非Ai ニッコール55mmF1.2 で
2011年 10月 08日
10月になって 過ごしやすい日が続いております。
それで 非Ai Nikkor 55mm F1.2 を触っています。
ニッコールも ニコンF3ぐらいまでは どんなに古いレンズでも使い方を熟知しておりましたが
デジタルになってから どの非Aiレンズはどのカメラに使えるのかが判らなくなりました。
ニコンの使用説明書を読んでも 「Ai改造していない 非Aiニッコールは使えません」とだけ書かれております。
ただし わたしの経験では絞りリングが回転しづらくなりますが 使える非Aiニッコールもあります。
ニコンD70、D80では ハマるが回転できなかった非Ai ニッコール55mmF1.2ですが
「D700では使える」 ことは 以前にこのブログで言ったとおりで その作例もアップしました。
ただし D700での 非Ai ニッコール55mmF1.2を使う場合の注意としては
絞りリングの回転が非常に固くなりますので 絞り目盛りをF1.2に合わせてからレンズ交換し
レンズ交換後は絞りリングは回さない(まあ ちょっとやそっとでは回らないですが)ようにしています。
今回は、すべて絞り開放F1.2で フォーカスエイド(ピントが合うと AFと同じように〇印がでる)で撮ってみました。
1
呼び鈴人形と古カメラ
フォーカスエイドは、〇印が灯いたり消えたりするところが 被写界深度内に入ったところで
灯きっぱなしになるところが ジャスピンだろうと考えておりますが
55mmの至近距離で F1.2開放では フォーカスエイドが敏感過ぎて (涙)
ピントは ペンタ部の minolta の文字に合わせています
2
ニッコールたち
最短撮影距離付近です
35mmと記されたところにピントを合わせました
3
ワインの栓
スパークリングワインの栓です
ピントは合っているのですが ソフトというかシャープネスがありません
4
青衣の女
シャープさが足りないのかと 新聞を撮ってみました
ううむ、ピントが合った部分の活字はシャープに写っています
彩度が足りないのですねぇ
5
ウィーンの酒場
彩度が足りなくても モノクロ写真ならどうだぁ
えへへ、ええ具合で~す
木村伊兵衛さん、1955年8月に写す
6
レノボとブロワー
えへへ、シャープではないけれど 見たとおり写っています
7
The Soul Of Spain
中国語では スペインのことを西斑牙と書きます
西斑牙之魂で 「スペインの魂」です
でも 西斑牙って何と発音するのでしょう
10元(当時150円)で買ったDVDです
8
ひなたぼっこ
ダイエット中のコムギです
ひなたぼっこしながらも わたしが写していると感じるとじっとしません
フォーカスエイドを見ているようでは 動くものは撮れませ~ん
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■ 2011年10月6~7日撮影
■ Nikkor 55mm F1.2 + D700
■ 絞り優先オート、絞り開放 F1.2
■ ISO200 ~ 1600
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9
非Ai Nikkor 55mmF1.2
きれいなマルチコーティングがなされています
5群7枚構成、ダブルガウス変型、最短撮影距離 50cm
1970年代の終わりに無理して買ったら しばらくして Ai Nikkor 50mmF1.2が発売されました (涙)
開放でもう少しシャープなら 屋外にも持ち出すんですが
まあ 410gの文鎮です
■ 2011年10月7日 ■ Canon PowerShot G7
ソフトフォーカスレンズのような暈け具合ですね。
モデルも素敵です。
それに較べて9枚目は描写もモデルも、真面目過ぎてじぇんじぇん
面白くないような感じが。
ずいぶん前(銀鉛時代)に会社にあったこのレンズをチョイト拝借して使ってみましたが、まさしくこんな感じでした。
すごい個性的で面白いです。F1.2でもフィルター系は52mmだったような、すごい。
はいっ、銀塩で撮っても 開放ではこんなソフトな写りでした。
1枚目のモデルは、SR型が トプコンREスーパーから影響を受けたのか
新時代に羽ばたいて行くような ミノルタの見事なデザインですね。
おっしゃるとおり、9枚目のモデルは 大きく重くなったニコンF4、F5の醜くい姿の末裔でしょう。
描写はコンデジの王者G7のものですが ありのままを写し過ぎちゅう感じですね (^^)
わはは、球面収差や色収差がいっぱいで どえりゃ~ええ描写でしょ (^^)
1970年代終わりの 非AiレンズがAiレンズに変わって行くころの描写です。
はい、52mmフィルター枠いっぱいの前玉が苦しそうな
赤系統のマルチコーティングが目立つ 美しいレンズです。
いひひ、410gの文鎮でございます。
もうあまり書き物はしませんが ・・・
qchan の 50mmF1.8は、AFのヤツですか それともMF?
