きのうの10月18日、朝起きたら豊中は寒かったです
おとついまでは暑かったので ベランダの扉は開けて網戸にしてたのに
それを締め切ってもまだ寒いので パッチ出してきて穿きました
うんっ、ええ具合で~す
下半身が暖かくなり落ち着いて、美しいカメラ (その-2)で~す
1
Rolleiflex 3.5A (MX)
1951-54年のあいだ造られた ローライフレックス3.5A(MX)です
西独オプトンテッサー75mmF3.5が付いております
このオプトンテッサーは 「鷹の眼」と言われたするどい東独のテッサーの描写に比べて やや柔らかい印象です
世間の風評では オプトンテッサーのほうがシャープということでしたが ・・・
アパルトヘイトが無くなったとは言え まだまだ黒人による強盗事件が絶え間なく起こっていた1997年の南アフリカ
南ア人の友人に連れて行ってもらったビルの上階で マスターが覗き窓から予約した友人であることを確認して
やっと入れてもらったヨハネスブルクの狭い中古カメラ屋さんに置いてありました
750ランドのプライスタグを 720ランド(当時 約1万8千円)に値切って買いました ♪♪♪
2
リコーフレックス ニューダイア
1957年に発売されたリコーフレックス ニューダイアです
レンズは3群3枚構成の リコナー80mmF3.5が付いています
いつも程度の良い中古品がリーズナブルな価格で売っている 庄内のクツワカメラで買いました
ここの親父さんのクラシックカメラに詳しいことと言ったら ・・・
商売とは言え まことに尊敬いたします
3
ヤシカ Mat-124G
1970-86年まで販売されていた日本製の最終の二眼レフです
3群4枚の ヤシノン80mmF3.5付きです
CdS露出計が付いていて 操作はローライフレックスと変わりません
フードなどのアクセサリーも ローライのものがそのまま使えます
1986年、生産打ち切りがアナウンスされたときに 阪急梅田駅とJR大阪駅のあいだにあった
フジカメラで新品を入手しました
4
ミランダS
1959年のミランダSです
日本製一眼レフでノブ巻上げの最終のカメラです
う~む、美しいです
あのミランダTから 低速シャッターを取りのぞいた低価格機でした
でも シャッター音の静かさはライカM3に匹敵すると思います
付いているレンズは 藤田光学製のソリゴールミランダ50mmF2.8です
マウントは44mmのスクリュー式です
5
キヤノン FX
1964年の キヤノンFX です
レンズは FL50mmF1.8が付いていました
FLレンズは 真鋳製鏡胴で 小型なのにずっしりと重いです
なんと格好が良いのでしょうか
軟体動物系デザインになってしまったキヤノン一眼レフですが
こんな素晴らしいデザインのときもあったのです
6
EXA 1c
1985-87年に造られた エクサ1c です
もともとは ドレスデンにあったエキザクタを造ったイハゲー社がエクサを造ったのですが
このエクサ1c は 同じドレスデンのペンタコン製です
外装が黒色プラスティックになりましたが 格好はええですねぇ
シャッター速度は相変わらず B、1/30、1/60、1/125、1/175秒の5速だけです
マウントはプラクティカ(M42)です
写真では マミヤのAuto mamiya/sekor 55mmF1.8を付けています
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エキザクタ ヴァレックス VX
1955-56年に ドレスデンのイハゲー社で造られたエキザクタ ヴァレックス VX です
エキザクタ初のファインダー交換ができる35mm一眼レフでした
上のエクサ1cから見ると だいぶ歳の離れた親戚のおばさんという感じです
ファインダー交換のほか、左側巻上げ、左側シャッター、ゼンマイを使った1/5秒~12秒の低速シャッターなど
特色の多いカメラです
写真では、同時代のメイヤー光学製 プリマゴン35mmF4.5を付けています
8
ニコンF
1959年の日本光学製のニコンFです
「そんなこと知ってるわい」と言う声がほうぼうから聞こえてきますので 説明無しです
でも やっぱり格好ええです
10年以上造り続けられたのもうなづけまする
この写真のニコンFは セルフタイマーや巻上げレバーのプラスティックカバーから
ニューF と呼ばれる後期型です
付いているレンズは ニッコールH 28mmF3.5の Ai改造品です
むかしニコンは Ai型のカメラを買ったら 1本タダでレンズをAi型に改造してくれたのです
9
フジカシックス IIC
1952年発売 富士写真工業のフジカシックス IICです
流線型のファインダーがスマートです
レンズは3群4枚のフジナー75mmF3.5です
シャッターは セイコー社ラピッドで B、1~1/500秒まで付いています
セルフコッキング(フィルム巻上げでシャッターをチャージする機構)無しのプリミティブカメラです
1枚撮ったら次の写真を撮るために、裏蓋の赤窓を見ながらフィルムをソロリソロリと巻き上げて
絞りとシャッター速度を決めて カンで距離を合わせてから シャッターをチャージして決定的瞬間を待ちます
10
シグネット35
1951-58年まで造られた コダック シグネット35です
わたしのシグネット35は 1955年生まれです
レンズは銘玉の誉れ高い エクターレンズ 44mmF3.5です
カメラに別に何も特徴は無いけれど、写りの良さと可愛さで 60年後の現在でも人気のあるカメラです
コダック、倒産の申請をしたけれど その後どうなっているんでしょうね
11
トプコン RE Super
1963年のトプコンREスーパーです
世界初の TTL露出計内蔵の一眼レフでした
付いているレンズは これも銘玉の誉れ高いREオートトプコール 58mmF1.4です
レンズの距離リングの巻きゴムがありません
数年前のある日 ゴムが急に軟化してしまったので竹のヘラで 「そぎ落とした」のです
ゴムが無くても見てくれはそんなに悪くはないですが 操作感はぐっと悪いです (涙)
12
キヤノン Populaire
1959年の キヤノンP (ポピュレール)です
とてもすっきりしたデザインです
レンズは キヤノンレンズ50mmF1.8、なんとも味の無い名前ですね
それまでのキヤノンのレンジファインダーの高級仕様を ポピュラー路線に変える意味で名付けたのでしょうか
ファインダーには 35mm、50mm、100mmのフレームがいつも出ているようになりました
でも B、1~1/1000秒のフォーカルプレーンシャッターには 薄ステンレス幕を使用しており
合わせやすい一眼二重像合致式ファインダーはとても使い勝手が良かったです
13
コンタフレックス IV
1956年の西独ツァイスイコン製 コンタフレックス IV です
なかなか可愛いでしょ
レンズは西独製テッサー50mmF2.8ですが オプトンテッサーとは書かれていません
1956年、もう東独西独のカールツァイスのケンカは終わったのでしょうね
このコンタフレックスのファインダーは スプリットイメージとマイクロプリズム併用の明るいもので
3年後のニコンFと比べても コンタフレックスのファインダーの方が優れているとしか言えないものです
また 巻き上げや巻き戻しノブの精密感は ライカM3をしのぐ立派な仕上げとなっています
14
なにしてんのん?
1963年のミランダ オートメックスII を撮っていると
スワジランドのNgwenya(ングウェニャ?)のゾウさんが擦り寄って来て
「なにしてんのん?」って言います
オートメックスIIと 興和製のソリゴールミランダが声を合わせて
「写真撮ってもらってんねん」と 答えます
おわり
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■ 2013年10月18日撮る
■ Ai AF Nikkor 35mmF2D on D80
■ 絞り優先AE
■ ISO1600
■ Speedlight ON
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