2018年10月19日(金曜日)

ひさしぶりに、キルフィットの マクロキラー D 40mmF2.8 を 持ち出しました


このレンズ、1958年からですので ちょうど今から60年まえに発表されました
1955年に 世界初のマクロレンズ マクロキラー 40mmF3.5 が出て3年後ですね

マクロキラーには E型とD型があり、E型は1/2倍まで D型は約0.91倍まで寄れます
今では 等倍(1倍)のマクロレンズも珍しくないですが 当時は驚異的な性能だったでしょうね




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無限遠撮影状態

これが 無限遠を撮影する状態です





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最短撮影状態

これが 最短撮影距離で撮影する状態です

わたしの マクロキラー D 40mmF2.8 は エキザクタマウントです

エキザクタ→α7 マウントアダプターを かましておりますが
写真中央の 少しへこんだ銀色の部分より左側がレンズですので
無限遠と最短撮影距離では 2倍以上にレンズ鏡胴が伸びています





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連結写真

判りにくいので 無限遠状態と最短撮影距離状態を連結してみました


昔でも、マイクロレンズと言って 撮影倍率2~3倍程度から 8~20倍程度を写すレンズはありました
でも それらは、全て等倍以上の接写専用レンズであり 中距離から無限遠撮影は出来なかったのです

1955年のマクロキラー 40mmF3.5 は、0.91倍から無限遠撮影までの 全てを可能にしたのでした


マクロキラー D 40mmF2.8 仕様

■ 概要:     1958年 キルフィット社製 マクロレンズ
■ 焦点距離:   40mm
■ 明るさ:    F2.8
■ 最短撮影距離: 5cm
■ レンズ構成:  3群4枚
■ 絞り:     プリセット絞り
■ 絞り羽根:   12枚
■ コーティング: シアン系(薄青色)と マゼンタ(赤紫色)の単層膜コーティング
■ 重量:     約160g


ゴジャゴジャ書きましたが ごたくはここまで
α7 II に 付けた マクロキラー D 40mmF2.8 の 絞り開放写真に行きます





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Helios-44M-4

ビオター58mmF2コピーの ソ連製 ゲリオス44-M-4 です

ツァイス・イエナ製のビオターは 絞り開放ではヘナヘナの写りですが
この Helios-44M-4 は 絞り開放からシャープに写ります

マクロレンズで撮ると ホコリがいっぱい





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手ブレ感知虫

この虫、あなたの手ブレ防止能力を調べる虫です

この虫の足が震えないように ケースを持ち続けることが出来たら
あなたの手ブレ防止能力は OK です

この写真 最短撮影距離で撮っていますが 眼にピントが来ていませんね





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スイスのマーク

スイス製ナイフの ヴィクトリノックスのマークです





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JAGUAR

ヤシカペンタ ジャガー の ペンタ部です

わたしの持っている一眼レフで ニコンF と 共に 一番鋭いペンタ部を持っています

この写真、最短撮影距離ではなく 少し離して撮っています





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日本光学のエングレイビング

最短撮影距離で 日本光学のエングレイビングを撮りました

この写真、ストロボを使っていない割に ブレが無く
マニュアルフォーカスで撮っているのに ピントがバッチリです

左側の黒い部分は ニコンFフォトミックのでっかい黒いファインダーです





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Made in Liechtenstein

マクロキラー 40mm を 造った キルフィット社は ヨーロッパの小国 リヒテンシュタインにありました

キルフィットの工場は ドイツのミュンヘンにあったのですが
ドイツ人の創業者ハインツ・キルフィット(Heinz Kilfitt)は 何故か会社をリヒテンシュタインに置きました


リヒテンシュタイン公国は 写真に関わる工業が盛んだったのでしょう
写真の Made in Liechtenstein は、エキザクタマウントのベローズ(蛇腹)に ついていたマークです





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遠景も

マクロレンズは、一番良く写る撮影距離を レンズ前玉から10cm~30cm程度に設計されて
原稿のコピー写真などに適するように 歪曲収差の補正が徹底されていると言われていますが
遠くのものを撮っても 綺麗に写ると思います

ただ マクロレンズの常として 中距離から遠距離のピント合わせが難しいです
無限(∞)から 1~2ミリほど回すと 次の目盛りが 2メートルとか3メートルとなりますねぇ





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驚くミミちゃん

撮影距離は35cmぐらいでしょうか

フォーカスリングは固定しておいて わたしが前後して ピントが合ったところでパチリ
いつもは こんな撮り方はしないので ミミちゃんが驚いています




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 ■ 2018年10月17~19日 撮る
 ■ 1 ~3枚目 AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ 4~11枚目 Kilfitt Makro-Kilar D 4cm F2.8 on Sony α7 II
 ■ 絞り優先AE すべて絞り開放 F2.8

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キルフィット社歴史

1941年 Heinz Kilfitt ドイツミュンヘンで工場を買収
1947年 リヒテンシュタイン公国で 会社設立
1955年 マクロキラー 40mm F3.5 E型, D型発表
1958年 マクロキラー 40mm F2.8 E型, D型発表
1966年 米国ズーマー社に吸収される


日本では
1961年に 日本光学が マイクロニッコール55mmF3.5 を 発売しました









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# by nakajimaakira1948 | 2018-10-19 15:45 | 40mmF2.8 Makro Kilar | Trackback | Comments(6)

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