カテゴリ:200mmF4.5 Canon FL( 2 )

2020年8月

単焦点の200mmレンズは 楽しいです
わたしの200mmレンズは いつの間にか増殖してしまいました


製造年度    レンズ名称           構成    重量

1960年  コムラー 200mm F4.5       3群4枚   450g
1961年  ニッコール Q Auto 200mm F4    4群4枚   580g
1963年  タムロン 200mm F5.9       2群3枚   280g
1964年  UV トプコール 200mm F4      5群6枚   508g
1965年  RE Auto トプコール 200mm F5.6  4群5枚   450g 
1966年  キヤノン FL 200mm F4.5       4群5枚   555g 
1967年  MC テレロッコール 200mm F3.5   4群6枚   775g
1968年  ヘキサノン 200mm F3.5       4群5枚   880g
1972年  SMC タクマー 200mm F4       5群5枚   550g
1973年  ニッコール Q.C Auto 200mm F4   4群4枚   625g
1977年  Ai ニッコール 200mm F4      5群5枚   530g


一番新しいもので43年まえのレンズですが、一本一本に思い入れがあります

コムラー 200mm F4.5
あんた、日本で初めて造られた 35mm一眼レフ用の200mm交換レンズだったのねぇ

ニッコール Q Auto 200mm F4
さすがニッコール、解像力・歪みの無さ・色合い 最高です

タムロン 200mmF5.9
わたしが高校生のとき 初めて買った交換レンズ、2群3枚というけれど
最後尾のエレメントはホコリよけの平面ガラスで 実質は1群2枚構成です
簡単な構成で 重量も 280g しかないけれど 本当に良く写ります

UV トプコール 200mm F4
このレンズは レンズシャッター一眼レフ用の200mmだけど
前玉は非常に大きくてとても立派です、そのかわり最短撮影距離は 6m
なんじゃこれは

RE Auto トプコール 200mm F5.6
白く輝くアルミ合金製の鏡胴は ほれぼれする程素晴らしくゴージャスです
しかし開放F値は F5.6、なんでやねん

キヤノン FL 200mm F4.5
小型のスレンダー体型だけれど 絞りは A/M 切り替えレバー付きです
キヤノンは、マウントを R → FL→ FD → New FD と 変えまくったけれど
このレンズは 絞り込み測光で どんなキヤノンのマウントでも使えますよ

MC テレロッコール 200mm F3.5
国内では 高価であまり売れなくて 殆どが輸出された明るいロッコール200mmF3.5
写りの良さと仕上げの良さが素晴らしい、775gは重すぎるけど

ヘキサノン 200mm F3.5
ARの表示は無いけれど れっきとしたヘキサノンARマウントの 200mmF3.5
描写性能はピカイチ、その重量も 880g とピカイチの 豪華で明るく重いレンズです

SMC タクマー 200mm F4
スーパー マルチコーテッドの名称も誇らしい 美しいコーティングの 200mm F4
それ以外 特に言うことは無いけれど 何を撮っても綺麗に写る優等生の200mm

ニッコール Q.C Auto 200mm F4  
マルチコーティングされて Q.C型になり 最短撮影距離も2mと短縮
まさに 世界一 の 200mm レンズ

Ai ニッコール 200mm F4
このレンズは 大阪駅の八百富で新品を買いました
高かったのに、解像力は ニッコール Q.C Auto 200mm F4 のほうが良いのは何故ですか 
 


少し難しい話をしますと
焦点距離が200mm程度より短いレンズでは 軸上色収差が目立たないけれど
焦点距離が200mm程度を超えたあたりから 軸上色収差が目立ってきて
ED、SD や APOレンズと呼ばれる異常低分散ガラスを使わないと良い画像が撮れないということなのです

プリズムを通した太陽光を紙に当てて観察すると 赤い光線と青い光線が別れて見える、あの現象です
そのほかに、レンズに斜めに入って来た光線による倍率色収差というのもありますが 難しいのでやめます

