カテゴリ:28-105mm AF Nikkor( 63 )

4月27日(土曜日)

蛇腹(ベローズ)を使った折り畳み式のカメラを フォールディングカメラと言います。

日本では、フォールディングカメラのことを スプリングカメラと呼ぶ場合がありますが
スプリングとはバネのことであり バネでレンズが飛び出すことから名付けられたのでしょう。

また、スプリングカメラはドイツ語のスプリンゲン(動詞で「ポンと飛び出す」の意味)から取ったとの説もあるようです。

大判の折り畳み式カメラでは、レンズは飛び出さずに ボディから手で引き出してセットする機種が多く
英語ではフォールディング(folding = 折り畳み)カメラで統一されており スプリングカメラとは呼ばないようです。

ごたくはここまで
わたしの折り畳みカメラを紹介して行くことにしましょう。





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オリンパス クローム シックス III 型

まず ブローニーのロクロク判(6 x 6cm)から行きます

1953年の 高千穂光学の オリンパス クローム シックス です
1940年の 初代のオリンパス シックスが評判が良く そのクロームめっき版です

コパル B、1〜1/200秒 の シャッターに 高千穂光学ご自慢の ズイコー7.5cm F3.5 を 付けています

ただ残念なことに、この当時のズイコーレンズは 白内障の持病を持っており
わたしのも 白内障が進んでおります





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サイドビュー

蛇腹は だいぶ疲労していますが まだピンホールは ありません

アクセサリーシューの分厚さに注目ください
何を付けると思って こんなに立派なシューを設計したのでしょう
外付けの距離計や フラッシュぐらいしか付けるものは無かったはずなのに





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フジカシックス IIC 型

1954年の フジカシックス IIC 型 です

流線型のファインダーのカバーをご覧ください
なんという美しさでしょう

B、1〜1/500秒を誇る 精工舎ラピッドシャッターに フジナー75mmF3.5 の レンズを乗っけています

定価は 18,000円でした
1952年の銀行の初任給が 6,000円 の時代でしたので
初任給3か月分、いまなら 60〜75万円に相当する高価格でした





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フジカシックス サイドビュー

ちょっと横の角度から見たフジカシックス
どうです、美しいでしょ🎵

蛇腹の材質は ヤンピー(子羊)の革でしょうね
造られてから60年以上経つのに まだまだ使えそうです





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マミヤシックス オートマット

1955年12月に発売された マミヤシックス オートマット です

オートマットというのは
フィルムを巻き上げる動作で同時にシャッターをチャージする セルフコッキングのことです

折り畳みカメラでは、ツアイスイコンをはじめ 世界中のカメラメーカーが
フィルムを巻き上げてから シャッターのチャージレバーを別途セットしていた時代に
セルフコッキングを備えた折り畳みカメラを 世界で初めて開発したのです

レンズを動かすのではなく フィルムを前後させるバックフォーカスの連動距離計と
セルフコッキング機構を搭載し この時代の折り畳み式カメラの世界チャンピオンです

B、1〜1/500秒のセイコーシャ-MX に ズイコー7.5cm F3.5 が付いて 29,500円
マミヤシックス オートマットは、値段も 夢の100万円カメラでした





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マミヤシックス オートマット サイドビュー

惜しむらくは、このマミヤシックス オートマット にも
持病の白内障で有名な ズイコー 75mm F3.5 が付いており
現存するマミヤシックス オートマットの大半が白内障です

わたしのものは幸運にも 白い濁りまでは行きませんが やはり少し曇っております





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まちがった名前

マミヤシックス オートマット の 立派な革ケースです

MAMIYA-6 AUTOMATIC と 間違って刻印されています
ケース屋さんが間違ったのなら マミヤは当然クレームしたでしょうから
マミヤ内部の問題だったのでしょう

マミヤシックス オートマット には アイレットがありませんので
ユーザーはみんな 革ケースに入れて持ち運びするしかなかったのに

オートマットとオートマティック、似ているから「これで行こう」と なったのでしょう
おおらかな時代だったんですね





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マミヤシックス KII 型

高価過ぎたマミヤシックス オートマットの翌年
1956年の マミヤシックス KII 型 です

オートマット(セルフコッキング)機構を省略して
シャッターも B、1〜1/300秒の コパルMX とし
レンズを 世田谷光機の セコール S 7.5cm F3.5 に変えた普及機です

