムラノン28mmF2.5
まずは 1960年代後半に造られた コムラノン28mmF2.5の姿からです
自分で自分は撮れませんので RE トプコール 58mmで撮っています
■ 2011年9月5日
■ RE Auto Topcor 58mmF1.4 @ 絞り開放F1.4 on Lumix G1
2
まくらもと
夕方の4時過ぎごろに撮りました
現代のレンズと変わりませんね
絞りは開放ではなさそうです
■ 2011年9月5日
■ Komuranon 28mmF2.5 @ 絞り??? on Lumix G1
3
コミネ135mmF2.8
フレアーもなく 良く写っていると思います
写真のレンズ名は Vivitarとなっていますが 日本のコミネが造ったレンズです
なんで判るねん?
えへへ、米国Vivitarのレンズは 100%すべてOEMで
レンズの番号の最初の2桁で 製造したメーカーが判るのです
このレンズの番号は 28755113ですが 28で始まるのはコミネ製なんですよ
■ 2011年9月5日
■ Komuranon 28mmF2.5 @ 絞り開放F2.5 on Lumix G1
4
Tamron 28mmF2.5
お次は タムロン28mmF2.5です
このレンズの正確な発売時期は知りませんが
わたしが買ったのが1981年ですので きっと1970年代の後半と思われます
レンズにゴミがいっぱい溜まってますが 前回もゴミが写っておりました
このレンズの鏡胴はゴミを集めやすいのです ← ウソです m(_ _;)m
この写真、くっきり撮れているのは 現代のレンズで撮っているからです
■ 2011年10月23日
■ Lumix G 14-45mm @ 絞りF5.6 on Lumix G1
5
花屋さん
このタムロン28mmF2.5は 斜め逆光には非常に弱くてハレーションを起こしやすいのです
まずは 強い光の無い花屋さんです
おだやかに写っております
■ 2011年10月23日
■ Tamron 28mmF2.5 @ 絞り開放F2.5 on Lumix G1
6
たこ焼きキャコタ
散歩道にある たこやきキャコタです
キャコタとは タコヤキを後ろから読んだものです (^^)
明るい光がいっぱいで 画像全体がややフレアーっぽくなっています
■ 2011年10月23日
■ Tamron 28mmF2.5 @ 絞り開放F2.5 on Lumix G1
7
水飲み小僧
蛇口が無くなって よじ登り小僧になっています
やはり フレアーがかかっております
■ 2011年10月23日
■ Tamron 28mmF2.5 @ 絞り開放F2.5 on Lumix G1
8
MC Mir-20M 20mm F3.5
つぎはソ連製の ミール20mmF3.5です
ミール20M 20mmF3.5は 1977年からソ連のクラスノゴルスク機械工場(KMZ)等で造られました
1983年ころから マルチコーティングされて MCとなっています
写真のように フィルター枠の無い巨大な前玉ですので
カメラに付けますと レンズを傷付けないように 巨大なレンズキャップは必携です
1枚写真を撮りますと 大事そうにレンズキャップをはめるのは相当恥ずかしいです
どんな写りでしょうか
■ 2011年11月1日
■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
9
どこへ行こうかなぁ
きょうは どこへ行こうかなぁ と コムギがアホ面をしています
う~ん、マルチコーティングが効いて 見たままの色で撮れています
ピントは、MFアシスト無しで撮ったら 路上の磁石タイルです (涙)
■ 2011年11月1日
■ MC Mir-20M 20mmF3.5 @ 絞り開放F3.5 on Lumix G1
10
公園にて
ピントは手前のドラエモン風ニャンコです
すべり台は柔らかくボケているし うれぴー
■ 2011年11月1日
■ MC Mir-20M 20mmF3.5 @ 絞り開放F3.5 on Lumix G1
11
わんことミッキー
ピントが来てましぇ~ん
コーナンの窓ガラス越しに 右のワンコをねらったのに
MFアシスト無しでは どこにもピントが来てましぇ~ん、うえぇ~ん
まあ 見たままの色ですので (^^)
■ 2011年11月1日
■ MC Mir-20M 20mmF3.5 @ 絞り開放F3.5 on Lumix G1
12
キヤノン FD 28mmF2.8
最後は1977年製 キヤノン 28mmF2.8です
正式名は Canon Lens FD 28mm 1:2.8 S.C. です
外装が全てプラスティックで 安物そのものの外観ですが
その写りはどんなんでしょう
■ 2011年11月5日
■ AF Nikkor 50mmF1.4 @ 絞りF5.6 on Nikon D700
13
エリザベスカラー
まず難しいシーンから
おっぱいばかり舐めるので エリザベスカラーをはめられたコムギです
明るい碁盤も 暗いコムギの顔も 問題なく写っています
ピントが甘いのは、MFアシスト無しと わたしのローガンのためです
■ 2011年11月3日
■ Canon FD 28mmF2.8 @ 絞り開放F2.8 on Lumix G1
14
おねぃさんと二眼レフ
ふと顔をあげると 二眼レフを構えたきれいなおねぃさんが わたしを狙っておりました
いひひひ、ウソですよ~
自動販売機にプリントされていたおねぃさんでしたぁ
ピントは二眼レフの撮影レンズに合わせましたが
