キヤノンフレックスRM
2015年 09月 10日
スーパーキャノマティック 50mmF1.8が使ってみたくて
キャノンフレックスRMを入手しました
ところが ・・・
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Super-Ccnomatic R 50mmF1.8
スーパーキャノマティック R 50mmF1.8の付いた 1962年のキャノンフレックスRMです
レンズもボディも かなり綺麗です
スーパーキャノマティック R 50mmF1.8は
1959年のキヤノン最初の一眼レフ キャノンフレックスのときからあるレンズです
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キヤノン FL 50mmF1.8 と
スーパーキャノマティック R 50mmF1.8 と キヤノン FL 50mmF1.8 の記念写真です
キヤノン FL 50mmF1.8 は 1964年のキヤノンFXの標準レンズですので 5年後輩になります
スーパーキャノマティック R のほうが1周り大きく FLのフィルター径48mmに対し Rは58mmと大柄です
どちらも ガウス対象型4群6枚構成で コーティングはアンバー系主体にシアン系がまざる単層膜コーテイングです
またどちらも 自動絞りながら レンズ自体で絞り込めるリングを持っているのも良く似ております
このスーパーキャノマティック R 50mmF1.8が使いたいのに
キヤノンFLレンズが使えた 中国製FOTGAのキヤノンFD→NEX のマウントアダプターに入りません (涙)
写真で スーパーキャノマティック R 50mmF1.8が乗っているアダプターは
無名の キヤノンFD→マイクロフォーサーズのマウントアダプターで もともとFLレンズは使えません
レンズのマウント自体は同じで FLマウントのキヤノンFXにスーパーキャノマティックは入りますし
スーパーキャノマティックマウントのキャノンフレックスRMに FLレンズは問題なく付くのにぃ (涙)
レンズをマウント側から見ますと
スーパーキャノマティックマウントはピンが2本出ており FLマウントの方は1本だけでした
スーパーキャノマティックマウントのレンズは FDマウントのカメラに使えないらしいので あきらめました
まあ キャノンフレックスRMのボディがきれいだったので ボディを紹介して行くことにしましょう
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巻き上げレバーが無い
軍艦部には でっかいシャッタースピードダイアルはあるけれど
巻き上げレバーがありません
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ペンタプリズムが沈んでいる
通常の一眼レフと比べますと ペンタプリズムがぐっと沈んでいます
と言うか 両肩が持ち上がった形状をしています
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裏から見ると
裏から見ると良く判ります
シャッタースピードダイアルの下の黒いのが巻き上げレバーです
軍艦部と裏ぶたのあいだにあるのです
巻き上げの遊び角が無いので 連写には向きませんが、小さい角度のスムーズな巻上げの感触です
ペンタプリズムの出っ張りは極小ですので レンジファインダーカメラのように見えますねぇ
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連動露出計
上から見ると これまたでっかい露出計の表示が目立ちます
シャッターダイアルを回すと それに応じて適正絞り値を示すシャッター速度優先の連動露出計です
セレン露出計は長持ちしますねぇ、50年以上経っても大体正確に動いています
Canonflexのロゴの下の丸窓は フィルムカウンターです
井戸の底を覗き込む感じで ちょっと見にくいですね
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ミラーボックス
ミラーボックスは モルトプレーンを使用していないようで 50年以上経っても綺麗です
ファインダーはクリアーで スプリットイメージ付きでピント合わせは容易ですが
スプリットイメージの外側は マットが弱くて 明るいがボケ具合は良くわからないようです
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キヤノンFL 50mmF1.8で
スーパーキャノマティック R 50mmF1.8が使いたかったのですが
仕方がないので キヤノンFL 50mmF1.8を SONY α7につけて絞り開放で撮りました
いかり肩のキャノンフレックスRMの右半分に 弱いフレアーがかかっています
1964年製のレンズとしては 良い写りでしょうね
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きれいなフレアー
ミノルタ35より手前側に きれいなフレアーが出ています
わたしは きれいなフレアーが大好きです
スーパーキャノマティック R 50mmなら もっときれいなフレアーが出るのでしょうか
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■ 2015年9月10日
■ 1 ~7枚目 AF Micro Nikkor 60mmF2.8D mounted on Nikon D700
■ 8 & 9枚目 Canon FL 50mmF1.8 mounted on SONY α7
■ 絞り優先AE、絞り開放 F1.8
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安い中国製のキヤノンFD→NEX のマウントアダプターを改造して
なんとか スーパーキャノマティック50mmを使えるようにしたいと思っています
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アダプター改造完了
今朝、想桜さんから スーパーキャノマティックレンズを付けるための
マウントアダプターの改造方法を教えていただきました
写真は、スーパーキャノマティック50mmF1.8を ソニーα7に付けて
改造作業の苦戦のあとの机のうえを撮ったものです
絞りは開放ですが キヤノンFL50mmF1.8より解像力が高いみたいでしょ
■ 2015年9月11日
■ Super-Canomatic R 50mmF1.8 on Sony α7
■ 絞り優先AE、絞り開放 F1.8
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うえ向いて
うえを向かないミミちゃんです
ええボケ味してますねぇ
■ 2015年9月11日
■ Super-Canomatic R 50mmF1.8 on Sony α7
■ 絞り優先AE、絞り開放 F1.8
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スーパーキャノマティック R 50mmF1.8
スーパーキャノマティック R 50mmF1.8 を ソニーα7に付けております
10枚目と11枚目の写真は これで撮っております
■ 2015年9月11日
■ AF Micro 60mmF2.8D mounted on Nikon D700
SUPER-CANOMATIC LENS R 50mm F1.8(スーパーキヤノマチックR 50mm F1.8)は、1959年5月末に発売されたキヤノン(当時の社名は“キヤノンカメラ株式会社”)最初の一眼レフ、キヤノンフレックスの標準レンズとして同時に発売されました。この正しいカナ表記は「スーパーキヤノマチック」で、「スーパーキャノマチック」や「スーパーキャノマティック」は誤り(Googleでさえ「もしかして: スーパーキャノマチック」とやらかす有様)ですが、ウェブのみならず出版物にも誤ったカナ表記...... more
マウントアダプター改造のご成功をお祈りしてます!