わたしの200mmレンズは、一番新しいもので47年昔の ニッコールQ.C Auto ですが
異常低分散ガラスが非常に高価な時代だったので レンズは普通のレンズしか使われていません
それでも 軸上色収差は目立たない程度の良いレンズが多いですが
拡大してよく見ると 少し軸上色収差が認められるレンズもありました


さて 今日はどの200mmにしようかなぁ
1966年の キヤノン FL 200mm F4.5 を使ってみましょう




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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08171175.jpg

Canon FL 200mm F4.5 on Canon FL

キヤノン FL 200mm F4.5 を、1973年の電子シャッターの TTL一眼レフ キヤノン EF に付けています
良く似合っていると思います


仕様を書いてみます

概要:     キヤノン製の 一眼レフ用200mm望遠交換レンズ
発売時期:   1966年
焦点距離:   200mm
明るさ:    F4.5~F22
レンズ構成:  4群5枚
フィルター径: φ46mm
最短撮影距離: 2.5m
絞り羽根:   8枚
コーティング: アンバー系(だいだい色)主体、シアン系(薄白い青)の 単層膜コーティング
フード:    組み込み
その他:    A/M 切り替えレバー付き
重量:     555g
発売時価格:  19,900円


この写真は、前回の Auto Yashinon 50mm F2 で撮っています

それでは、キヤノン FL 200mm F4.5 を ソニー α7 II に付けた 絞り開放写真に行ってみましょう

■ 2020年7月30日 ■ Auto Yashinon 50mm F2 on Sony α7 II





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08171520.jpg

歪曲収差テスト

歪曲収差は全く認められません





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08171916.jpg

おひさまっこ保育園

シャープに写っていますが、拡大してご覧になると
建物と白い空の境界に ほんの少し軸上色収差が認められます、判るでしょうか





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08172245.jpg

夜景

フィルム写真時代には 綺麗に撮れなかった夜景です

ISOは自動でアップして ISO 12,800
それでも シャッタースピードは 1/5 秒
しかし手ブレ補正機能が効いて ブレは判りませんねぇ

良い時代になったものです





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08173728.jpg

テーブルの下で

テーブルの下でヘコタレていたミミちゃん
撮ろうとすると、気配を感じたのか どんぐり眼をパチリと

200mmぐらいになりますと ファインダー像は十分大きくて
ファインダー像拡大機能を使わずに ピーキングだけで撮れます
ジャスピンとはいきませんが





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08174150.jpg

置物ミミちゃん

置物ミミちゃん 「どこ行きまんねん?」
わたし     「ちょっと 朝の散歩に行ってくるよ」





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08174520.jpg



いもうと

いつもの「さかなとり」の いもうとです

う~む、ピント合わせが難しいです





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08175006.jpg



登校

おんなの子ふたりが 陸橋を上って行きます

ピーキングで





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08180263.jpg

なかよし

まんなかの子は 一年生かなぁ
おねぃちゃんとお友達に お手々をつないでもらって





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08181531.jpg

線が細い

ボイラー室でしょうか

金網の針金の細かいところまで解像しています

キヤノン FL200mmF4.5 よ、あんた解像力すごいねぇ





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08181903.jpg

ランタン

赤錆のランタンです
本当に良い色に錆びていますでしょ





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単焦点200mmレンズの楽しみ キヤノン FL 200mm F4.5 で_b0069128_08182800.jpg

湯沸かし

湯沸かしポットを撮ってみました

きっと色収差が出ると思ったのですが 拡大して見ても出ていませんねぇ



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 ■ 2020年7月30 & 31日 撮る
 ■ 2 ~ 12枚目 Canon FL 200mm F4.5 on Sony α7 II
 ■ 絞り優先AE、すべて絞り開放 F4.5

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いまでは、ズームレンズの焦点距離のなかに含まれているからでしょうか
単焦点の200mmレンズは、全く人気が無く メーカーも造ろうとしませんね

