カテゴリ:53mmF2 UV Topcor 黒( 2 )

UVトプコール53mmF2で

2014年8月15日(金曜日) 終戦記念日

また暑くなり 外に出る気がしません

UVトプコール53mmF2で遊んでいます
UVトプコールは、1964年のレンズシャッター式35mm一眼レフの トプコンユニのレンズで ちょうど50年前のレンズです

UVトプコールは、トプコン製のフォーカルプレーン式の35mm一眼レフ(トプコンR、REスーパー等)とは マウントが異なります
このあたりの詳しいことは 「UVトプコール→M42 マウントアダプター」をご覧ください

2年半まえに このマウントアダプターを作ってから、わたしは UVトプコールの写りに感心しっぱなしです
UVトプコール 35mmF3.5 ・・・ シャープで 単層膜コーティングなのにフレアーが全く出ない
UVトプコール 53mmF2   ・・・ シャープで柔らかい描写

50年まえに このようなレンズを造っていた東京光学に幸あれと願うものです





1
b0069128_10555365.jpg

UVトプコール53mmF2

このUVトプコール53mmF2は、トプコンユニのベセラー商会版のベセラートプコンAuto100に付いていたものです
当時の東京光学は、クロームのボディには白鏡胴を ブラック塗装のボディには黒鏡胴を付けておりました
しかしこのUVトプコール53mmの黒鏡胴は 写真のように被写界深度のリングがブロンズ色です

被写界深度のリングの下の 2~22と記されている絞り調節リングと少し径の大きなリングがマウントアダプターです
M42に変換されたレンズは M42→NEXと記されたマウントアダプターに嵌(はま)っています


シャープでありながら柔らかい描写が特徴の、4群6枚構成の UVトプコール53mmの唯一の弱点は
最短撮影距離が70cmと長いことで 接写や近接写真は苦手なのです

ところで、この写真は α7に珍しいレンズを付けて撮っておりますよ





2
b0069128_1195713.jpg

トリオター135mmF4

1枚目の写真は このカールツァイスJenaの トリオター135mmF4を α7に付けて撮りました

このレンズは1940年(昭和15年)から造られていますが、シアン系のブルーのコーティングが誇らしげです
わたしのトリオターは、カールツァイスのシリアルナンバーと製造年の資料より 1950年か1951年に造られています

最短撮影距離が1.5mと長いので、1枚目に写っているトプコンの中間リングのNo.2を使っています
中間リングを付けているところは撮り忘れましたぁ







3
b0069128_11171884.jpg

UVトプコール53mm白黒

右側から、UVトプコール53mmF2白鏡胴、黒鏡胴、UVトプコール→M42 マウントアダプターです

UVトプコールレンズ自体には絞り調節リングはありません
左端のマウントアダプターに 絞り調節リングが付いています





4
b0069128_11173836.jpg

正面から

正面から見たところです

アンバー系のダイダイ色と シアン系の薄紫色の単層膜コーティングが施されていますが この写真ではわかりませんね

白鏡胴レンズの フィルター取り付け枠(わく)の内側が白いのが気になりますが
この時代のレンズには 内側が白いものも多いです





5
b0069128_11385047.jpg

UVトプコール53mmF2黒鏡胴

今回は この組み合わせで撮っています
UVトプコール53mmF2のフィルター枠は49mmなので ペンタックスのフードを使いました





6
b0069128_11524335.jpg

ミーンミーン、セミセミセミセミ

この写真のみF4まで絞りました
あとの写真は 絞り開放F2です

家の前の公園です
せみが、ミーンミーン セミセミセミセミセミセミセミセミと鳴いております





7
b0069128_11585485.jpg

ピントは?

ピントは 中央の木製ジョッキのBEERの文字あたりで~す





8
b0069128_1211752.jpg



夜の描写です
50年むかしのレンズとは思えませんね

■ 絞りF2開放 ■ シャッター速度 1/30秒 ■ ISO6400(ISOオート)





9
b0069128_1231349.jpg

ミミちゃん

う~む、右眼がシャープに写っています





10
b0069128_1254073.jpg

等倍ミミちゃん

9枚目の写真の等倍のものを トリミングしてみました
いつもは こんな鑑賞のやりかたはしないのですが、うれしくて (^^)





