ピンホールレンズの工作

2006年1月9日(月)

「科学のタマゴ」という少年雑誌 2005年2月号の付録の 実験カメラに
ピンホール・レンズ(正確にはピンホール筒でしょうか)が付いていました。
この実験カメラは、レンズ、絞り板2種類、焦点板、ピンホール、フィルム/印画紙など
いろいろ取り替えて楽しめる すごい奴です。

ちょうどD70を買ったあとだったので、何とか このピンホール筒を使って
D70のデジタルで ピンホール写真を撮りたいとずっと思っていました。

親父の葬儀一切が片付き 少し時間ができましたので
D70のピンホールレンズを工作して 試し撮りしてみました。




1
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材料一式

下が実験カメラですが 今回は使用しません。
上右の小さいのが ABS樹脂製の ピンホール筒です。
約0.1mmの穴(写真では小さ過ぎて見えません)が明いていて 2mm程度のフランジが付いています。

上左がNikonの樹脂製ボディキャップ、上中央が 今日ボディキャップに穴を明けたものです。
この穴に ピンホール筒を突っ込んで出来上がりです。
書くと簡単ですが、穴明けが結構大変です。




2
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工具

使った工具は 実はこの二つだけです。ほかに工具を持ってません。(涙)

ねじ用ドライバーで まずボディキャップの中心らしき所に下穴を明けます。
そのあと、大型ハサミの刃で グリグリ拡大して行きます。
穴の偏心ぐあいや真円ぐあいを見ながら ゆっくりとグリグリします。

人間の眼は結構確かですので 何回も確認しながらグリグリやれば うまく行きます。
作業途中 タバコを一服して 出来具合を見ながら またグリグリ。
タバコを吸わずにあわててやると きっと失敗しますよん。




3
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穴が明いたキャップと ピンホール筒

ピンホール筒のフランジで止まるようにし、ヌケ止めはピンホール筒と穴の摩擦力だけです。
そのために、穴は少し小さい目に明け ピンホール筒を無理やりパチンと突っ込むのです。
ピンホール筒とボデイキャップは接着せずに またはずして他のカメラにも使いたいからです。

この丁度良い大きさの穴に仕上げるのが 結構やっかいです。
またタバコを一服して、明いた穴にピンホール筒を押し付け あとどれくらい穴をひろげねばならんかを確認します。
上の写真は ピンホール筒が穴にパチンとはまる様になった状態です。




4
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出来上がり

出来上がって ボディキャップにピンホール筒を パチンとハメこんだところです。
穴は真円にはできなかったのですが ピンホール筒のフランジに隠れて 見ばえ良し。 うれぴー

ここで喜んでしまって 水洗いしなかったことを 後で大後悔します。




5
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望遠

ピンホールとCCDの距離が長いと 望遠になります。

これは リバースリングとアタッチメントリングを使って 望遠ピンホールにしたところです。
後でわかるんですが、コレ付けずに 直接D70に付けた方が 広角になって使いやすいです。

この写真、喜びで手が震え(アル中でかな) ブレてます。でへへ




6
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D70にハメてみる

ピンホールデジカメの雄姿です。

えへへ、なかなかカッコイイと言うか レンズキャップしかハメてないと言うか ・・・
殆どカメラの重量だけで 軽い軽い。 うれぴー (^^)

ところで こんな記念写真を撮るとき ブタ小屋では写す所がないのですねー。(涙)




7
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実験カメラと記念写真

実験カメラと ピンホールデジカメになったD70の 記念写真です。
カメラの下に敷いているのが 少年雑誌 「科学のタマゴ」です。




8
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科学のタマゴ

とても楽しませてもらったお礼に 「科学のタマゴ」のCMです。
学研発行、オールカラー、67ページ、実験カメラの付録付きで 1680円です。

漢字には全部ひらがなルビ付きで タメになる?漫画もいっぱいです。
小学校高学年用の雑誌でしょう。

さあ、ピンホールデジカメで 早速撮ってみよう (^^)




9
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初写し - ベランダから

ぎょえー! 公園の向こうの家が 大きく写っています (^^) ウレピー(^^)
リングを付けて望遠になっています。( 写真-5を 参照願います )

が、画面中央やや右に 強烈なゴミが付いています。
グリグリやった時の 削りカスがボディキャップに残っていたのでしょう。えーん




10
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せんたくもの

ボディキャップ直付けにして広角にしました。
このほうが写りは良さそうです。
花柄がいい色に写っています。(^^)




