ペトリフレックス 7

2011年9月10日(土曜日)

悪い病気が また再発しております

それは アラバマ州サツマから来ました





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なんじゃこれは

なんじゃこれは
きれいなおねぃさんがランプの光を見ております

ちがいます
見てほしいのは 画面右下のカメラとレンズです





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ペトリフレックス 7

そうです
アメリカはアラバマ州サツマからやって来た ペトリフレックス 7 です

eBay の写真で見たときは 薄汚れた外観でした
家に届いた荷物を開けますと、やはり薄汚れたカメラとレンズが 新品かと見間違うような綺麗な皮ケースに入っておりました

薄く中性洗剤を溶かしたお湯でカメラ本体を拭きますと 新品同様にピカピカになりました
コンタレックスに似ている露出計も 手持ちのHD625水銀電池を入れると元気に動きだしました

前玉に茶色いホコリがぎっしり溜まったレンズは ボディ以上に汚い状態でしたが
ブロアーでホコリを吹き飛ばし 無水エタノールで数回ていねいに拭きますと 拭き傷も無い綺麗な前玉でした
レンズの後玉は 1回もレンズ交換をしなかったのかと思えるほど綺麗な状態のままでした

手垢まみれだったシルヴァー仕上げのレンズ鏡胴も 中性洗剤で拭きますと写真のようにピッカピカです ♪♪♪


ボディとレンズが綺麗になったところで ペトリフレックス 7 の仕様です

・ 発売: 1964年
・ 型式: 35mmペンタプリズム固定一眼レフ
・ 露出計: 外部連動CdS露出計付き 絞り・シャッター速度・ASA感度に連動
・ ファインダー: 中央に角型マイクロプリズム付き 露出計定点付き
・ シャッター: B、1~1/1000秒 (ペトリで1/1000秒付きは珍しいのです)
・ シャッター位置: ボディ前面45度シャッターボタン
・ マウント: ペトリスピゴット式 (キヤノンFL、前期FDと同様 レンズを押し付けスピゴットを回転し固定します)
・ レンズ: ペトリ CC 55mmF1.8、最短撮影距離60cm、青・黄色単層膜コーティング付き
・ 重量: 約1kg (55mm F1.8レンズを含んで)





3
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記念写真

ペトリフレックス 7 の デザインの元になった コンタレックス I 型 (ブルズアイ)との記念写真です

1959年発売の西独ツァイスイコン製 威風堂々のコンタレックスと較べましても
1964年発売のペトリフレックスは そのデザインは負けておりませんね

ただし 5年間の間に何をしておったかと言われると 露出計がセレンからCdSに変わったぐらいですが


【ペトリのお勉強】
ペトリという変わった名前のメーカーは 株式会社 栗林(くりばやし)写真機械製作所という正式名称でした

1919年(大正8年)創業で、小西六写真工業(コニカ)に次いで 日本で2番目に古いカメラメーカーでした
1959年には ペトリペンタという一眼レフを発売しております

b0069128_22361434.jpg  ペトリ最初の35mm一眼レフ
  ペトリペンタ
  オリコール 50mmF2 (M42) 付き
  1959年発売

  (写真はインターネットより)




ペトリは 多くの栗林ファンに惜しまれつつ 1977年に倒産してしまいました
倒産後 労働組合がしばらくカメラ生産を続けたと聞いております

b0069128_22414969.jpg  実質 ペトリの最後のカメラとなった
  ペトリ MF-1 です

  マウントは ペトリ スピゴット型ではなく またM42に戻っています
  1977年発売です

  以降のペトリネームのカメラは コシナ等の他メーカー製になります

  (写真は インターネットより)




こんなカメラもありましたね

b0069128_2372323.jpg  ペトリ V6
  ペトリ CC 55mm F1.8 付き 皮ケース含み23,800円
  低価格で有名になりました

  (写真はインターネットより)






4
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ゼニット B

こんなんどうですか

1968年製の ソ連KMZ(クラスノゴルスク機械工場)製 ゼニットB です
日本のダイエーで売られていた メプロゼニットから露出計を取り外した兄弟機です

なにも特記することのない仕様です
・型式: 35mmペンタプリズム固定一眼レフ
・ミラー: クイックリターン式
・ファインダー: 全面すりガラスマット製、視野率80%程度
・シャッター: B、1/30~1/500秒
・マウント: プラクティカ (M42)
・巻き上げ巻き戻し: レバー巻上げ ノブ巻き戻し