11
b0069128_121054.jpg

動物会議

いつもの会議のなかに ペンタックスSPを置いてみました
ボケ味もええです



*************************************************
 ■ 2014年8月11日~8月15日撮影
 ■        1枚目 Triotar 135mmF4 on Sony α7
 ■ 2  ~  5枚目 Micro 60mmF2.8D on Nikon D700
 ■ 6  ~  11枚目 UV Topcor 53mmF2 (Black) on Sony α7
 ■ 絞り優先AE、6枚目以外 すべて開放F2
 ■ ISOオート

*************************************************


おまけ
b0069128_14545332.jpg
トプコンユニ

この下側のレンズが UVトプコール53mmF2 の黒鏡胴です
資料は「トプコンクラブ」より借用しました












by nakajimaakira1948 | 2014-08-15 12:23 | 53mmF2 UV Topcor 黒 | Trackback | Comments(6)
2012年2月25日(土曜)

1964年頃のことです。
おやじに 待望の一眼レフ ミノルタSR-1を買ってもらった中学生のわたしは 露出に苦労しておりました。

1963年に東京光学から 付けているレンズを通して適正露出をはじき出す(今で言うTTLです)の トプコンREスーパーが
ミラーメーター(ミラーにスリットを切り込み ミラー裏のCdSで測光)を搭載して 世界最初のTTL露出計機として発売されていました。

そして 1964年には やはり東京光学からミラーメーター測光で
世界初のレンズシャッター式EE一眼レフの トプコンユニが発売されました。
トプコンユニは、UVトプコール53mmF2 という標準レンズが付いていて レンズ交換も出来たのです。

トプコンRE スーパーは 高価であきらめていたのですが、 トプコンユニはレンズシャッター機だけあって 価格も安く とても欲しかったです。
でも中学生の分際で 2台目のカメラを親父にねだることなんかとても出来ず
カメラショーで貰ってきた カメラ綜合カタログを ヨダレを垂らして見ていたものです。





1. UVトプコール53mmF2付き トプコンユニ
b0069128_16584463.jpg




それから二十数年が経った1992年のある日、朝日ソノラマの「クラシックカメラ専科」という雑誌で
『レンズシャッター式一眼レフのレンズである UVトプコールは、シャッターの厚さ分だけフランジバックが長くなっており
他のフォーカルプレーン式一眼レフにアダプターを使って使用できる』 という記事と
実際に トプコンREスーパーなどで使うための UVマウントアダプターの 『写真』 をみつけました。





2. クラシックカメラ専科
b0069128_16301397.jpg 
 

 この本です
 もう20年まえになるのですね

 朝日ソノラマは 「現代カメラ新書」など
 面白い本を出す朝日新聞系の出版社でした

 数年前に 惜しまれつつ廃業しました
 表紙には トプコンPRが写っておりますね

 






3. 記事と写真
b0069128_16434739.jpg

そのとき読んだ 記事と写真です
爪楊枝の先の文章です




でもこのときは、既に 中古で買った トプコンREスーパー や REトプコールも数本持っておりましたし、
UVトプコールのアダプターのことは そのうちに忘れてしまっておりました。


それからまた二十年近くが経った 昨年2011年の9月の暑い日のことでした。
庄内にある 大阪脳神経外科病院での定期検診の帰り いつも覗くクツワカメラという中古カメラ屋さんで
UVトプコールが3本付いた 新品のように綺麗なトプコンユニを見つけました。
数十年ぶりの トプコンユニと UVトプコールとの再会でした。





4. トプコンユニ と UVトプコール
b0069128_17121310.jpg

レンズ3本と ボディで 1万円でした (^^)
左から、UVトプコール 135mmF4、200mmF4、35mmF3.5 と 53mmF2付きの ユニです

うん? レンズ 4本あるやん
えへへ、ユニの左側の35mmF3.5は あとからeBayで買いました




長くなりました
が、話しは まだまだ続きます


持ち帰った トプコンユニを いじくります。
ボディは新品同様で美しく レンズシャッターも快調、MR-9電池を入れたら TTL露出計も動いています。

UVトプコールは すべて新品みたいに綺麗な 53mmF2、135mmF4、200mmF4の 3本が付いておりました。
でも 53mmの標準レンズは 絞りが粘って開放以外で使えません、それで安くしてくれたんでしょう。
わたしは 古いレンズは絞り開放で使いますので 別にええのです (^^)