この キヤノン FL 200mm F4.5 も キヤノン FTb の「おまけ」に付いてきたレンズでした
でも使ってみると、現代のレンズに全く引けを取らない写りと感じるのですがどうだったでしょうか

単焦点の200mm、楽しいですよ









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by nakajimaakira1948 | 2020-08-02 10:12 | 200mmF4.5 Canon FL | Trackback | Comments(2)
2016年2月5日(金曜日)

キヤノンFTbという 1971年製のカメラをヤフーオークションで1000円で落としたら
なんとレンズが4本も付いて来ました ♪♪♪

付いて来たのは、キヤノンFD50mmF1.4、FL35mmF3.5、FL200mmF4.5と
シグマHigh-Speed Zoom 80-200mm F3.5-4 の4本のレンズでした。

このうち、FD50mmF1.4 と FL200mmF4.5は ほこりを取ったら綺麗になりましたが
FL35mmF3.5 は これぞ白濁レンズという見るも恐ろしいレンズでした。
シグマHigh-Speed Zoom 80-200mm は 2枚目のエレメントに少し曇りが出ていました。

特に綺麗なキヤノンFL200mmF4.5は 全く使わなかったのではないかと思われる程で新品同様でした。


さっそくキヤノンFL200mmF4.5をソニーのα7に付けて 絞り開放の試し撮りです。





1
キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14165615.jpg

新品同様のFL200mmF4.5

1966年9月から造られた 細長いレンズです

仕様は、4群5枚構成、最短撮影距離2.5m、絞り羽根は8枚、フィルター径48mm
コーティングは マゼンタ系とシアン系のきれいな単層膜です

真鍮製と思われ 細長い割に555gと ずっしりしています

写真に行ってみます





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14193594.jpg

園児たち

家の前の公園で遊ぶ おひさま保育園の園児たちです
絞りは開放のF4.5ですが、解像力・色相も良く さすがキヤノンという写りですねぇ





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14214919.jpg

気付いてる?

最短撮影距離は2.5mですので 近寄っては撮れません
昼寝中のミミちゃんも気付かない、うん? 気付いてる?





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14235130.jpg

ぶた仮面

本棚の上のぶた仮面です
200mmの圧縮効果で、もともとぐちゃぐちゃ状態がより一層ぐちゃぐちゃです





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14251919.jpg

電柱

電線がいっぱいで 近寄るのも怖い部分です
でも すずめの夫婦は良くこの上に停まってピーチクパーチクやっております





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14285249.jpg

ニシイチ

キヤノンFL200mmを外に連れ出しました
200mmになると そんなに被写体がありません

くすり屋さんの看板です





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14304895.jpg

サイドミラー

動くものは ピント拡大しているひまはありません
どこかに合うだろうとピーキングだけで撮ったら 働く車のサイドミラーにピントでしたぁ





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14333663.jpg

べっぴんさん

この写真、ピントが甘いです
街中のポスターなんですが 撮っているとき人が通りがかって
べっぴんさんを撮っているのが恥ずかしいので ちゃんとピントを合わせずにあわてて撮ったのです





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14361173.jpg

スキップ

下校時でしょうね、女の子がスキップしながら通りすぎて行きます
ボケ味も良し




ここまで撮って、ふと同じく細長~いタムロン200mmF5.9を思い出しました

親父に買ってもらったminolta SR-1の初めての交換レンズだったんです
わたしがまだ高校生の時、小遣いを貯めてやっと買った交換レンズです
この時のことは2005年の「TAMRONのこと」に詳しいです

全然シャープに写らなかった泰成光学製のタムロン200mmですが棚を探してみました
おお~、あったあった




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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14472080.jpg

タムロン200mmF5.9

非常に細身のレンズです

タムロンがまだ泰成光学を名乗っていたころの1965年ころに買いました
このタムロン200mmF5.9自体は 1963年から発売されておりました
ミノルタSR-1では すべての写真がボケボケに写りました