なにも特記することのないボディではありますが あえて特長をあげれば
電子シャッターでないので 調子が悪くなっても修理すれば必ず治ります
また 全金属製の素直なデザインなので 親・子・孫と3代 いやにならずに使えそうです

このデザインが、ライカフレックスやコンタックスRTSの元になったというのは 考え過ぎでしょうか





***************************
   撮影データー
 ■ 2011年9月7~8日
 ■ AF Micro 60mm F2.8D + D700
 ■ 絞り優先オート
 ■ スピードライトON
 ■ 露出補正 すべてマイナス1/3EV

****************************

* 悪い病気
倒産、廃業したメーカー製の カメラやレンズを集める病気のことです













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Commented by jikomannte at 2011-09-10 06:21
ペトリ、子供の頃に買おうか悩んだことがあります。
子供の貯金で手が届く低価格でしたので。
シャッターボタンが変わったところにありましたね、ペトリは。
しかし、ブルズアイの真似っこカメラも作ってたんですね。
Commented by sabunikon at 2011-09-10 08:04
なんじゃこれはのきれいなおねぃさんはPCに写ってるんですね。
おしゃれなお店でペトリと一緒に写ってるのかとかんちがいしました。
pcの画像もお願いします。(笑

ペトリは名前だけ覚えています。
変な名前だなあという印象でしたがあまり興味を持っていなかったんだと思います。
ヤシカの一眼もシャッターボタンがボディ前面にありましたね。
Commented by aitoyuuki32 at 2011-09-10 16:23
ペトリ、お腹の中にいる、あの悪いバイキンのことですね。

(x_x) ☆\(^^;) ぽか、あれはピロリ。。。。

昔はメジャーに隠れていて見向きもしませんでしたが、今となってとっても愛らしいですね。
Commented by top-bluediamond at 2011-09-10 19:29
いやー!初めて見ましたペトリフレックス7!
しかもおよそ半世紀ぶりに、アラバマから日本に帰還ですか?
水銀電池をまだお持ちなのですね。
ブルズ アイは確かセレンだったと思いますが、動くのですか?
それにソ連のゼニート エス。
クラシックカメラ展を久しぶりに楽しく拝見させていただきました。

Commented by G7_2007 at 2011-09-11 23:04
う~ん、再発はよくありませんなぁ...
この病気はたちが悪いそうですから、しっかりなおしてくださいね~
いや、無理かな?
不治の病ということで、上手くつきあうしかないんでしょうね...
お大事に~(笑)

しかし、どれも渋いなぁ...
Commented by jmiin at 2011-09-12 05:02
ペトリですか。
今、「ぺとり」 と打って変換したら「ぺ撮り」と変換されて、驚きました。^^;
Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-12 07:30
純さん、おはようございます!
そうですね、ペトリは低価格で 若年者や金欠病のおっさん達に人気がありましたね。

全面に付いた45度傾いたシャッターボタンは、ペンタレフの始者コンタックスSからで
いろいろなメーカーが真似しましたが ペトリは長い間採用しておりましたね。

このペトリフレックス7は、ペトリ製では例外の高価格・高級仕様で その殆どがアメリカに輸出されたそうです。
アメリカでも ブルズアイが買えなくてペトリで我慢する人々が多かったんですね (^^)

Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-12 07:46
sabunikon さん、おはようございます!
わはは、そうですPCでGyaoで映画を見ていたところでした。
ええ感じの場面をバックに ペトリを撮ってみました。

ペトリという名前は、栗林写真の経営者がキリスト教徒で 「聖ペトロ」から取ったということです。
安物カメラを造っていたペトリは、ニコンファンからは無視されておりました (^^)

はいっ、ヤシカの初代一眼レフのペンタマチックも 全面斜め45度のシャッターボタンでしたねぇ。
あれも ほすぃで~す

Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-12 07:59
aitoyuuki さん、おはようございます!
えへへ、ピロリ菌と言えば 王子ピロルというのもおりましたね (^^)