ところで 評判の良いUVトプコールですが 銀塩フィルムでしか撮れません。
わたしは なんとかデジタル一眼で 21世紀を UVトプコール達に見せてやりたいのです。
と、なると UVトプコールが他の一眼レフで使える マウントアダプターを探す必要があります

UVトプコールを ボディから外して 詳しく見てみます。
絞りはレンズ鏡胴の中にありますが、絞りリングは ユニのボディ側に残り レンズ単体では絞りの調節ができません。
これは コンタレックスのマウントの場合と同じで マウントアダプターに絞り調節リングが必要なのです。
1992年に見た UVトプコール用のマウントアダプターは 絞り調節リング付きだったのを思い出しました。


インターネットで 「UVトプコール マウントアダプター」 や 「UVトプコールの改造」で検索しますと ありました。

1. トプコンユニ から、絞りリング付きマウント部を取り外す
2. 絞りリング付きマウント部の後部に M42のマウントをビス止めで合体する
3. これで UVトプコールを、M42マウントのカメラで使えるマウントアダプターが出来る

ヤフーオークションで Kitakatayaさんが M42マウント部分を販売されていることも判りました。

でも 新品のような トプコンユニから マウントを取り外すと、UVトプコールは M42マウントとなり使い道が増えますが
逆に マウントを取り去られたトプコンユニが 死んでしまいます。

わたし もう銀塩フィルムでは10年以上も写真を撮ってないのに フィルム写真が撮れなくなるのはイヤなんです。
そこで もう1台 ジャンクのトプコンユニを探し それから絞り調節リング付きマウント部を外すことにしました。

半年ほど 梅田近辺の中古カメラ屋さんで トプコンユニのジャンクを探しましたが なかなか見つかりません。
あったものは 絞り調節リング付きマウント部分が取り去られたものとか この部分も壊れているものでした。

やっと今年2012年になって、アメリカの eBayで見つけました。
壊れた 黒の べセラートプコンAuto100(ユニと同一品)に 黒のUVトプコール53mm(これは壊れてません)が付いて約千円でした。
でも なんと落札価格の4倍も 郵送料(ボディは重いから)がかかりましたよ (;。;)


アメリカから来た 壊れた黒いべセラートプコンAuto100から 絞り調節リング付きマウント部を取り外して
Kitakatayaさんから来た M42マウント部をビスで固定して 「UVトプコール → M42」の アダプターが完成しましたぁ (^^)





5. 残骸
b0069128_17565665.jpg

ビスを3個外すと、絞り調節リングとマウントが一緒になった部分が取れます
写真は マウント部を取り去ったあとの べセラートプコンAuto100の残骸の姿です





6. 記念写真
b0069128_185319.jpg

マウント部を取り去られて可哀想な べセラートプコンAuto100 と
もう少しで そんな姿にさせられそうだった トプコンユニ の 記念写真です

べセラートプコンAuto100は、内臓物がハミ出してこないように セロテープを貼ってます
可哀想ぉ~

小さな穴が セイコーのビハインドシャッターです
UVトプコールの後玉を出た光束は この径よりも小さくなければならなかったのです





7. UVトプコール→M42 マウントアダプター
b0069128_18185938.jpg

はいっ、UVトプコール→M42 マウントアダプターの完成です

絞りの数字と AUTOと書かれた部分までが
べセラートプコンAuto100から外した 絞り調節リング付きのUVトプコールマウント部で
写真では判りにくいですが、ギザギザより下の部分が Kitakatayaさんから来た M42のネジ部です
このM42のネジ部は UVトプコールが無限遠まで使えるように厚みを調整してあるのです

いひひひ、これで UVトプコール達が M42マウントのカメラで使えます
それでは 写真に行ってみましょう





8. ヘキサコン & UVトプコール 35mmF3.5
b0069128_18522284.jpg

まず 世界初のペンタプリズム搭載機で M42マウントのコンタックスSと言いたいですが
これはそのあとのコンタックスDの輸出版 ヘキサコンです

完成したマウントアダプター経由で付けているのは UVトプコール35mmF3.5です
やはりM42といえば ヘキサコンに付けねばなりますまい

クツワカメラで買ったユニの 53mmF2は絞り開放でしか使えないので
去年eBayで探していたら UVトプコール35mmのミント(新品同様)品が15ドルで落札できました