ピントは良くありません
元のプリントがシャープに写ってないのです
ウソだと思われるなら このプリントを探して写真を撮ってみてくださ~い
■ 2011年11月3日
■ Canon FD 28mmF2.8 @ 絞り開放F2.8 on Lumix G1
15
おっさんとヘビ
誰かが トントンと肩をたたきます
ふり返ると ヘビを首にまいたおっさんが 不気味な顔で ・・・
首には鉄棒が刺さっております
■ 2011年11月3日
■ Canon FD 28mmF2.8 @ 絞り開放F2.8 on Lumix G1
16
古道具屋さん
まえに、きれいな人形のおねぃさんと わんこの車夫を撮った古道具屋さんです
この日も 変わった品物がありました
キヤノンFD28mmF2.8の写り、これは古レンズの写りではありませんね
発色、歪みなど どれをとっても現代レンズに何も負けておりませんです
■ 2011年11月3日
■ Canon FD 28mmF2.8 @ 絞りF4 on Lumix G1
おわり
おまけ(2011年11月7日追加)
旭丘団地にて
jmiin さんから、ミール20mmF3.5に関するコメントを頂きました
絞りを開放F3.5から 1/3段絞ってF4で撮った画像です
なにか 普通に写りすぎて 古レンズで撮った面白さがありませんね (;。;)
■ 2011年11月1日
■ MC Mir-20M 20mmF3.5 @ 絞りF4 on Lumix G1
そんな訳で今回は7枚目に惹かれておりますよん。
今回は5、7、10、11枚目に惹かれました。
5、7枚目はタムロンレンズの特徴でしょうか、詳しくは
分かりませんが、ダイナミックレンジが素晴しいですね。
10、11枚目はタムロンレンズに少しだけ切れ味を
付け足したような感じがありますね、何れも素敵な
画像ですね。
このレンズ群の中で、一番期待したのですが、良くも悪くも期待を
裏切られました。
でも、それくらい良いレンズなのでしょう。どうせ元ネタはツアイス
(イコン)辺りでしょうし。
このごろのデジタル用のレンズは
画面全体にうっすらフレアーがかった写りというのが 無くなってしまいましたね。
なにか工夫して 撮像素子とレンズ間の往復反射を抑える技術が発達したのでしょう。
これはフィルムのほうが デジタル撮像素子の前のフィルターよりも反射率が少なく
フィルムとレンズの往復反射が少なかったためのようです。
そう言えば、古レンズでは 銀塩時代よりもフレアーがかった描写が多く見られるようです。
7枚目、逆光という程ではないのですけんど (^^)
えへへ、5枚目は柔らかい銀塩時代の描写じゃないかと思います。
7枚目の水飲み小僧は、右側からの斜め逆光を 左手でハレ切りしています。
ハレ切り無しですと赤っぽい丸いゴーストが出ておりました。
10枚目のミール20mmの「公園にて」の描写ですが
被写体と背景の距離関係が良かったのか うまく背景がボヤけてくれました。
11枚目の「わんことミッキー」、ピンボケ写真ですが
まぁ銀塩風写真ということで ・・・ (^^)
ミール 20mmF3.5ですか。
このレンズの生い立ちを調べてみましたが 良く判りません。
年代的には、フレクトゴン20mmF4の後で 影響はされているでしょうが
設計は全く別物ですね。
今回アップしたのは、開放F3.5の画像ばかりでしたが
1/3段絞ってF4で撮りますと 現代レンズの写りです。
おまけでアップしました。
ロシア(ソ連)製の写りが意外と普通でしたね。
派手なフレアーが出るのを期待しているようで悪いですけど(^^ゞ
8、のカメラの装着したところはカッコ良くて、
はたしてどんな写真が撮れるのか?
と想像が目一杯膨らんでおりました。
いひひ、むかしから 期待したレンズの写りちゅうもんは
それほどでもないもんですよ~。
1983年製ですので、もともと 古レンズとは言えないのかも知れませんが
ソ連や ロシア製のレンズは、がっくり来るカメラ本体と違って ごく普通の描写が多いです。
でも確かにミールの外観は、「どんな写りになるんじゃい」という迫力ある形でしょ (^^)
ええっと、めだま親父ですね
めだま親父
めだま親父
めだま親父って ありませんけんど
8枚目の ミール20mmのことだと勝手に思いますぅ~
めだま親父、今回の写真は いたって普通ですけれど
目玉の写真だけは かっこええでしょ (^^)
タムロン28mmの描写、銀塩フィルムでは もうちょっと切れ味が鋭かったように思いますが
7枚目の水飲み小僧に その片鱗がうかがえます。
13枚目のエリザベスカラーのコムギは 「おっさん、こんなもん外してくれぇ~」と 言っとります。
nakajimaさんの机の上が気になって。。
D700のトリセツのキンカンにSIGMAレンズ(17-70かな?)
それにBCのラジオでしょうか。重しも必ず。。。
ここにすわって、絞り羽をすりすりでしょうか。
えへへ、コムラノン28mmで撮った まくらもとのボックス
D700の取説は400ページ以上もある取説ではなく 薄い「これだけは読め」のほうです。
本体の取説は ほとんど読んでおりません、で 写真も進歩がありません (^^)
レンズは当たりで~す、SIGMA17-70mmで いまでもK100Dに付けてときどき使っています。
文鎮がわりのガラス、BCラヂオ、ブースカ時計、キンカン それに折りたたみ虫メガネで~す。
古くなってきたレンズは、絞り羽根をすりすり ピントリングをぐりぐりですよ。