ビオター 58mmF2 で 台風前後

2019年8月16日(金曜日)

カールツァイス イエナの ビオター 58mm F2 で
台風の前後を撮ってみました




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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12260620.jpg




Biotar 58mm F2 by Carl Zeiss Jena

カールツァイスの ビオター58mmF2 は
1927年に、ツァイスのウィリー・メルテ博士により設計されました

当時は、まだコーティング技術がなく
レンズ反射面の少ないトリプレット型(3群3枚)や テッサー型(3群4枚)が主でしたが
この ビオターは ガウス対象型(4群6枚)の レンズでした

その後 コーティングが施されるようになり ビオターは一躍明るいレンズの代表選手になりました
わたしの ビオター58mmF2 は、1957年製で きれいなシアン系とマゼンタ系のコーティングが
施されています


このビオター58mmF2は、前世紀の末 1998年にニューヨークの Woodmere商会から
ランクAAのものを個人輸入したもので、光学系と鏡胴は新品のように美しかったですが
残念なことに フォーカスリングが相当固かったのでした

最近になって、注射器でヘリコイドに潤滑油をわずか注射したら
フォーカスリングは 軽く滑らかに回るようになりました

カールツァイス社の 古い銀鏡胴のレンズは
トリオター 135mmF4 や セミオート テッサー 50mmF2.8 など
フォーカスリングの回転が固いものが多いように思います


それでは ビオター58mmF2 を ソニー α7 II に付けた
絞り開放写真に行きます

■ 2019年8月16日 ■ AF Micro Nikkor 60mmF2.8D on Nikon D700





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12261214.jpg

プリマゴン 35mmF4.5

手前から2台目の、ソニー α7 に付けているレンズにピントを合わせました

なんか ビオター58mmF2 に 似たアルミ鏡胴のレンズですが
1956年の メイヤー光学の プリマゴン35mmF4.5 です

プリマゴン35mmF4.5 の フォーカスリングは軽く回りますよぉ





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12261790.jpg

もうすぐ

わたし   「もうすぐ 台風10号が来るよ」
ミミちゃん 「台風って なに~?」





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12262189.jpg

ほら 来た

ほら 来た

しかし、この時は まだ台風は四国に上陸したあたりなのでした





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12262756.jpg

台風一過

今朝です
まだ快晴ではないが とにかく台風一過です

ビオター58mmF2 は、逆光には極端に弱いのです
フレアーが出ています





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12263236.jpg

怖かったやろ

わたし   「ミミちゃん、きのうの夜は 怖かったやろ」
ミミちゃん 「なんの あれしき」

3枚目もそうだけど、いつも ミミちゃんの眼が画面中央に来てるでしょ
ミミちゃんの眼にピントを合わしてから 構図を整えてカメラを振ると
コサイン誤差を生じて 眼のピントが甘くなってしまいます

それで、構図は悪いけれど 眼にピントを合わせたら
そのまま シャッターを切っているのです





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12263621.jpg




ドラえもん

ドラえもんの お人形ではありません

むかし郵便局は、電報をドラえもんに入れて配達するサービスをやっていました
頭のプロペラを上に抜くと 電報の本文が入っているのです

むすこが中学を卒業するとき
千葉の兄一家が打ってくれた電報が このドラえもんに入って来たのです





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12264039.jpg

タワーブリッジ

ロンドンの タワーブリッジの壁掛けです

絵が 立体的になっています





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12264480.jpg

トゥクトゥク

タイのタクシーの トゥクトゥク(三輪車)です

普通の車(四輪車)よりも多いんじゃない?





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_12265335.jpg

黒いミノルタ

黒いミノルタは かっこええですね

台風と関係ないですねぇ





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ビオター 58mmF2 で 台風前後_b0069128_13595982.jpg



葉っぱ

台風10号の話にもどります

ベランダに、葉っぱが1枚 ちぎれて飛んで来ていました

葉脈が なんかキャベツに似ているので
ミミちゃんが食べないように、写真を撮ったあと かたづけました



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 ■ 2019年8月15 &16日 撮る
 ■ Carl Zeiss Jena Biotar 58mm F2 on Sony α7 II
 ■ 絞り優先AE、すべて絞り開放 F2

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ビオター 58mmF2 よ
あんた、歳いってるけれど 逆光でなかったら良く写るねぇ









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Commented by blackfacesheep2 at 2019-08-19 09:37
おお、Carl Zeiss Jena Biotar 2/58♪
私も持っていますよ。
うちの個体もヘリコイドが硬すぎて回せないです。
KURE CRC5-56でもダメでした。
潤滑油を注射器で注入する・・・やってみるかなあ。

このBiotar 2/58の親方カマトンカチバージョン、MMZ BelOMO Helios 44-3 58mm F2.0 MCもしばらく愛用していました。
MCと言うのが信じられないほどフレアをよく拾うレンズでしたね。^^
いわゆるグルグルぼけレンズとしていまだに人気が高いようで、昨年の秋に某オークションで売ったら、買ったときの2倍以上の値段で売れました。^^v
https://blackface2.exblog.jp/26664928/
Commented by nakajimaakira1948 at 2019-08-19 10:31
黒顔羊さん、おはようございます!

記事中にも書いておりますが、カールツァイスの古い銀鏡胴のレンズは
ほとんどが フォーカスリングが固くなって来ていますね。

CRC-5-56は 回転部分に付けてはいけませんよ。
あれは潤滑油でなく 回らなくなったネジなどを回転できるようにするものです。
乾燥後は 接着剤のように固くなるそうです。

潤滑油は、わたしは「クリーンビュー 601 K48」というのを使っています。
注射する量は、ほんのわずか 0.1cc未満で十分です。

ビオター58mmF2 の ロシアン子孫の、ゲリオス44M-4 58mmF2ちゅうのを持っています。
これは、モノコーティングですが 設計が新しいのか グルグルボケは出ないようです。
https://nakajimaak.exblog.jp/i104/


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by nakajimaakira1948 | 2019-08-16 15:51 | 58mmF2 C.Z. Biotar | Trackback | Comments(2)

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