わたし Ai ニッコール50mmF1.8Sちゅう MFのを持ってます。
薄く造られた可愛いやつです。
そのうちに持ち出してみようと思っとりま~す。
はいっ、伊兵衛さんが亡くなって6年目の昭和54年(1979年)12月のアサヒカメラ増刊号です。
1800円でした。
>いつもF2でとってますんで、F1.2だと1段半SS稼げますね。
>一度は使ってみたいもんです。
このレンズ、日中屋外で撮るのは シャッター速度が上がり過ぎて大変です。
ピント面のにじみ方とか素敵です。
久しぶりのコムギちゃんも夢の中のようで素敵です。
テレビで「たろめん」というのを野々村君が紹介していたので今から食べに行ってきます。
もちろん写真も撮ってきます。(笑
えへへ、全部 絞り開放F1.2ですよ
F2まで絞れば にじみも消えてキリっとするんですが それならF1.2なんか使わずに
軽い50mmF1.4を使えばええのです (^^)
70年代の終わりという年代を考えても ちょっとシャープネスが足りない気はしますが
わたしの気に入っている文鎮でごわす (^^)
すんまへ~ん、TV を見ませんので 「たろめん」と「野々村君」が判りませ~ん。
はいっ、なかなか 「見てくれ」は 良いレンズです。
でも ↑ で書きましたように レンズをD700にハメた状態では絞りリングは回らないし
開放F1.2で使わないならば MF50mmF1.4がずっと使いやすいでしょうね。
夜に灯りを消して 卓上蛍光灯1本でこのレンズを正面から眺めますと
その妖しい(あやしい) 赤っぽいコーティングの反射に
レンズに吸い込まれるような感じになります (^^)
現代のレンズでは 出てこない妖しさで~す。
最後のコムギちゃんの毛並みの描写が良いですね。
ところでレノボのノートは最近買われたのでしょうか?
ノートのくせにテンキーが付いているこのキー配置に、
なんとなく見覚えがあります、というか職場においています。
とにかくオフィスとパワポのインストールされたノートが、
大至急必要になってヨドバシで慌てて購入したノートです(^^ゞ
いやぁ~、MFで55mmF1.2なら 被写界深度は極端に薄くて
ピント合わせは簡単なはずなんですが ・・・
それがわたしもローガンで フォーカスエイドを使わないと100%ピンボケで~す。
トホホです~
でも 気に入っているこの55mmF1.2で なんとかええ写真を撮りたいで~す。
8枚目のコムギ、寝ているようですが すこしずつ動いており下を向いてしまいました。
どこにもピントが合っていないというか 隠れた目玉にピントが合ってます、しくしく
レノボのノートは、6月のある日に デスクトップのデルが調子悪くなり 急遽導入しました。
でも レノボを買ってからすぐ判ったのは デルは調子悪かったのではなく
デルのマウスの具合が悪かったのです (涙)
そんなことで、オフィス無しで安かったレノボは いまだにオフィス無し
エクセル、ワード、パワーポイントは 元のXPのデルでと 2本立てで~す。
やはり今のパキパキの写真より、こう言う優しい描写の方が
断然良いと感じてしまいます。
所で。
>10月になって 過ごしやすい日が続いております。
>
>それで 非Ai Nikkor 55mm F1.2 を触っています。
ってどう言う意味ですか^^;
そうですねぇ~、デジカメになって パキパキにシャープな写真ばかりで
こんな描写は なかなか撮れなくなってきました。
> ってどう言う意味ですか^^;
涼しくない日に このニッコール55mmF1.2を触りますと
- レンズをハメるのに苦労する
- 絞りを変えられないので苦労する
- ピント合わせに苦労する
それで、大汗をかくからで~す (^^)
ふんわりとしたいい感じの描写ですね。
デジカメのシャープさに慣れてしまうと、ついもっとシャープに写らないとと思ってしまったりします。
でもこんなん見せてもらうとシャープなだけが写真でないぞ~って言われてるみたいです。
ミノルタSRT101は私が貯金をして初めて買った一眼です。
緑のロッコールが付いてました。
はいっ、このレンズF1.2開放では ふんわり柔らかい写りになりますが
F2ぐらいからは シャキとした鋭い描写になります。
でもこのレンズは 絞り開放でしか使いませ~ん。
おお~、SRT101は chocoさんが始めて買われた一眼レフでしたかぁ (^^)
わたしは ミノルタSR-1が最初の一眼レフでした。
SR-1の標準レンズにも 世界初の多層膜のアクロマティック・コーティングが付いており
緑のロッコールでしたね。
1枚目のRokkor-PF 58mmF1.4も 緑色がかったコーティングですが
SR-1に付いていた Rokkor-PF 55mmF1.8のコーティングは もっと緑色でしたよ。