1円で落札した キヤノンフレックス RP

2017年7月27日(木曜日)

うれしい事がありました

1960年製の キヤノンフレックス RP を ヤフーオークションで 1円で落札したのです

それも うれしいのですが、本当にうれしいのは 出品者が「シャッター膜が最後まで閉じない」と
書かれていたジャンクの個体でしたが
潤滑油の一吹きで シャッター膜が B、1秒~1/1000秒まで閉じるようになったことなのです ♪♪♪





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キヤノンフレックス RP

これが 届いた状態の キヤノンフレックス RP です

綺麗な個体です
出品者は カメラ業者さんと思われるのですが
出品説明には「シャッター音はするが シャッター膜が最後までは閉じないのでジャンクとします」とあり
きれいな外観写真と共に こんな写真が貼りつけられておりました


出品写真
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シャッター膜が閉じ切らずに 途中で止まっています

これは 古いフォーカルプレーンシャッターでは時々起こる現象で シャッター膜巻取り軸の油切れですね
わたしは、ペンタックス S3 と キヤノン FX で この現象の経験がありました
両機とも 軍艦部を開かずに 潤滑油をシャッター膜の巻取り軸側に一吹きすることで治りました

このキヤノンフレックスRPも 簡単に治るだろうと 入札開始価格の1円に対して500円で入札しました
でも結局 競争者は誰も現れず 入札開始価格そのままの1円で落札したのです





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状態チェック

届いたキヤノンフレックスRPのファインダーを覗くと真っ暗です
ミラーが上がったままになっていました
でも 巻き上げるとミラーが降りて来てファインダーは見えるようになります

これと同じ現象は キヤノンFTで 経験がありました
修理は出来ませんでしたが 特に問題は無いので そのまま使いました
一眼レフの黎明期のクイックリターンになる前の ブラックアウトのカメラと思えば良いのです


裏ブタを開けて 様子を見ます
出品者の言う「シャッター膜が最後までは閉じない」という現象は
低速度シャッターのときに起こり 1/30秒~1/1000秒では起こりませんでした
でも Bや 1秒~1/15秒ではシャッター膜が開きっ放しになり前後のコマまで感光してしまいます

何回もシャッターを切っていると 1/15秒は何とかシャッター膜が閉じるようになりました
もう少しで改善できそうです





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違った効果

シャッター膜が最後まで閉じないという現象は シャッター膜の巻取り軸に給油すれば治るのですが
潤滑油を吹きかけると シャッターの布幕がヨレヨレになって そのヨレヨレを伸ばすのに結構苦労します
出来ればやりたくないのです


ミラーボックスの向かって左側に クイックリターンの連動アーム(黄色の丸)が見えます
ここに 潤滑油を一吹きしました

シャッターを数回切ります
あかん、ミラーは降りて来ないです
巻き上げるとミラーが降りて来るのは変わりません


シャッター速度を低速度の1/4秒にして シャッターを切ります

「パシャン、ジー」と 初めて聞くガバナーの音が「ジー」と聞こえました
うん?
裏ブタを開いてみると シャッター膜が最後まで閉じています 
もう一度シャッターを切ります
おお~、シャッター膜が最後まで閉じているではありませんか 

シャッター速度を 1秒にして もう一度シャッターを切ります
「パシャーーン、ジー」シャッター膜は やはり最後まで閉じています
治ったよぉ ♪♪♪


クイックリターンを治そうとした給油で なぜかスローガバナーが治って
シャッター膜が最後まで閉じるようになりました

■ 2017年7月26日 ■ Canon G7 with Canon Zoom 7.4-44.4mm Macro





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2台の キヤノンフレックスRP

2台の キヤノンフレックスRP です

左側のRPは ピントが狂っているのです
どんなレンズを付けて無限遠に合わせても 無限遠の少し手前にしかピントが来ないのです

右側が 今回 1円で落札したRPです
実は、もしシャッター膜が治らなかったら 左側と2個1で修理に出せば良いと思ったのでした
でも クイックリターンで無いだけで 病気は治りました

うれしい~





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レンズ

1円キヤノンフレックスRPには 無限遠が出ないほうのRPの スーパーキヤノマティック R 50mmF1.8を
付けることにします

スーパーキヤノマティック R レンズのあとの キヤノンFLレンズも 絞り込みではありますが
キヤノンフレックスRPで使えます

FL レンズの 絞りの A / M切り替えをM側にすれば良いのです


写真は、FL 28mmF3.5を付けた 1円キヤノンフレックスRP です





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 ■ 2017年7月26日 撮る
 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ Speedlight ON

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怪我の功名で治った キヤノンフレックス RP のお話しでした。

1円での落札、出品者のかたには ヤフーオークションを通して 丁寧にお礼を言っておきました。









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Commented by G7_2007 at 2017-07-28 22:53
師匠のこれまでの経験から直してしまうなんて、スバラシイです。
そりゃぁウレシ〜ですよね... ( ^∀^)/
Commented by nakajimaakira1948 at 2017-07-29 01:39
g7 さん、こんばんは!

いやぁ、今回のは クイックリターンを直そうとしたら シャッター膜が治ったという
まったく 怪我の功名 です。
しかし うれしいで~す (^^)

Commented by gaku0107boo at 2017-07-29 12:13
こんにちわ!
ワタクシも今から9年前に初代キャノンフレックスを親戚から譲り受けたことがあります。
・・・というより、ゴミとして捨てられる寸前で「ちょっと待った~。」と拾い上げてきたんですけどね。(笑)
やはりミラーが上がったままになりました。
ライバルであるニコンFがあまりにも堅牢だったのに比して、このキャノンフレックスは2歩も3歩も遅れをとっていたんでしょう。
このキャノンフレックスが頑丈だったら今のキャノンの歴史は大きく違っていたのかもしれないのでしょうね。^^
Commented by nakajimaakira1948 at 2017-07-29 13:23
岳の父ちゃんさん、こんにちは!

おぉ~、岳の父ちゃんさんのキヤノンフレックスもミラーが上がったままでしたか。
ひょっとすると持病だったのかしら。

1959年のキヤノンフレックスは、修理依頼ばかりが来て 数ヶ月で生産中止になり
次の年に キヤノンフレックス2000と このRPを発売したのですが やはり故障は多かったみたいですねぇ。

キヤノンの一眼レフが 最初からニコンFみたいに頑丈だったら どうなっていたんでしょうねぇ。
日本製の一眼レフの歴史が大きく変わっていたと思います。

この大柄なキヤノンフレックスの ペンタ部の C A N O N の文字を見ると
苦労して 一眼レフのクレームに対処していた時代のキヤノンを思い起こします。
キヤノンフレックスRP、大事にしたいと思っています。

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by nakajimaakira1948 | 2017-07-27 06:00 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(4)