Canon FL 28mm F3.5 の フレアー画像
2020年 10月 22日
五十肩は 依然として続いています
PCのエンターキーを押すだけでも痛いです
それで 1966年の キヤノン FL 28mm F3.5 の お手入れをしてみました
好きなカメラやレンズを触っているときには 肩の痛さを忘れるのですねぇ
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Canon FL 28mm F3.5 on Camonflex RP
この キヤノン FL 28mm F3.5 は、Canon FX に付いて我が家に来ました
見てくれは 写真のようにとても立派なのですが
写りのほうは フレアーがいっぱい出るのと フォーカスリングの回転が重くて五十肩では回せません
フレアーは 「キヤノン FL 28mm F3.5 1966年製で」を ご覧ください
仕様を書いてみます
概要: 1966年 キヤノン製 キヤノン FLマウント用 広角レンズ
焦点距離: 28mm
明るさ: F3.5~F16
レンズ構成: 7群7枚
絞り羽根: 6枚
絞り機構: A / M 切り替リング付き
コーティング: アンバー系(だいだい色)主体、シアン系(薄青色)2面の 単層膜コーティング
最短撮影距離: 40cm
フィルター径: φ58mm
重量: 実測 240g
発売当時価格: 23,900円
堂々とした外観ですので 先輩のやはり外観が堂々としている 1960年製の キヤノンフレックス RP に付けています
キヤノンフレックスのレンズ群は スーパーキャノマチック マウントでしたが
キヤノン FL マウントのレンズは キヤノンフレックスでは 絞り込み測光になりますが問題なく使用できます
■ 2020年10月21日撮る ■ AF Micro Nikkor 60mm F2.8D on Nikon D700
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レンズに曇りが
ソニー α7 II に 付けるとき
LED電灯でレンズを覗いてみると ホコリと曇りが見えました
うん、このホコリとクモリが フレアーの原因かぁ
と 分解掃除に取り掛かります
■ 2020年10月20日撮る ■ AF Micro Nikkor 60mm F2.8D on Nikon D700
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レンズ押さえリングを外すと
写真の左右両側の穴にカニ目回しを入れて回すと レンズ押さえリングと 最後尾のレンズが外れます
と 同時に、なんと フォーカスリングや絞りリングが付いている鏡胴の外部がゴソッと外れます
もう少しで 前玉などが付いているレンズ群を落としそうになりました
ふ~む、キヤノン FL レンズは、マウント側のレンズ押さえリング1枚だけで
レンズ鏡胴の外側を止めていたのかぁ
この外れたレンズ鏡胴の内側に フォーカスリングの回転で出入りするヘリコイドも見えていました
この見えているヘリコイドの端から 注射器で潤滑油を1滴落として グリグリ グリグリ
マウント側からはヘリコイドが見えないので 諦めていたフォーカスリングが とても軽く回るようになりました
もう1枚 カニ目を使ってレンズ押さえリングを回すと リングに固定されたレンズエレメントが外れます
ここまでやって 両方のレンズエレメントの両側を無水エタノールで綺麗ににしました
写真は、緊張していたので撮り忘れました
さあ、これでフレアーは無くなるでしょうか
キヤノン FL 28mm F3.5 を ソニー α7 II に付けた 絞り開放写真に行きます
■ 2020年10月20日撮る ■ AF Micro Nikkor 60mm F2.8D on Nikon D700
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Kodak Signet 35
右から2台目が コダック シグネット 35 です
わたしのは 1955年の コダック ロチェスター製ですが
このカメラの外装は 不思議なアルミ系合金の分厚い板で造られており
ボロ布に 金属磨き粉を少量付けて磨くと 小さな傷も取れて 本当にピカピカになります
ピカピカになった コダック シグネット 35 を
キヤノン FL 28mm F3.5 が フレアーも少なく綺麗に撮っております
おお~、キヤノン FL 28mm F3.5 の フレアーが少なくなったよぉ~
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アフリカ象 と アフリカ大陸
あかん、やっぱりフレアーが出てる
とても気に入って壁に掛けている アフリカ象 と アフリカ大陸 です
写真の左側から 窓をとおして斜め逆光が 写真全体にフレアーがかかっています
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小さいけれど
小さく写っていますが 拡大してご覧ください
ミミちゃんの右眼が判りますよ
シャープ感はないけど
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あやつりにんぎょう
やっぱり フレアーは出ますねぇ
この フレアーの出やすさは このレンズの仕様のようです
フレアーの中で あやつりにんぎょう の 眼玉にピントが合ってるのが分かります
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なかよしワンコ
おっ、なかよしワンコたちが フレアーが少なく写っていまする
やっぱり 少しはマシになっているのでしょうか
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ひなたぼっこ
寒くなって来て ミミちゃんも 日光の当たるほうへ寄って
ひなたぼっこ しております
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月夜
中央のビルの直ぐ上に お月さんが出ています
夜景では シャープ感もなく 大きなフレアーが
これは 単層膜コーティングのレンズの多くがこうなりますね
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働く おばさん
スワジランドの 働くおばさんです
もう少し シャープネスが欲しいです
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東側を望む
ブタ小屋から 東側を望んでいます
コントラストが 不足していますね
昔撮った フィルム写真が 色が褪(さ)めた感じです
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フレアー
フレアーで 見る気がしない?
拡大して見てください
テーブルの下で ミミちゃんの左眼が光っています
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さかなとり
はいっ、良く判りました
フレアーが出るのは お手入れ前と変わりませんです
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洗濯屋小僧
実物の小僧さんの人形は 色があせておりますが
ポスターでは 生き生きしていますでしょ
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HONDA
HONDA PS250、やわらかく フレアーも少な目です
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旭ヶ丘団地
白いビルディングは 自分の明るさでフレアーを起こします
ええ感じでしょ?
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電柱のない街
「フレアーのある街」と タイトルを変えたほうが良さそうですねぇ
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家の前の公園
家の前の公園です
クレーンに乗って 最後の1本の枝を切っています
う~ん、すっきりしました
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■ 2020年10月20日~21日撮る
■ Canon FL 28mm F3.5 on SONY α7 II
■ 絞り優先AE、すべて絞り開放 F3.5
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キヤノン FL 28mm F3.5、残念ながら フレアーの出る状態は 変わりませんでした
1961年製の 非Ai ニッコール 28mm F3.5 も 相当フレアーが出やすいけれど
フレアーの量の多さでは キヤノンの勝ちぃ~
まあ 固かったフォーカスリングの回転がスムーズになったので 良しとしましょう
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