バックフォーカスによる連動距離計さえあれば
安いほうが良いというユーザー向けでしょうねぇ

当時セコールは まだ無名でしたが、良いレンズであり
60年を経過した現在でも 微塵のクモリもなく美しい姿を保っています





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マミヤシックス KII 型 サイドビュー

ファインダー窓に黒枠が無いこと以外 マミヤシックス KII 型は
マミヤシックス オートマット と 外観の違いは判りませんねぇ





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パール I RS 型

ここから セミ判(6 x 4.5cm)の フォールディングカメラです
セミ判は ブローニーフィルムを使うのは 6 x 6cm判と同じですが
左右を12.5%ずつ短くして 6 x 4.5cm とし 4 : 3 のアスペクト比にしたものです

まず最初は、1950年の 小西六の パール I RS 型 です

折り畳みカメラの常として レンズの位置が前蓋の開閉により大きく移動するので
セルフコッキングや 連動距離計を設けるのが難しいのです

パール I RS 型も連動距離計ではなく 非連動の距離計を内蔵しています
これは アクセサリーシューに外付けの距離計を付けたの同じことです
距離計で被写体までの距離を測り それをレンズのフォーカスリングに移すのです

あまり使い勝手の良いものとは言えません、動体は当然撮れません

でも B、1〜1/500秒の 自社製コニラピッドと
泣く子も黙る 小西六の看板のヘキサー75mmF4.5は 大好評でした

造られて70年近く経つ ヘキサー75mmF4.5 の 透明感を見てください





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パール I RS 型 サイドビュー

セミ判で横構図の写真を撮る場合 カメラは縦位置で使います

その場合は、写真のように カメラを支えた左手の親指で
前蓋の根元にあるシャッターを切ることになります

慣れると けっこう押しやすいですよ





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ミノルタ セミ P

1951年の 千代田光学製の ミノルタ セミ P です

連動距離計なし、二重巻き上げ防止機構なし、もちろんセルフコッキングも無し
まさに 便利な機構はなんにも無いという セミ判折り畳み式カメラです

シャッターには 甲南カメラ研究所の B、1/2〜1/200秒の コーナンフリッカー
レンズは 旭光学(後のペンタックス)製 プロマー SII 75mm F3.5 を装着し
定価は 13,600円でした


しかし 折り畳み式カメラでは 日本で最初のメタルキャスティングのボディシェルなど
良く写り 長持ちする頑丈なカメラを造るという ミノルタの気概あふれたカメラでした





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ミノルタ セミ P サイドビュー

ミノルタ セミ P には、ボディシャッターが採用されています

縦構図で撮るときは 右手の人差し指でシャッターが押せるのですが
カメラを保持するのは 右手では前蓋が邪魔になって しっかり握れず
左手をカメラの下側に回すことになり 蛇腹をへこませてしまいそうです

横構図で撮るときはボディは縦になるので、前蓋を上にすれば
右手を上にして 左手でボディを支えれば 35mm一眼レフと同じで抜群に使いやすいです





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BITO II

ここからは 35mm折り畳みカメラです

まず 1950年の 西独フォクトレンダー製 ビトー II です

ドイツコダックが、1926年のライカ(1926年)や それに続くツアィスイコンのコンタックスの
35mmフィルム機の成功を見て 安価な35mm蛇腹カメラのレチナを造ったのは 1934年のことでした
フォクトレンダーも 1939年に ビトーと言う35mm折り畳みカメラを造りました

第2次世界大戦のあとの1950年ころ
当時のレチナは、レンズは素晴らしいのですが 撮影時にカメラを保持しにくいのです
フォクトレンダーでは 1950年のビトー IIで これを大幅に改善しています