9. ペンタックス SL & UVトプコール 200mmF4
b0069128_1955937.jpg

ペンタックス SL に 付けた UVトプコール 200mmF4 です
なんという 前玉の大きさでしょう
200mmF2.8 みたいですね

そうなんです
UVトプコールの後玉を出た光束は、全て 精工舎(セイコー)のビハインドシャッターの小さな口径を通らねばならないため
同じ明るさを得るためには、前玉を普通のフォーカルプレーン一眼レフ用のレンズよりも ぐっと大きくする必要があったのです
後玉で絞られるために 前玉は多くの光を集めるために大きくせざるを得ないのでした

5群6枚構成 200mmF4としてはエレメント数が多いですが、最短撮影距離は なんと6mです
生まれながらにして 小さなマウント径による小さな後玉というハンディキャップを持っていたUVトプコールです

前玉を大きくするには 当然コストも多くかかったでしょうが どのUVトプコールレンズも安価で評判も良かったです

写真に行ってみるって言ったのにぃ~
UVトプコールでの写真 早ょ~出せ~





10. ぐちゃぐちゃ
b0069128_2122450.jpg

はいっ、UVトプコール35mmF3.5 の試写です
夜の本棚のうえの ぐちゃぐちゃなところを撮っています
絞りは 開放F3.5 です

1963年製、トプコン ウィンクミラーS の時代からのレンズです
1960年代のレンズといえば、カールツァイスでも ニコンでも フレアーがかった画像が多かったですが
UVトプコール35mmには フレアーらしきものが 全く認められませんね

UVトプコールの名称は レンズエレメントの貼り合せに使うバルサムに
UVフィルターに使われていた紫外線防止の材料を混入させたことからついたとのことです

のちのマルチコーティングも真っ青になる良い写りだと思います

■ 2012年2月19日 ■ UVトプコール 35mmF3.5 on Lumix G1





11. 合掌造り
b0069128_21584725.jpg

これも UVトプコール 35mmの開放です

服部緑地公園の日本民家集落です
35mmF3.5開放って こんなにシャープだったんですね

■ 2012年2月21日 ■ UVトプコール 35mmF3.5 on Lumix G1





12. 53mm開放コムギ
b0069128_2126667.jpg

UVトプコール 53mmF2 開放で撮ったコムギです

う~む、この写りも 1960年代のレンズの開放描写とは思えないです
柔らかいがシャープという写りです

この53mmは、アメリカから来たベセラートプコンAuto100に付いていた
黒鏡胴の53mmF2を使っています

■ 2012年2月21日 ■ UVトプコール黒 53mmF2 on Lumix G1





13. KTV 水泳バス
b0069128_21371882.jpg

UVトプコール 200mmF4の 開放です
最短撮影距離が6mですので 被写体を見つけるのに苦労します

G1に付けて撮っていますので 35mm判換算で400mmということになります
その割にクリアーで色乗りも良いと思います

■ 2012年2月23日 ■ UVトプコール 200mmF4 on Lumix G1





14. また コムギ
b0069128_21423515.jpg

えへへ、また コムギです

12枚目と同じ 黒いジャンクのベセラートプコンに付いていた 黒鏡胴の53mmF2 開放です
柔らかくシャープな写りも かわりませ~ん

■ 2012年2月24日 ■ UVトプコール黒 53mmF2 on Lumix G1


UVトプコールの 135mmF4を使っておりませんが
また今度 UVトプコールの特集をやりたいと思っています




********************************************
■ 2012年2月19日~2月24日撮影
■ 1 ~  9枚目 Micro Nikkor 60mmF2.8D on D700
■ 10 & 11枚目 UV Topcor 35mmF3.5 on Lumix G1
■ 12 & 14枚目 UV Topcor 53mmF2 on Lumix G1
■ 13枚目     UV Topcor 200mmF4 on Lumix G1

********************************************

むかしのUVトプコール 絞り開放で良く写ります
なんで こんなに良く写るのかぁ~













by nakajimaakira1948 | 2012-02-25 08:52 | 53mmF2 UV Topcor 黒 | Trackback(1) | Comments(16)

気楽な写真のブログです。 どの写真も jpegで撮ってリタッチなしです。 写真はクリックで大きくなります。 リンクやコメントも ご自由になさってくださいね。


by Akira Nakajima
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31