カテゴリ:400mmF6.3 Soligor( 1 )

2019年9月4日(水曜日)

前から 一度やってみたいと思っていた
焦点距離 300mm、400mm、500mm の 単焦点レンズの撮り比べです。

レンズは 次の 6本です

ソリゴール 400mm F6.3  (1968年頃)
AFニッコール ED 300mm F4(1987年)
トキナー SD 400mm F5.6  (1986年頃)
タムロン 500mm F8    (1983年)
コムラー 300mm F5    (1968年頃)
ロッコール 300mm F4.5  (1967年)




1
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13280553.jpg

みんな集まって記念写真

後列 左から
タムロン SP 500mm F8 反射式
ソリゴール 400mm F6.3
トキナー SD 400mm F5.6

前列 左から
MC テレロッコール HF 300mm F4.5
AF ニッコール ED 300mm F4
スーパーコムラー UNI Auto 300mm F5

一番新しいのが 32年まえの AFニッコール300mmF4 の 1987年製で
最も古いのは MC テレロッコール 300mm F4.5 の 1967年製で 52年まえのレンズです


それでは 各レンズを ソニーα7 II に付けて 絞り開放で撮った写真に行きます






300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13281301.jpg

ソリゴール 400mm F6.3

トップバッターは、全長30cmの ソリゴール 400mmF6.3 です

ソリゴールレンズは あの一眼レフのパイオニアの ミランダが販売していたレンズです

ミランダは最初の時期には 帝国光学製のズノー、興和製のソリゴールプロミナー、
藤田光学製のソリゴールミランダと OEMした会社が判るレンズ名だったのですが
いつの間にか オートミランダという 製作会社が判らないレンズを付けるようになりました

一方、ソリゴールレンズは ミランダが倒産したあとも しばらく生き残りました
ソリゴールレンズは そのシリアル番号の最初の文字から 製作会社や製造時期が判ります

300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13281920.jpg

わたしの ソリゴール 400mm F6.3 の シリアルナンバーは
"9" から始まりますので 上の表から あの "キノ精密工業"製だと判ります

レンズが造られた1968年頃には 自動絞りが一般的になっていましたが
この ソリゴール 400mm F6.3 の マウントは まだ Tマウントが付いています
Tマウントはレンズ後端にネジ込んで使いますので ボディとの連絡は一切ありません


仕様

概要:     キノ光学製 1968年頃発売 35mm一眼レフ用 交換レンズ
焦点距離:   400mm
明るさ:    F6.3
レンズ構成:  2群4枚
最短撮影距離: 6.3m
絞り構造:   プリセット式
絞り羽根:   12枚に見えるが 6枚である
マウント:   Tマウント(わたしのは minolta SR 用)
コーティング: シアン系(青色)と マゼンタ系(薄だいだい色)の 単層膜
フィルター径: φ67mm
その他:    フード内蔵、三脚座付き
寸法と重量:  約30cm 実測966g
発売時価格:  25,000円





3
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13282832.jpg

ソリゴール 400mm F6.3 作例

う~ん、ちょっとピントが甘いですねぇ

左側の ピンクの構造物にピントを合わしていますが
ピントの甘いのがファインダー像からでも判りました

しかし 2群4枚の色収差を抑える構成で 軸上色収差は出ておりませんね





4
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13283474.jpg

MC テレロッコール HF 300mm F4.5

最近 1円で落札した 新品のように美しいレンズです


仕様

概要    : 1967-72年 ミノルタSRマウント 超望遠レンズ
焦点距離  : 300mm
明るさ   : F4.5
レンズ構成 : 6群6枚
最短撮影距離: 4.5m
コーティング: 第1面 緑のロッコールのアクロマティック、2面以降アンバー系(だいだい色)主体
フィルター径: φ72mm
その他   : フード内蔵、三脚座付き
重量    : 1,185g
発売時価格 : 42,300円





5
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13283868.jpg

MC テレロッコール HF 300mm F4.5 作例

さすが ロッコールですね

ソリゴール 400mm F6.3 と 比べると 非常にクリアーな感じがします





6
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13284376.jpg

タムロン SP 500mm F8

この タムロン SP 500mm F8 には 三脚座が付いていません
別売で買って 取り付けることが出来たのですが 寸金を惜しんで買わなかったのです
いまでは見つけるのは 至難の業です

まあ 軽量ですから カメラの三脚穴に付ければ 何とかなります


仕様

概要:     1983年 タムロン製 反射式超望遠レンズ
焦点距離:   500mm
明るさ:    F8
レンズ構成:  鏡2枚 光学レンズ 4群7枚
最短撮影距離: 1.7m
コーティング: BBAR マルチコーテッド
フィルター径: φ82mm
重量:     604g
発売時価格:  62,400円


