2017年2月15日(水曜日)

わたし   「おいっ、服部緑地へ行くぞ」
ミミちゃん 「うんっ、1か月ぶりやねぇ」
わたし   「あんたは1か月ぶりでも こいつは30年ぶりやぞぉ」
ミミちゃん 「???」

そうです
30年ぶりに コンタレックスの標準レンズ プラナー50mmを使ってみます

コンタレックスに付いていたプラナー50mmF2は
レンズ鏡胴に絞りリングが無く ボディに付いているギアーで絞りを操作するのです

コンタレックス ブルズアイの詳細は コンタレックスのこと で紹介しています

その 扱い難いコンタレックス用のマウントアダプターを入手したのです





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Contarex→NEX マウントアダプター

これが 1959年製の Planar 50mmF2が ソニーのミラーレスカメラで使える
絞り操作リング付きのマウントアダプターです
絞りの操作リングが アダプター側に付いているでしょ ♪♪♪

プラナー50mmF2
35mmフォーマット用のプラナーとしては 20世紀に初めて現れたレンズです
1896年に発表されたプラナーが 何故か60年以上 一般的にならなかった理由は
4群6枚のレンズ構成のため 8か所の空気とガラスの境界面があり
コーティングの無かった時代では 光量の反射ロスのために 暗いレンズとなってしまい
あとから出て来た3群4枚構成のテッサー型のほうが重宝がられたためと思います

プラナー50mmF2の仕様は

レンズ構成 : 4群6枚
コーティング: アンバー(だいだい色)と マゼンタ(赤~赤紫色)の単層膜コーティング
絞り羽根数 : 9枚
最短撮影距離: 約 28cm
フィルター径: 専用バヨネット と φ49mm



ちょっと プラナーの お勉強をしましょう

1896年 カールツァイスの パウル・ルドルフ博士が 4群6枚のプラナーF4.5を発表

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プラナーとは Plane(平坦な)から取った命名です



1953年 ローライフレックスが プラナー80mmF2.8 4群5枚 付きを発売
1957年 ハッセルブラッドが プラナー80mmF2.8 4群6枚を 標準レンズとして発売
1959年 コンタレックスの標準レンズとして プラナー50mmF2を発売
1961年 コンタレックスの標準レンズに プラナー55mmF1.4を追加発売
1970年 ローライが ライセンス生産で 35mm一眼レフに プラナー50mmF1.8付きを発売

これ以降、一般のレンズを造らなくなったカールツァイスは 製造をライセンス生産にまかせて
ヤシカ・コンタックスなど 日本製のプラナーの時代になって現代に至ります


ごたくはここまで
プラナー50mmF2をソニーα7に付けた 絞り開放写真に行きます





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コンタレックスを撮る

初めての被写体は プラナー50mmF2が付いていた コンタレックス(愛称ブルズアイ)です

ピント拡大機能を使って Contarexの文字をねらったのですが
ハチの巣状の露出計の下の 絞りを伝えるピンあたりに行ってますね





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早朝

朝6時半に撮った写真です

ピントリングが最短撮影距離付近にあったので
この写真を撮るには 約300度ほど回さねばなりません
マクロレンズみたいです





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引き伸ばしレンズ

引き伸ばしレンズたちを撮ってみました
絞り開放でも E-ヘキサノンの絞りリングの「8」の文字にピントが合いました





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恐竜のあかちゃん

服部緑地公園へ行く途中の 小さな公園です

逆光ですが フレアーも出ずに あかちゃんの右目にピントが合っています





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ダクタイル鋳鉄管

いつも撮るダクタイル鋳鉄管です
12時半の位置の「忍び返し」の先にピントを合わせたつもりでしたが
合っていないようです





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アーチ

服部緑地公園です

小さな池の アーチ型の基礎です





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合掌造り

コンクリート柱の間にカメラを突っ込んで 入場せずに撮っています
ピント拡大機能を使わずに ピーキングで撮りました

どうも 赤い消防ホースの箱あたりにピントが行ってますね





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うれしいミミちゃん

歩くと 枯葉がガサガサいうのがうれしいミミちゃんです





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野鳥の聖地

ここは 珍しい野鳥が来るので有名なところです





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朝の雰囲気

30年むかし、朝 プラナーで女房を取ったら 朝の空気が写っていました
たぶん フレアーか何かの収差だったのでしょうが 忘れられません

この写真も、建物の中央あたりが 朝の光で霞んでいるように見えます
どうでしょうか





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大根を干す

いまは使われていない 日本民家集落の裏門で
大根が干されておりました





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目くそ

稲荷山のベンチで一服していると ミミちゃんもベンチに上がってきます

目くそが付いていましたので 取ってやりました
取ったあと 最短撮影距離付近で撮ろうとするのですが じっとしません

動かないように 左手でアゴを支えて撮りました
目くそのカスまで写っています





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うめ

梅林では うめの花が少し咲いていました

ストロボ一発欲しいところですが





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11時

帰り道です

9時まえに家を出て 2時間のワンコ連れカメラ散歩でした
コムギの時は3時間ぐらいだったでしょうか
足が弱くなってきましたよ





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鼻の頭

いつものカンテラ少女です

カンテラ少女 「お帰りなさい」
わたし    「きょうは 大きく撮ってあげましょう」

顔がいっぱいに写るように 近寄って撮りました
目にはピントが合わず 鼻の頭にピントです (涙)