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ヒズミないねー

ヨンサンパーロクの歪はひどいけど、ピンホール写真はレンズが無いので 歪曲がありません。
ゴミは ばっちりクリアーですね。(涙)




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ご立派な写り

なかなか立派な 写りです。
色も実物どおり 出ています。

ゴミも 大変立派です。 しくしく




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ブースカを撮ろう

室内のブースカに挑戦です。

屋外では うっすら景色が見えていたファインダーですが 室内で覗くと全く真っ黒です。
写る範囲は カンで想像します。
露出時間は4秒です。 何年ぶりかで三脚を引っ張り出しました。




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コムギを撮ろう

コムギを撮ってみました。
ISOを1600まで上げて シャッター速度をかせぎ 2秒にしました。

2秒でも コムギは当然じっとしていません。
これも 三脚使用です。
ボヤけているぶん ゴミもボヤけていますね。 (^^)




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撮影データ
 ■ 2006年1月9日撮影
 ■ 1~ 8枚目 : Panasonic DMC FZ10 マクロ設定
 ■ 9~14枚目 : D70 + 実験カメラ用 ピンホール
 ■ シャッター速度 : 1/2秒 ~ 4秒
 ■ 露出 : 全部 カンです

屋外で ISO400 1秒程度で 適正露出となりましたので
ピンホールのF値は 約128~256程度かと思われます。

レンズ無しのピンホールだけでも 結構写るもんですねー
レンズ屋さん、もっと頑張って貰わんとイケンよー!

だけど このゴミ、ブロワーしゅぽしゅぽ で取れるかなー (涙)

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Commented by jikomannte at 2006-01-09 18:38
ピンホールデジカメ、実用的で楽しそうですね~。
最短撮影距離ってどうなのでしょう。
プラスチックの削りカスと言うのは、静電気でCCDに付着しやすいのでしょうね。
超絞込み撮影なので、これまで気がつかなかったゴミを発見したとか言うことはありませんよね。(笑)
ピンホール写真と同じような(乱暴ですね)ものに、ベス単と言うのがあると思うのですが、あれはベス単レンズと言うのがあったんでしたっけ。
Commented by biwakokayo4 at 2006-01-09 19:08
ご自分で作られたのですね。
友人はD70につけてピンホール写真が撮れるキャップみたいなのを買っていました。
デジタル写真じゃないみたいにやわらかいですね。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-09 19:09
jikomannteさん、こんばんは!
最短撮影距離って ピンホールには無いんですよー。
穴から前には 全部ピントが合います。
それでも全部ぼやけているじゃないかと言われそうですが レンズが無いからボヤけるそうです。

ゴミは jikomannteさんが仰るとおりかも知れません。
ピンホールをはずして50mmF1.4で空を撮りますと、わずかにゴミが写ります。
シュポシュポやって位置は変わったかもしれませんが ゴミがあります。(涙)
VEST判コダックの単玉や 1群2枚張合せ玉の奴を べス単と呼んだのだと思います。
古すぎて私は知りません。若いですので(^^)
でもベス単は、ピンホールとは全く異なりますね。
べス単には フード(造り付けのごく短い奴でフードと呼べるかどうか)が付いており
フードを無理に外すと 球面収差で白色がにじんでソフト効果が出たんです。
だからソフトにする時の事を 「べス単フード外し」と呼んだのですね。
フードを付けておくと 普通の写りだったとか本には書いてあります。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-09 19:25
kayoさん、こんばんは!
いいえ、自分でやったのは ボデイキャップに穴を明けただけです。
ピンホール自体は雑誌の付録で お友だちと同じく やはり買ってきたのです。

