キヤノン FD 135mmF2.5 で

2018年6月23日(土曜日)

6月18日の月曜日の朝でした
ミミちゃんをダッコして階段を上がっているとき 強烈な揺れが起こりました

幸いなことに 3階のブタ小屋のカメラ・レンズの保管棚は倒れず なんとか無事でした
余震は4日間続き、6月21日になって 初めて体感する揺れがなかったです

地震は怖いですねぇ


話しは変わって、ひさしぶりに キヤノンFD 135mmF2.5 を 持ち出しました





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キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_1024571.jpg

FD 135mmF2.5 S.C. on Canonflex RP


これが 1973年のキヤノン FD 135mmF2.5 S.C. です

このレンズは FL時代からあるもので コーティングが スペクトラ コーティング(Spectra Coating)になったものです

スペクトラコーティングと言っても マルチコーティングが施されているわけではなく
通常のアンバー系(だいだい色)と シアン系(薄青色)の 単層膜コーティングです


写真のカメラは ずっと古い1960年のキヤノンフレックスRP で
FL型になる前の スーパーキヤノマチックという R型レンズが付いていました





2
キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_10203646.jpg

FD 135mmF2.5 S.C. on α7 II

α7 II に 付けると、小ぶりだが重たい FD 135mmF2.5 は
良く写りそうな感じはしますが 軽いボディとのバランスが悪いですね


     仕様

概要    : キヤノン製 1973年 FDマウント 望遠レンズ
構成    : 5群6枚構成
絞り    : 8枚
コーティング: 単層膜コーティング(Spectra Coat)
最短撮影距離: 1.5m
フィルター径: φ58mm
重量    : 630g


それでは この組み合わせで撮った 絞り開放写真に行ってみます





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キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_10424298.jpg

大雨

地震の2日後、豊中は夕方から大雨になりました
余震は続くわ、大雨は降るわ 暗い気分です

プランターの花たちも 元気がありません





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キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_1049532.jpg

夜景

大雨が止んだあとの 夜です

いつもの左下がりですが 近所の家々は なんとも無かったようです

画面中央右側の 手すりにピントを合わせました





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キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_10553766.jpg

チュンチュン

チュンチュンくんが 電線を足でしっかり掴み 身づくろいをしています

あんた等は ええね~
地震なんか知るかいって

この写真、ピントが悪いです m(_ _;)m





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キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_11121447.jpg

こいつは地震を知らない

ダッコしてもらって 3階へ上がる階段の途中で地震があったので
こいつは 地震があったことを知りません

おだやかな表情で レンズを眺めています





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キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_11174970.jpg

夕焼け

あまり赤くない 夕焼け小焼けです

キヤノンのスペクトラコーティングは レンズに寄らず
どんなレンズで撮っても 色合いが変わらないコーティングだそうです





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キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_11222152.jpg



朝が来ました

今日は 余震がありませんように





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キヤノン FD 135mmF2.5 で_b0069128_11251352.jpg

嘆きのライカ

暗い話しが続きましたね
面白い話題に行きましょうね

この「嘆きのライカ」は、20年ぐらい前に本屋さんで立ち読みして そのまま忘れていた本です
著者の 池ヶ谷 忍さんは、わたしより10歳ほど年上の方で 30年以上 静岡で小・中学校の先生をしたあと
フォトジャーナリストになられたのです

わたしと同じ趣味の方で 古カメラ・レンズを集めておられました
本の内容は、少年時代の カメラにまつわる数々の失敗が ほろ苦く書かれています

寝るまえに 枕元にカメラやレンズを並べて ウィスキーをチビチビ舐めながらファインダーを覗くのですが
眠くなって キャノンF-1 が 顔のうえに落ちて来た話しなど大笑いです



