中国製 Fujian 35mm F1.7 で 遊ぶ
2021年 06月 15日
新品の中国製レンズを手に入れました
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Fujian 35mm F1.7 on Sony α7
こんなレンズです
ものすごく小さくて まるで引き伸ばしレンズの感じです
マウントアダプターは、レンズに付属していた C-マウント→NEX 用のものです
■ 2021年6月13日 ■ AF Micro Nikkor 60mm F2.8D on Nikon D700
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Fujian China TV Lens 35mm F1.7
ピカピカのシルバー色のメッキが施された 全金属製の美しいレンズです
FUJIAN CHINA の 名称が誇らしげです
概要: 2015年頃 中国製 TV用 C-マウント 広角レンズ
正式名称: Fujian China TV Lens GDS-35 f=35mm 1:1.7
マウント: C-マウント
イメージサークル: APS-C サイズで ケラレ無し 程度
焦点距離: 35mm
明るさ: F1.7~∞(絞り切ると レンズが全閉になる)
レンズ構成: 不明(コーティングの反射から 4枚構成と思われる)
絞り羽根: 12枚
絞り機構: 普通絞り クリック無し
コーティング: アンバー系(だいだい色)の単層膜コーティング
シリアルナンバー: 無し
最短撮影距離: 約30cm
フィルター径: 約34mm
重量: 実測 112g
発売当時価格: 約3,000円(マウントアダプター 1個を含む)
「ああ~、このレンズかぁ」と思われるかたは Cマウントレンズに興味をお持ちのかたか
この当時からバリバリ売り出された 中国製レンズを使ってみようかと思われていたかたですね
もともと Cマウントレンズは 16mmシネ用のレンズマウントです
もっと小さい Dマウントと呼ばれる 8mmシネ用のレンズマウントもありましたねぇ
【購入の動機】
わたしは CマウントやDマウントのレンズを見つけたら オロオロしてしまう体質で
昔から、中古カメラ屋さんで 帝国光学の ズノー 13mm F1.1 などを見かけると 身体が固まってしまっておりました
ミラーレス一眼カメラが普及しはじめてから、Cマウント用のマウントアダプターは急激に安くなり
1.500円ぐらいの値段で入手できるようになりました
Cマウントレンズは持っていないけれど
レンズを買ったときにすぐ使えるように マウントアダプターだけでも買おうかなぁと考えていました
ヤフーオークションで、新品の CマウントレンズにNEX用のマウントアダプターが付いて 即決3,000円で出品されました
これには辛抱たまらずに ポチっとやってしまったのです
■ 2021年6月13日 ■ AF Micro Nikkor 60mm F2.8D on Nikon D700
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出荷の姿
美しいシルバーメッキのレンズですが、出荷の姿は非常におそまつです
新品なのですが 上の写真の状態で受け取りました
・まず箱ですが CCTV LENS と 印刷されているだけの粗末なもので レンズ名称の印刷は無く
製造メーカー名も記載されていません
・レンズ本体は プラスティック製のフロントキャップとリアーキャップが付いて プチプチで包まれていました
・マウントアダプターにいたっては ただのセロファン袋に入っています
使用説明書や仕様書も入っておらず「これでも使えるか?」といった感じです
べつに「豪華な箱に入れろ」という気持ちは全く無いのですが 簡単な仕様書ぐらいは付けるべきでしょうね
ついでにメーカーへの文句を たれますと
・フォーカスリングには せっかく距離数字を入れたのなら 合わせる指標が必要である
・絞りリングにも 合わせる指標が必要で 指標が無いので絞り開放以外は絞り値が判らない
・レンズの鏡胴には TV LENS と書いてあるのに 箱には CCTV LENS となっている
文句ばかり言いましたが 良い点もちょっと書いておきます
・ゴムグリップを使っていない フォーカスリングと絞りリングは デザインを大きく変えて
間違って操作する危険が無い
・フォーカスリングは 相当オーバーインフィニティに造られており
これなら ねじ込み過ぎやねじ込み足らずからの心配無しに無限遠が出る
・フォーカスリング、絞りリングとも グリースが程よく効いて 非常に感触よく回転できる
長々と書きましたが、Fujian 35mm F1.7 を ソニー α7 に付けた 絞り開放写真に行ってみましょう
ソニー α7 II を 使わない理由は、α7 II と マウントアダプターとの相性が悪くて
ボデイからマウントアダプターを外すときに 固くて苦労するからです
これは レンズの問題ではなく ソニーの問題ですね
左側のサントリー角は いつも古レンズをいつくしむ時に舐めるもので 本題とは関係ありません
■ 2021年6月13日 ■ AF Micro Nikkor 60mm F2.8D on Nikon D700
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フルサイズ で
まず α7 を、ライカ判フルサイズの設定のままで撮ってみました
焦点距離35mmの写りですが 左右が大分ケラれています
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APS-C 判 で
α7の設定を APS-C版に切り替えました
フルサイズ換算 焦点距離52.5mmの写りです
ケラレはなくなりました
周辺は 大きくボケています
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歪曲収差
歪曲収差は認められないですが 画面中央から離れると ボケが大きいですね
大きなボケ 大好きやからねぇ
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ミミちゃん -1
ミミちゃん 「なんや、そのちっちゃいレンズは」
わたし 「いひひ、中国製のレンズや」
けっこうシャープに写っていると思いませんか?
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ミミちゃん -2
あんた 犬歯の2本だけ大きいねぇ
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トリスオヤジ
コップのお風呂で トリスオヤジがいっぱいやっています
周辺は ええボケ味です
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夕暮れ時
遠くを撮ると シャープには写らないようです
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ぼやける
CCTVレンズというと 監視用レンズです
周辺が こんなにボヤけてええのかい?
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Yashica Penta J
最短撮影距離付近で ヤシカペンタ-J を撮ってみました
最短撮影距離は 0.5mの記号がありますが 実際はもうちょっと寄れるようです
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おひさまっこ保育園
なんか ミニチュア写真を見ているようです
ヘキサノンAR 50mm F1.4 も 絞り開放では ミニチュア写真のような描写をしますが
もっとシャープネスがありました
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夜景
夜景を撮ると、いやっ 遠景を撮るとシャープネスに欠けるようです
CCTVレンズは 遠くは撮らないから これで良いのかしら
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あやつりにんぎょう
慎重に 女の子の眼にピントを合わせたのに
構図をととのえたら、女の子の顔が ボケのエリアに入ってしまいました
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なかよしわんこ
いつも撮る なかよしわんこ
まあまあ 許される描写と思っておこう
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キャップ
中央の青いキャップに ピントを合わせています
後ろボケよりも 前ボケが大きいですね
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■ 2021年6月13日~15日 撮る
■ Fujian China 35mm F1.7 on Sony α7
■ 絞り優先AE、すべて絞り開放 F1.7
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CCTVレンズって、みんな Fujian 35mm F1.7 みたいに 周辺に行くにつれて 大きくぼやけるのかしら
監視カメラ用のレンズであれば それで良いような気もしますが・・・
まあ、シルバーの美しいレンズが また1本増えたと思うようにします
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