タムロン200mmF5.9の絞りリングを握って思い出しました
2005年の記事を書いたあと グリグリいじくりまくっていると
まず絞りリングが空回りするようになりました
ビスを外して修理していると今度はビスを無くしてしまって
絞りリングだけでなく ピントリングまで空回りするようになってしまったのです

絞りは後玉側から覗くと1段ぐらい絞られた状態(F8ぐらい)で止まり動きません
幸いにピントリングは 距離目盛りを書いたリングが空回りしているだけで
鏡胴を回せばピント調節はできる状態です

2群3枚構成の もともと超安物のレンズが満身創痍だったのです

よしっ、タムロン200mmF5.9を ソニーのα7に付けて撮ってみよう!
どんな写りになるのかなぁ





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14523787.jpg

ベランダより

おお~、なんというシャープネス
色合いもコントラストも言うことがありません

うれしい~ ♪♪♪





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_14541926.jpg

公園

外へ持ち出しますと、どこが壊れるか判りません
またベランダから 家の前の公園の葉をカットされた木を撮ってみました

逆光気味でありますが、フードの無いタムロン200mmはフレアーも無く立派な写りをしてくれました

すまんかった、タムロン
むかし何を撮ってもボケボケだったのは あなたのせいでなく わたしの腕が悪かったのです
ちゃんと撮れば綺麗に写るのでした





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キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_1457148.jpg

記念写真

細長~い 200mmレンズを その当時のカメラに付けて記念写真を撮りました

左 キヤノンFX と FL200mmF4.5
右 ミノルタSR-1 と タムロン200mmF5.9



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 ■ 2016年2月1日~5日撮る
 ■   2~9枚目 Canon FL 200mmF4.5 on SONY α7
 ■ 11 & 12枚目 TAMRON 200mmF5.9 on SONY α7
 ■ 1,10,13枚目 AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700

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おまけ
キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_1554070.jpg

細長いレンズ

細長いキヤノンFL200mmF4.5を α7に付けています
今回の2~9枚目は この組み合わせで撮りました


望遠レンズは 絞り開放からしっかり写らねばなりません
むかしの タムロン200mmF5.9も キヤノンFL200mmF4.5もしっかり写ります
おっと、タムロンは1段ぐらい絞られていますのでF8ぐらいになっていますねぇ

■ 2016年2月3日 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700





おまけ -2
キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_17103995.jpg

見るも恐ろしいレンズ

legacyさんから コメントを頂戴しましたので 上で「見るも恐ろしいレンズ」と紹介した
キヤノンFL35mmF3.5をお見せします

恐ろしいでしょ
前玉から2枚目のエレメントが白濁しております

「けっこう描写が柔らかいレンズ」だそうなので そのうちに分解・洗浄してみようと思っています

■ 2016年2月5日 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700





おまけ -3
キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_21204305.jpg

見るも恐ろしいレンズで

純さんから「見るも恐ろしいレンズで そのまま撮れ」とのコメントがありましたので
いやいやながらアップしてみました

やはり白濁が効いて 全面フレアーの画像となりました
しかし これはこれでなかなかの写りではありませんか?

キヤノンFL35mmF3.5は 1968年5月の発売でした
そんなに古くはないレンズですので 絞り開放から解像力はまあまあですねぇ

■ 2016年2月5日 ■ Canon FL 35mmF3.5 at f3.5 on SONY α7





おまけ -4
キヤノンFL200mmF4.5 と タムロン200mmF5.9_b0069128_21211705.jpg

キヤノンFD50mmF1.4 で

ええ~い、ついでじゃ
これも一緒に来た 綺麗なキヤノンFD50mmF1.4で 絞り開放F1.4で撮っています

これはすでに定評のあるレンズですので 写って当たり前で 面白くもありませんねぇ

■ 2016年2月5日 ■ Canon FD 50mmF1.4 at f1.4 on SONY α7











by nakajimaakira1948 | 2016-02-05 15:14 | 200mmF4.5 Canon FL | Trackback | Comments(24)

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