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 ■ 2017年2月9日~11日撮影
 ■ Planar 50mmF2 on SONY α7
 ■ 絞り優先AE、すべて絞り開放 F2

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おまけ
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Carl Zeiss Planar 50mmF2 on Sony α7

プラナー50mmF2を ソニーα7に付けています
黒いカメラに付けても 割とかっこええですねぇ

■ 2017年2月9日 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700



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60年ちかくまえの プラナー50mmF2の写真 いかがだったでしょうか

このプラナー50mmF2は 西ドイツのオーバーコッヘンのカールツァイス製ですが
同じ時期に 東ドイツのイエナのカールツァイスでは パンカラー50mmを造っていました

プラナー50mmも パンカラー50mmも 4群6枚の素晴らしいレンズですが
日本では、何故か プラナーの評価が断然高いようです

どちらもアンバーとマゼンタの単層膜コーティングですが
描写の色合いは どちらかと言うと パンカラー50mmが優っているのではないかと思います

日本での評価は、レンズの値段や 仕上げの美しさ等から来ているのではないかと感じます

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by nakajimaakira1948 | 2017-02-15 12:06 | 50mmF2 C.Z Planar | Trackback | Comments(6)

2011年11月12日(土曜)

旧世紀のレンズに 「デジタルで今世紀を見せてやる」 というのが
わたしのライフワークのひとつなんです。

ここで困るのは、倒産して存続していないメーカー製のレンズはどうするかという問題です。
たとえば ミランダやペトリなどのレンズです。

フィルムで撮るのなら レンズが付いていた古カメラでそのまま撮れるのですが
デジタルで撮るとなると 倒産したしまった弱小メーカーのレンズ用にアダプターを作ってくれることもありませんし。

マウントを無視して、デジタル一眼に 使いたい古レンズを押し付けて撮る という方法があります。
「心ズレ」や「光線モレ」 などが予想されますが これは最後の手段です。


今回は、ニコンのリバース(レンズ逆付け)リングを D80に付けて
倒産や撤退してしまったけれど どうしても使ってみたい次のメーカーの標準レンズを撮り比べてみました。

UV Topcor 53mm F2      東京光学の UV Topcor マウント
Planar 50mm F2         西独ツアイスイコンの コンタレックス・マウント
Auto Miranda 50mm F1.8   ミランダのバヨネット・マウント
Petri C.C 55mm F1.8      ペトリの スピゴット・マウント




1-1
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1-1. UV トプコール 53mm F2
東京光学のミラーメーターを使ったレンズシャッター式一眼レフ トプコン ユニ です
1964年製ですので もう50歳まえですね

この53mmF2は よく写るので いまでも使うひとがおられます

ボディ側に絞りリングがあるので、トプコンユニ、ユニレックスでしか使えなかったのですが
最近、UVトプコールマウントを取り外し M42マウントに改造するアダプターが作られています

■ 2011年11月9日
■ Micro Nikkor 60mm + D700




1-2
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1-2 UV トプコール53mm 逆付け
UV トプコール53mmのフィルター径は49mmですので D80に リバースリングで52mm逆付け可能にしたうえに
49mm→52mmのステップアップリングを逆に付けて 49mmのリバースです

■ 2011年11月9日
■ Micro Nikkor 60mm + D700



1-3
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1-3 園山俊二
なつかしい 園山俊二のマンガです

寝ているのは 花の係長の綾路地さんではなくて 同じ顔の息子です

■ 2011年11月9日
■ UV Topcor 53mm F2 Reverse + D80




1-4
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1-4 十円玉
D80は ニコンのAFレンズ以外は露出計が使えません
それで露出はええ加減で~す
色が悪いのは許してください

■ 2011年11月9日
■ UV Topcor 53mm F2 Reverse + D80




1-5
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1-5 万歩計
カシオの万歩計です
万歩計は使いにくかったけんど 時計も付いていました

もう買って15年以上になりますが 電池は交換したことがありません

■ 2011年11月9日
■ UV Topcor 53mm F2 Reverse + D80




2-1
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2-1 カールツァイス プラナー 50mm F2
西独のツァイスイコンが 1959年に発売した コンタレックス(ブルズアイ)です

このプラナー50mmF2は、フィルム数本撮っただけですが 朝の空気まで写った記憶があります

■ 2011年11月11日
■ Micro Nikkor 60mm + D700




2-2
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2-2 プラナー 50mm 逆付け
どうですか
逆付けしても高級感がただよってませんか (^^)