「嘆きのライカ」と ライカⅢf を 並べて キヤノンFD135mm で 撮ってみました
ちゃんとピントを合わせれば このレンズ素晴らしい解像力がありますねぇ




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 ■ 2018年6月20日~23日 撮影
 ■ 1 & 2枚目 AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ 3 ~ 9枚目 Canon FD 135mmF2.5 S.C. on Sony α7Ⅱ
 ■ 絞り優先AE、すべて絞り開放 F2.5

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地震は怖いですねぇ









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Commented by jikomannte at 2018-06-23 16:19
地震はもう勘弁して貰いたいですね、本当に。
最後の一枚の描写は良い感じですね。
Commented by nakajimaakira1948 at 2018-06-23 20:07
純さん、こんばんは!

はいっ、ほんとうに地震は怖いです。
防ぎようがありませんものねぇ。

最後の「嘆きのライカ」で、FD135mmF2.5 の実力を見た思いです。

Commented by gaku0107boo at 2018-06-23 23:10
こんばんわ!
この時代のレンズは解像力がかなりあるんですね。
ワタクシも先日、親父から譲ってもらったSMCタクマー135/2.5で撮ってみましたが、
その写りには舌を巻きました。^^
135mmというのはどこのもスゴイですねぇ。^^
Commented by nakajimaakira1948 at 2018-06-24 00:17
岳の父ちゃん さん、こんばんは!

そうですねぇ、135mmあたりのレンズは 低分散ガラスを使わなくても色収差が目立ちませんので
1960年代以前の古いレンズでも 立派な解像力を持ったレンズがありましたです。

わたしの持っている3群3枚構成の カールツァイス・イエナのトリオター135mmF4なんか
なんと1940年からのレンズですが 立派な解像力とコントラストを見せますよ。

SMC琢磨135/2.5ですか。
ええなぁ~、スーパーマルチコーテッドのSMC琢磨135/2.5 欲しいで~す。

Commented by delsole7 at 2018-06-24 18:10
熊本地震では余震が約一か月程続きまして、夜は眠れず二週間はクルマの中で寝泊まりしていました。
当時、キャスター付きの棚や袖机だけは倒れずに乗せていたカメラもレンズも落ちなくて無事でした。
Commented by nakajimaakira1948 at 2018-06-24 20:31
delsole さん、こんばんは!

コメントありがとうございます。

今朝また余震がありました。
いまは 身体が地震に対して敏感になっておりますので ちょっとの揺れでも怖かったです。

神戸大地震のときは、相当な数のカメラやレンズが棚から落ちて 傷がついてしまいました。
揺れている最中には「命があれば カメラやレンズに傷ぐらい付いてもええわい」と思うのですが
おさまったあとには「おぉ~、傷がつかなくて良かった」と喜んでいます。

今日は ダメージがあったかもと思われるカメラやレンズを 一通り触ってみました。
幸いなことに 触った限りのものはダメージはなかったです ♪♪♪

Commented by choco-arare at 2018-06-27 21:58
nakajimaさぁ~~~ん、こんばんは!
大阪でお住まいなのをすっかり失念していました^^;
地震、こわいですね~。
千葉でもそれほどではないですが、頻繁に揺れてます。
とにかく皆さん、カメラ君達、無事で良かったです。
この先も心配ですが、あまり大なのは勘弁して欲しいですね。
Commented by nakajimaakira1948 at 2018-06-28 04:45
choco-one さぁぁ~~ん、おはようございます!

ありがとうございます。

はいっ、震源地近くの豊中に住んでおります。
前回の神戸地震ほどではなかったですが 相当激しく揺れました。

幕張に住んでいる兄貴が 関東大震災のあともしばらく「毎日揺れている」と言うので
そんなバカなと思っていましたが、今回は「毎日揺れている」を実感しています。

神戸地震では棚から転げ落ちた古カメラ・古レンズたち
今回はラッキーで無傷で生きております (^^)

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by nakajimaakira1948 | 2018-06-23 12:04 | 135mmF2.5 Canon FD | Trackback | Comments(8)

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