ミランダ、ペトリは倒産してしまいましたが 大規模会社の影で一生懸命カメラを造っていた
忘れられないメーカーでした。

このペトリフレックス7、絞り・シャッター速度に連動する専用レンズは55mmF1.8レンズだけで
二度と両連動レンズは造られなかったということです。

Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-12 08:24
top-blue さん、おはようございます!
このペトリフレックス7は、ペトリでは例外の高級仕様で 日本ではあまり売れず
その殆どはアメリカに輸出されたようです。

水銀電池は日本ではMR-9(HD電池)とか呼ばれて、古カメラ用のボタン電池は殆どこれでした。
海外では、HD625とか呼ばれていますが 同じ電池です。
現代のボタン電池LR44は1.35Vですが、
アルミフォイルで厚みを揃えたりする必要はありますが水銀電池(1.5V)の代用はできますよ。

ブルズアイはセレン露出計ですが なんら問題なく動いています。
その精度もTTLカメラに50mmレンズを付けたときと一致しておりますよ。

ゼニットはエスではありません、エスは 「C」です。
「B」は なんと読むのでしょう (^^)

Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-12 08:32
g7 さん、おはようございます!
え~ん、不治の病です
いぼ痔のように 何年かに1回襲い掛かってきます
もう 30年以上になります

でも 本当はうれしいので~す (^^)

Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-12 08:41
jmiin さん、おはようございます!
わたしも 試してみました。
Baidu IME 
Microsoft IME
どちらも 「ぺとり」→「ペトリ」 一発OKです

それ以外の変換ソフトをお使いの場合は、F7でカタカナ変換いたしましょう (^^)

Commented by choco-one at 2011-09-13 17:30
nakajimaさぁ~~~ん、こんにちは。
悪い病気は楽しそうな病気ですね^^
大学の頃、先輩がペトリを使っておりました。
どのカメラもかっちょええですね^^
Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-13 20:37
choco-one さぁぁ~~ん、こんばんは!
えへへ、わたしには 初めてのペトリでした。
もちろん ペトリの名前は知っておりましたけんど (^^)

そうなんです、悪い楽しい病気 また出てきましたよぉ
デジタルカメラでも 病原菌がうずくようなカメラを出してほしいのですが ・・・

 
Commented by qchan1531 at 2011-09-14 06:21
おはようございます。私ペトリって知ってます。
なんでだろう。倒産したのは私が12歳のとき。
しかしそれぞれ主張のあるカメラですね。
eBayで落として船便でポーランドからきた
Pancolarの箱のにおいを思い出しました。(^^
Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-14 08:58
qchan、おはようございます!
そうですか、qchanはペトリをご存知でしたか
30年以上まえに倒産してしまいましたが 心に残るメーカーのひとつでした。

パンカラー80mmは、船便でポーランドからでしたか。
数奇な運命のパンカラー、大事にそっと使ってあげてください。

D3なんかのデジタルは、バリバリ使い倒してください (^^)

Commented by ちくりん at 2011-09-14 09:43 x
nakajima さん、お早うございます。

ちょこっと御無沙汰しておりました。
やっと朝・夕はすごし易くなりましたね。

1964年といえば東京オリンピックの年ですね。
私は小学一年生でペンEEで写真を撮り始めた頃です。
レンズ周りのセレンのいぼいぼを懐かしく思い出しています。
流石にペトリの露出計はCdsになっていたんですね。
Commented by nakajimaakira1948 at 2011-09-14 11:19
ちくりん さん、おはようございます!
はいっ、昼間は暑いですが 朝夕はぐっと涼しくなりました。

そうですね、1964年のオリンピックでは マラソンのアベベ選手と
体操のチャスラフスカ嬢を覚えています。
わたしが待望の一眼レフ、ミノルタSR-1を買ってもらったのも 1964年でしたよ ♪
SR-1には露出計は付いていませんでしたが 後に外付けのを買ってもらいました。

ぶつぶつのセレンから 電池式のCdSに変わっていった時代でしたね。

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by nakajimaakira1948 | 2011-09-10 00:14 | 60mmF2.8D AF Micro | Trackback | Comments(18)

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