ピンホールを自分で作る方もおられるようです。
作りかたは簡単で アルミホイールに針でごく小さい穴を明けるだけです。
後は、一眼レフからレンズを外して 穴の明いたアルミホイールをマウント部にあてがい
ゴムバンドで固定して出来上がりです。
レンズキャップの厚みが無い分だけ もっと広角になるらしいですよ。
コツは 出来るだけ小さい丸い穴を明けることらしいです。
一度お試しあれ!
ただし穴からゴミが入るカモです。(^^)
Commented by arizo02 at 2006-01-09 20:24
こんばんは。
今回はお宅にお邪魔して「ブタ小屋(失礼!)」のテーブルの横で、このお話を聞きながら「ふーん、なるほど…」なんていってる気分です。楽しいですねー。
撮るだけで精一杯の私には、ここまで来ると作る喜びまであるのかとほとほと感心です。レンズがないと歪曲がないというのも、眼からウロコでございます。お勉強になりました。はい。
Commented by choco-one at 2006-01-09 20:27
こんばんは。
楽しそうですね。
去年買ったファットフォトのおまけのピンホールカメラ、まだ作ってません。
早く作りたいよー、です(^^)
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-09 21:39
arizoさん、こんばんは!
ブタ小屋には お客さまに座って頂くスペースが無いのです。(涙)
飲んだ後は イビキが大きいので女房に追い出され ここブタ小屋でコムギと寝てます。
コムギはイビキには文句を言いませんが、朝 ブースカの目覚まし時計が
「朝日がサンサンお早ようさん」 と言うと 怒ってウーウーうなります。

はっはっは、作るという様なことはしておりません。 穴明けて突っ込んだだけです。
球面でも非球面でもレンズを使うと、やはり光線を完全に設計どおりには曲げれないのでしょうね。
レンズも何も無いと 光線は真っ直ぐに進むようですね。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-09 21:52
choco-oneさん、こんばんは!
うーむ、choco-oneさんも ピンホールカメラに興味を持っておられたのですか。
昔、スケッチの下手な画家が 暗い部屋の壁に小さな穴(ピンホール)を明けて
紙の上に投影される景色を なぞっている絵を見たことがあります。
ピンホールも 同じ原理なんでしょうね。

ファットフォトって、近所の本屋さんに売ってないんですよ。 欲しいのにー。 (T T) しくしく
Commented by datian at 2006-01-10 22:10
とても面白そう。読んでいる途中からnakajimaakiraさんのワクワク感が
伝わってきたというか私自身がワクワクしてました。
写りも穴一個のなんにもない空気レンズとは思えない
ソフトながら「エエッー」とびっくりする写りです。
E-300でもやってみたいです。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-10 22:50
datianさん、こんばんは!
えへへ、 面白そうでしょ (^^)
↑で、kayoさんに アルミホイールを使ったピンホール写真を紹介しております。
とても簡単なので datianさんも試されてはいかがですか。
アルミホイールに明ける針穴を大きくすれば 明るいピンホールになりますがボケは大きくなるそうです。
ただ アルミホイールとCCDの反射の往復を防ぐため アルミホイールの裏(カメラ側)は
マジックインキ等で黒く塗った方が良いでしょうね。
アルミホイールなら 材料費タダで、5分あれば出来ると思います。
面白いですよーん。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-10 23:04
choco-oneさん、こんばんは!
ちょっと書き忘れていました。
ファットフォトのおまけの ピンホールカメラって Filmを使う奴でしょ。
ピンホールカメラは 適正露出を決めるのが難しいので デジタルで撮るほうが
結果を見ながら 露出調整できるから断然簡単ですよ。
ファットフォトにも ピンホールが単独で付いているなら
それを使って わたしのようにピンホールデジカメにすれば良いと思います。 (^^)
Commented by arizo02 at 2006-01-11 10:09
おはようございます。
小学生の低学年の頃だったような気がしますが、駄菓子屋さんで日光写真で遊んだことを思い出しました。薄いグリーンの紙にネガを置いて日光に当てるヤツです。なんだか懐かしいなぁ。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-11 11:49
arizoさん、おはようございます。
昨日から また会社に出勤して働いています。(いやだけど)
日光写真は印画紙の前に ネガを置いて日光で印画紙を焼くやつだったですね。
鉄人28号とか、力道山などの ヘタクソな絵のネガを使って日光写真を撮ったものです。
印画紙は 感度の悪ーいコピー用紙だったのでしょう。
せっかく焼き付けた鉄人28号も しばらく経つと消えてしまいました。
木製の小さい額のような印画紙保持ワク、印画紙と2~3枚のネガが付いた 日光写真機キットで 20円ぐらいでした。
相撲とか藤田まこと等のネガセットが10円くらい、黒紙で包まれた印画紙セットも10円くらいで別売りで買えましたね。
わたしの小遣いが1日5円だった 50年以上前の話です。(^^)