ビトーII では ライカの様にボディ両端を丸くして
また 前蓋の開く角度を浅くし 横位置での右手でのボディ保持を容易にしているのです

レンズは、すでに定評のあった 自社製の カラースコパー50mmF3.5 を
B、1〜1/500秒のコンパーラピッドに乗せております





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ビトー II サイドビュー

両サイドが 円形に丸く処理されており 見た目も美しいです

前蓋を閉じるのは 前蓋の裏側のふたつのレバーを同時に押し下げるなど
意外性に富んだ設計になっています

ビトー IIは セルフコッキングではなく 巻き上げてからチャージレバーでコックするのですが
設計どおりに操作すれば 滑らかな操作性が楽しめる個体です

わたしは 35mmフォールディングカメラの女王さまだと思っています





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レチナ IIa

1951年 ドイツコダック製の レチナIIa です

ボディは8角形に角ばっているが 非常に美しく仕上がっています

たしか 世界で最初に巻き上げレバーを採用した機種です
巻き上げのフィーリングは 滑らかで巻き終わりにカチッと音がするのが好印象です

この当時のドイツの最高峰 B、1〜1/500秒の Synchro-Compur に
シュナイダー クセノン 50mmF2(4群6枚)を 乗せています

前蓋の厚みと言うか深さが厚くて、横位置で撮るときは どう保持しても
前蓋が邪魔になり うまく保持できないのが残念です





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レチナ IIa サイドビュー

ボディ横位置での撮影時に 保持しにくい以外に 言うことのない機体ですが
注意事項を三つだけ

1. 前蓋を閉じるときは フォーカスリングを無限遠に合わすこと
2. 36枚撮りフィルムで36枚目は巻き上げできないが 故障ではないので慌てずに
  フィルムカウンターの目盛りを回転させましょう
3. シャッター速度1/500秒は 速度を設定してから巻き上げること

3番目は、レチナに限らずコンパーシャッター全部に言えることですが
フィルムを巻き上げてから 1/500秒に変更すると シャッターは壊れてしまいます





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レチナ Ib

1954年の レチナ Ib です

外観は 8角形だったボディの角が 丸くなって持ちやすくなりました
連動距離計は無く、巻き上げレバーは軍艦部から底蓋に移動しています

シャッターは IIa 型と同じ シンクロコンパー B、1〜1/500秒ですが
ライトバリュー式に変更され 多少つかいにくくなりました
レンズは クセノン50mmF2に代わって クセナー50mmF2.8(3群4枚)が乗っています

なお レチナの型番で
I   は、連動距離計なし
II  は、連動距離計付き
III は、連動距離計および露出計付き

連動距離計がない機種は 目測での距離合わせになるけれど
距離計が ずれて来るというトラブルは皆無であり 精神安定上よろしいです





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レチナ Ib サイドビュー

レチナ Ib 型になると、ボディ前面では 蛇腹に金属製のカバーが付き蛇腹が見えないです
蛇腹は フィルム室側からしか見えなくなっています





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Ib の 革ケース

巻き上げレバーが底蓋に移動したため 写真のような革ケースになっています





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レチナ IIc

1954年の レチナ IIc で、上の レチナ Ib と 同時期です
連動距離計が付いただけで 外観は Ib と 良く似ています

シャッターは、ライトバリュー式シンクロコンパーで Ib と同じですが
レンズは、4群6枚構成の クセノン50mmF2.8 が付いています

わたしの個体だけかも知れませんが
連動距離計が入ったぶん Ib と比べてファインダー視野が黄色く暗いのです

1951年の レチナ IIa よりもずっと暗いのです(涙)





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レチナ IIc サイドビュー

使用上は 1951年のレチナ IIa に比べて ボディの角が丸くなって握りやすくなっていますが
横構図でのカメラ保持が 持ちにくいのは同じですね

レチナ全般に言えることは
良く写るレンズが付いた 持ちにくいカメラであると思います





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大きさ比べ

前蓋を閉じると薄くなり 35mm一眼レフよりも持ち運びは楽になります

大きさ・重さを 比べてみました

上から
コダック レチナ IIa     (35mm判)562g
ミノルタ セミ P       (セミ判)460g
マミヤシックス オートマット(ブローニー判)850g

なにも付いていない ミノルタ セミ P が 軽いですね


写真を撮っていたら ミミちゃんが邪魔をしに来ました


終わり



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 ■ 2019年4月27日 撮る
 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ 絞り優先AE、すべて絞り F16
 ■ すべて Sppedlight ON

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わたしが育った35mm一眼レフも好きですが
古い折り畳みカメラも大好きです ♪♪♪

古い折り畳みカメラのメンテナンスですか?

蛇腹には生き物の革を貼ってあありますので
古くなると どうしてもカサカサになって痛んで来ますよね
そんなときには 優しく「の花」とか「オロナイン軟膏」を すりこんであげましょう









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by nakajimaakira1948 | 2019-04-27 23:10 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(4)

ミノルタ倶楽部

2018年8月2日(木曜日)

わたしは ミノルタの一眼レフ SR-1 で育ちました

でも 新品で買ったのは 1963年に買って貰った SR-1 と その外付け露出計の SR Meter-2 だけで
それ以外のミノルタのカメラは、すべて 親父や叔父の遺品や 中古品を買ったものでした