焦点距離が500mmで 最短撮影距離が1.7m ということは
50mmの標準レンズで 17cmまで寄れることであり すごいレンズです





7
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13284924.jpg

タムロン SP 500mm F8 作例

この写真、三脚は使わず 手ブレ防止ONで 壁に寄りかかって撮りました

一般に、反射式(ミラーレンズ)は 屈折式レンズに比べて 解像度が劣ると言われていますが
この写真を見ると ソリゴール400mmF6.3 よりも シャープに写っています





8
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13285451.jpg

トキナー SL 400mm F5.6 SD

このレンズ、レンズ名の最後の SD とは
色収差を補正する 異常低分散(Super Low Dispersion)ガラスを1枚使っていることを示しています

1986年頃の話ですので もう30年以上前になりますが
異常低分散ガラスを一度経験したくて 秋葉原の"にっしん"から 通信販売で新品を購入しました

でも 使ったのは、伊丹の昆陽池へトリさんを撮りに行った1回だけです


仕様

概要:     トキナー製 SDガラス使用の 超望遠レンズ
焦点距離:   400mm
明るさ:    F5.6
レンズ構成:  5群8枚
絞り羽根:   6枚
最短撮影距離: 4m
コーティング: マルチコーテッド
フィルター径: φ72mm
その他:    フード内蔵、三脚座付き
重量:     980g
購入価格:   26,500円(定価 40,000円)


どんな写りだったかなぁ





9
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13285920.jpg

トキナー SL 400mm F5.6 SD

色収差は まったく無いけれど
今回の写真では 色収差が出たレンズはないからねぇ~

シャープな写真ですね





10
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13290511.jpg

AF ニッコール ED 300mm F4

1987年に ニコンが初めて 300mm F4(通称サンヨン)を オートフォーカスで出したと
話題になったレンズです

仕様

概要:     日本光学初の AF サンヨン
焦点距離:   300mm
明るさ:    F4
レンズ構成:  6群8枚 (異常低分散ガラス使用)
絞り羽根:   9枚
最短撮影距離: 2.5m
コーティング: マルチコーテッド
フィルター径: φ82mm
その他:    フード内蔵、三脚座付き
重量:     1,340g
発売時価格:  120,000円

写りはともかく とても重いレンズです





11
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13291094.jpg

AF ニッコール ED 300mm F4 作例

左上の ピンクの構造物にピントを合わしたけれど
右側手前の家あたりにピントが来ているように思います

ピントの合ったところは ぎょっとする鮮鋭さですね

今回は MFで撮りましたが ニコンD700を使って AFで撮ると素晴らしいです
ただ レンズとカメラを合わして 2.5kg近くになり 重過ぎてあまり使わないです





12
300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13292294.jpg

スーパー コムラー 300mm F5

このレンズ、300mmの割に 細身で扱い易いです
三協光機製のコムラー、倒産してしまったけれど 好きなメーカーでした

仕様

概要:     三協光機製 1968年頃の35mm一眼レフ用 コムラー超望遠レンズ
焦点距離:   300mm
明るさ:    F5
レンズ構成:  3群4枚
絞り羽根:   6枚
最短撮影距離: 5.5m
コーティング: マゼンタ系(だいだい色)と シアン系(薄青色)の 単層膜コーティング
フィルター径: φ62mm
その他:    ねじ込みフード付属
重量:     650g





13


300,400,500mm 単焦点レンズの撮り比べ_b0069128_13292745.jpg


スーパー コムラー 300mm F5 作例

スーパー コムラー 300mm F5 の 描写は
AF ニッコール ED 300mm F4 ほど切れ込みは無いし
解像力もないけれど、柔らかい ほんわりとした感じの 気分の良い写りだと感じました





***********************************************************
■ 2019年9月4日 撮る
■ 1,2,4,6,10 & 12枚目 AF Micro Nikkor 60mmF2.8D on Nikon D700
■ 3枚目 Soligor 400mmF6.3 on Sony α7 II
■ 5枚目 MC Tele Rokkor HF 300mm F4.5 on Sony α7 II
■ 7枚目 Tamuron SP 500mm F8 on Sony α7 II
■ 9枚目 Tokina SL 400mm F5.6 SD on Sony α7 II
■ 11枚目 AF Nikkor ED 300mm F4 on Sony α7 II
■ 13枚目 Super Komura 300mm F5 on Sony α7 II
■ 3,5,7,9,11 & 13枚目 絞り優先AE、すべて絞りは開放

************************************************************

1967年から1987年の 20年間の超望遠レンズの撮り比べ
いかがだったでしょうか

記事では、甘いって書きましたが ソリゴール 400mm F6.3 の柔らかな写りが大好きです
最短撮影距離 6.3m、こんなに遠くなければ 家の中で ミミちゃんを撮ってみたいです









-

by nakajimaakira1948 | 2019-09-04 19:02 | 400mmF6.3 Soligor | Trackback | Comments(6)

気楽な写真のブログです。 どの写真も jpegで撮ってリタッチなしです。 写真はクリックで大きくなります。 リンクやコメントも ご自由になさってくださいね。


by Akira Nakajima
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31