ところで↑の学研実験カメラは 35mmフィルムも使えますが、印画紙で撮ることも出来ます。
黒いビニール袋に入った 何枚かの印画紙も付いています。
印画紙も昔のコピー用紙とはちがい 撮ったあとアイロンで熱をかけますと
画像は消えないとのことです。
まだ印画紙は開封せずに撮ってあります。印画紙写真が撮れたらまたUPします。 (^^)
Commented by kumasann1110 at 2006-01-12 07:08
私もシャランのクロ35という組み立て式のピンホールカメラを所有していますが
まだ一度も撮ったことがありません(^^;
面白そうなのですが、めんどくさそうでもあります。(笑)
デジタルで撮っていますと、怠け癖がつくようです(^^;
Commented by 火呂 at 2006-01-12 07:58 x
面白そうですね~
最近付録で付いてるのは見かけるのですけど、めんどうくさそうで手が伸びません(^^;
今度有ったら子供に作らせよう・・・

お父様のこと、お悔やみ申し上げます。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-12 10:28
kumasannさん、おはようございます。
ピンホール写真は デジ一眼と相性抜群ですよ。
銀塩カメラでは、露出の確認がむつかしいでしょうね。
クロ35のピンホールだけ外してデジ一眼につければ、福娘のおねぃさんが もっと綺麗に撮れますよん。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-12 10:40
火呂さん、おはようございます!
とても面白いですが つぎの欠点もあります。
・屋外でも約1秒は じっとしている物しか撮れません。
・屋内では確実に 三脚が要ります。

利点はやはり 写りの良さ (色は必ず実物の色で、歪ゼロ)と、軽さ(20gぐらい?)ですね。(^^)
親父の件 ありがとうございます。_| ̄|○
Commented by arizo02 at 2006-01-12 10:54
おはようございます。日光写真の件、わたしの曖昧な記憶が、呼び覚まされたように鮮明になりました。ご説明いただいて懐かしさの深みにはまりました。
同じ頃、何かのオマケだったのでしょうが、カラーのスライドと豆電球を持って押入れに入り、白い紙に投影して遊んだことまで思い出してしまいました。あまりに遠い思い出ですが、なんだかとても暖かくなります。どうもありがとうございます。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-12 16:30
arizoさん、こんにちは!
ありましたねー。 ボール紙製の幻灯機(スライドのことです)や 手回し8ミリ鑑賞機など。
雑誌のおまけだったか忘れてしまいましたが 作ったけどうまく見れなかった記憶がうっすらあります。
昔の少年雑誌には いろいろ楽しいものが付録についていましたね。
U型の磁石とか、万華鏡とか、糸電話とか SeaDragon (白い粉末ですがコップの水の中に入れると
1~2日でごく小さな タツノオトシゴがいっぱい出てくるヤツ)とか ・・・・。
懐かしいですねぇ。こんど暇なときに、昔のオマケに どんなものがあったか思い出して書き上げてみます。(^^)


Commented by musapoo at 2006-01-13 21:36
 大人の科学ってのが最近流行っているようですね。私の身の回りでも話題になっているのですが、私たちが子供の頃に学校で販売されていた科学と学習の付録には、毎月わくわくしていました。付録ばかりいたずらして、本の中身を全然みないので叱られたこともありました。
そういう経験を持つ世代が大人になって懐かしく感じるのかなぁなんて勝手に憶測しています。
私の小2の子供も、今日、科学が届いて、兄弟で付録で遊んでいます。今、それが原因でケンカして保育園児が涙状態です。
Commented by nakajimaakira1948 at 2006-01-14 01:42
musapooさん、こんばんは!
むかしも今も何も変わっていませんね。
私が子供のときも 付録ほしさで雑誌を買ったことがよくありました。
いやー、雑誌だけではなかったですね。
仁丹野球ガムというのは 入っているカードを溜めると グローブやミットが貰えました。
買ったガムなど殆んど眼中になく そのカードを集めるのに夢中でした。
もっと古い事を言えば、カバヤ・キャラメルというのがあって オマケの券を集めて
10枚にためると カバヤ文庫の中から 好きな本が貰えました。
みんなカバヤ文庫の本が欲しくて おいしくないキャラメルを買って食べました。

付録が欲しくて本を買う、その付録を取り合いしてケンカする、昔から男の子はそれでいいんですよん。
いいえ、それがいいんですよん。(^^)
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by nakajimaakira1948 | 2006-01-09 17:39 | 60mmF128 ピンホール | Trackback | Comments(21)

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