プラナー50mmは フード取り付け用の爪とともに 49mm径のフィルター枠も付いてますので
D80への取り付けは UV トプコールの場合と 同じ要領です

■ 2011年11月9日
■ Micro Nikkor 60mm + D700




2-3
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2-3 木皿のお城
ロンドンで買った木皿のお城です
すんませ~ん、露出をまじめに合わせなかったので暗いです

■ 2011年11月9日
■ Planar 50mm F2 Reverse + D80




2-4
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2-4 記念プレート
1998年に竣工した 南アフリカのプロジェクトの 記念プレートです

■ 2011年11月9日
■ Planar 50mm F2 Reverse + D80




2-5
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2-5 にゃんこ
数年まえに道で拾った ニャンコです
ピントは目をねらったのですが ずれてしまいました

■ 2011年11月9日
■ Planar 50mm F2 Reverse + D80




3-1
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3-1 オートミランダ 50mm F1.8
ミランダ センソレックスの標準レンズ オートミランダ 50mmF1.8です
1966年に発売されました

このレンズとカメラは最近手に入れたもので 使ったことはありません
と言うよりも、わたしはミランダで写真を撮るのは 生まれてはじめてなんです

わくわく どきどき

■ 2011年11月9日
■ Micro Nikkor 60mm + D700




3-2
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3-2 オートミランダ 50mm 逆付け
それが うまくいきません
ミランダ 50mmのフィルター径は46mmでした
それで ステップアップリングで49mmにしたリバースリングでは 大き過ぎてすぐ外れます
リバースリングを元の52mmにして レンズを手で押し付けることにします

もうひとつ、ミランダレンズはボディから外すと 自動で最小絞りになってしまい
写真に見えるピンを押し下げないと ファインダーは真っ暗です

写真を撮るときは、左手でボディを持ち レンズが外れないようにボディ側に押し付けて
右手でピンを押し下げながら 身体を前後させてピントを合わせます (;。;)

■ 2011年11月9日
■ Micro Nikkor 60mm + D700




3-3
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3-3 前面シャッターボタン
そんなわけで、両手がふさがっていて 被写体を探せません

仕方がないので いままでレンズが付いていたボディの前面シャッターが被写体です

ピント合ってないです

■ 2011年11月9日
■ Auto Miranda 50mmF1.8 Reverse + D80




3-4
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3-4 SENSOREX
レンズは外れてくるし、ピンで指は痛いけれど 何とかもう一枚
SENSOREXの刻印を撮りました

白と黒ばっかりです
ミランダのデジタル写真での発色は また今度

■ 2011年11月9日
■ Auto Miranda 50mmF1.8 Reverse + D80




4-1
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4-1 ペトリ 55mm F1.8
最後は1964年の ペトリ フレックス7 の標準レンズ、Petri 55mm F1.8 C.C です

アンバー系とシアン系の美しい単層膜コーティングが施されており 最短撮影距離は60cm
シルバー鏡胴に目盛りが刻印された 素晴らしい仕上げです

ペトリのレンズも評判が良く いまだにファンが多いですが
デジタルでは M42マウントのペトリレンズを使われている方が多いようです

■ 2011年11月11日
■ Micro 60mm F2.8D + D700




4-2
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4-2 ペトリ 55mm 逆付け
ペトリの55mmは フィルター径が55mmでした
55mm→52mmのステップダウン・リングが要ります (;。;)

リバースリングに49mm→52mmのステップアップリングを付けて
それをペトリのレンズのフィルター枠の中に入れると 大体すっぽりはまりました

レンズをボディから外しても 絞りは開放になっているので、ピンを押さえる必要は無いので
抜けないように押さえるだけで良いので、ミランダよりはだいぶ楽です

■ 2011年11月11日
■ Micro 60mm F2.8D + D700




4-3
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4-3 オロナイン
オロナイン軟膏です

数年に1回、イボ痔になったときに使います

■ 2011年11月9日
■ Petri 55mm F1.8 C.C Reverse + D80




4-4
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4-4 傘
アーノルド・パーマーの傘です
いやにヘタクソな刺繍だなぁと思ったら ハンカチが裏返しでした

■ 2011年11月9日
■ Petri 55mm F1.8 C.C Reverse + D80




4-5
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4-5 ミッキー
むかし息子が TDLのみやげに買ってきてくれた ミッキー栓抜きです

■ 2011年11月9日
■ Petri 55mm F1.8 C.C Reverse + D80


おわり




なんで露出計の働かないD80で撮ったのでしょう
D700の絞り優先オートで撮れば すくなくとも露出はバッチリだったのにぃ




【追記】2013年7月28日
その後、UVトプコールについては UVトプコール→M42のマウントアダプターを自作して
ペンタックスK100Dや Lumix G3で使用しております。

ミランダについては、2012年10月にeBayで ミランダ→マイクロフォーサーズのマウントアダプターをせり落とし
Lumix G1 や G3で楽しんでおります。












by nakajimaakira1948 | 2011-11-12 12:22 | 50mmF2 C.Z Planar | Trackback | Comments(8)