ううっ、残念でした。
まあ、フィルムで撮れば 何も問題は無いのですけれど
どんなに古いレンズでもデジタルで撮ることを目標にしておりますので。
キャノンフレックスRMは、ファインダーの見え加減が コンタレックスに似ており
いかり肩の外観と共に 気に入りましたよ。
またまた新機種導入ですね!
スーパーキャノマチック系のレンズは仰る通りそのままではピンが邪魔してアダプターに入りません。
私は分解してピンそのものを外してます(笑)
割合簡単に脱着出来る構造だったと思います。(ピンを保存しておけば元に戻すのも容易)
スーパーキャノマチックはその後の時代のSLR自動絞り構造と比較すると仕組みが複雑で組み立てにも手間が掛かったのでは?と思います。しかしさすがに高級路線のキャノン、内部の一個一個の部品の仕上げが見事で、しかもきっちり組み立てているので、故障は少なかったのではないかと推測しています。
この時代の標準1.8はかなりよく写ると思います。
スーパーキャノマチック系や FL系のレンズは詳しくなくて 「ピンを外して」とおっしゃられても・・・
そこでインターネットで検索しますと 「ピンを外すと FDマウント用のアダプターが スーパーキャノマチックや
FLマウントに使えるようになる」とありました。
さっそくマウントアダプターを凝視して ピンを抜きにかかりました。
FD→M4/3のアダプターのほうはすぐ抜けて スーパーキャノマチック50mmが使えるようになりました。
FD→NEXのアダプターは ピンのネジが固くて回りません。
ゆるみ防止の接着剤をつけているのかと ベンジンをたらしても回りません。
そのうちに プラスねじの頭がつぶれてしまいました。
最後の手段 アダプター内部にニッパーを突っ込み ピンをパチンと切り取りました。
これで FD→NEXのアダプターも スーパーキャノマチックレンズが使えるようになりました ♪♪♪
ピンが無いと FDレンズが絞れませんので FD→M4/3アダプターのほうはピンを入れておきました。
ありがとうございました。
α7に スーパーキャノマチックR50mmを付けて 今から試写してみます。
試写した写真は おまけでアップいたします。
仰る通り、スーパーキャノマチック/FL/FDマウントは、他のマウントと比較するとマウント部の分解に手間が掛かりますので、アダプター側のピンを外す方が簡単で良いかもしれませんね。
装着出来てよかったです。
特に新しいNFDマウントは分解はできますが元に戻すのに約束事が色々あって大変です(笑)ので、綺麗なレンズ以外は入手しない事にしています。
構造も分かり易く写りにも特徴のある昔のレンズの方がやっぱり私の好みです。
ミミちゃん、可愛く写ってます。ボケも滑らかでイイ感じですね~!
スーパーキャノマチックのRレンズは重量感と堂々としたサイズがカッコ良いと思います。
艶の有る黒塗装とオレンジと白の彫り込み文字も昔のキャノンぽくてお洒落です。
RMも斬新なデザインでイケてますね。他社にはこういうデザインは無いですもんね。
キヤノンのMFレンズは AE-1に付いていた 旧FDマウントの50mmF1.8が わたしの持っている最新のものです。
だいたいキヤノンレンズには あまり関心がなく 今回スーパーキャノマチックマウントとFLマウントに
違いがあるのに気付いたような次第です。
キヤノンの一眼レフ用標準レンズでは、小さいけれどずっしり重いFLマウントがかっこ良いと思っていましたが
今回 大柄のスーパーキャノマチックレンズのかっこ良さに気付かされました。
ミミちゃん、あまり可愛く写ってませんが ボケ味が良かったのでアップしてみました。
かっこ良いスーパーキャノマチック50mmで 追いかけまわしてみましたが
回転角度300度を超えるピントリングのせいか うまく撮れませんでしたよぉ~。
あまり関心がなかったフレックスRMですが、記事を書いているうちにかっこええと思うようになって来ました (^^)