新品を買ってあげないと カメラメーカーに利益は無いわけで
それで ミノルタはコニカと合併したあげく カメラ業界から撤退してしまいました

すまん、ミノルタ
もう一度カメラを造ってくれるならば 高くても新品を買うからね



今日は、いつのまにか集まってしまった 美しいミノルタのカメラたちを
「ミノルタ倶楽部」と銘打って 年代順に紹介して行きます





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Minolta Semi-P

まず「ミノルタ倶楽部」の最初は、1951年(昭和26年)の 蛇腹カメラ、ミノルタ セミ-P です

この当時は まだブローニーフィルムが主流でした
6cm x 6cm のブローニーフィルムの両側を12,5%ずつ削った セミ判(6cm x 4.5cm)とし
12枚撮りのブローニーフィルムで16枚撮りとしています

また このカメラは本体をメタルキャスティングで製造した セミ判では日本初のカメラでした


仕様 

概要:     1951年製 セミ判 メタルキャスティング フォールディングカメラ
レンズ:    3群3枚 Chyoko Promar SⅡ(旭光学製)75mm F3.5
コーティング: シアン系(薄青色)
焦点調節:   前玉回転 ∞~1m
シャッター:  コーナン フリッカー B、1/2秒~1/200秒
フィルム送り: 赤窓式
その他:    セルフコッキング無し(チャージレバーでシャッターをセットする)
寸法・重量:  125mm x 95mm x 107mm 460g
発売時価格:  13,600円


シャッターのコーナン フリッカーは、六甲山麓にあった旧制甲南高校(現 甲南大学)の
写真部員の卒業生有志たちが起こした 甲南カメラ研究所製です
ミノルタ セミP が造られたときに、独立した会社だったか 千代田光学精工(後のミノルタ)傘下だったかは不明です
いずれにしても ロッコールの名の元である 六甲山と繋がりの深い会社だったのです

レンズのチヨコー(千代田光学の愛称)プロマー SⅡは、名前こそ 前にチヨコーと付いていますが
あの アサヒペンタックスを造った旭光学製です





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Minolta 'A' 初期型

1955年に発売された 千代田光学精工初の 35mm距離計連動式レンズシャッター機です

レンズには、3群4枚の Chiyoko Rokkor 45mm F3.5 が付いています

レンズシャッターには ミノルタ セミPと同じ コーナン フリッカーが使用されていますが
コーナン フリッカーの名前はありません
1955年には、コーナンは既に千代田光学の傘下になっていたと考えられます


仕様 

概要:     1955年製 ミノルタ初の35mmレンズシャッター式 距離計連動機
レンズ:    3群4枚 Chyoko Rokkor 45mm F3.5
コーティング: マゼンタ系(薄赤色)と シアン系(薄青色)
焦点調節:   距離計連動式 前玉回転 ∞~0.8m
シャッター:  コーナン フリッカー B、1/2秒~1/200秒
フィルム送り: レバー巻き上げ クランク巻き戻し
枚数確認:   底蓋の手動式フィルムカウンターによる
重量:     550g
発売時価格:  12,800円


ファインダー窓と 距離計窓との間隔が比較的大きく
フォーカスリング操作時 二重像の動きが大きく 距離合わせがしやすいです


カメラ名の’A'の 両側の「・」は何なのでしょうね
ドイツ語のウムラウトでもないし


ところで このカメラを上から見ると・・・





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ダルマ

ミノルタ 'A' を 上から見ると こんなかたちをしています

このミノルタ 'A' の 後継機種の 'A-2' 型が発売されたころから「ダルマ」という愛称で呼ばれています

なぜこんな形にしたのかは判りませんが 当時は45mmF3.5のレンズでも結構な厚みがあって
レンズの出っ張りをカメラボディ本体の中へ入れるには こんな形になったのでしょう

この形にするため コーナン フリッカー は ビハインド式に取り付けられており
写真の、アクセサリーシューの前の 黒いダイアルが シャッタースピードダイアルです

確かに パンケーキレンズを付けたような形は スマートに見えます
しかし このエキザクタ風のボディは 決して撮影時に保持しやすいことはありません
ネックストラップの吊り缶が無いのと相まって カメラを落としてしまいそうです


このミノルタ 'A' は シャッターの種類により3種類あり 中期型ではシチズンオプチパー(1/200秒まで)
後期のACI型では シチズンMX シャッター(1/400秒まで)になりましたが、いずれの機種でも
「これでも落とさんか」というボディの形は変わりませんでした





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minolta V2

1958年の ミノルタ V2 です

このカメラ、レンズシャッター機なのに シャッター速度は 1/2000秒まで切れます
シチズン製 オプチパーHS というシャッターで 発売時には 驚異の高速シャッター機と注目されました

ただし 1/2000秒を切るときは 絞りをF8以上に 絞り込んでおかなければなりません
また 1/1000秒を切るときには 同様に 絞りをF4以上に絞り込む必要があります

通常のレンズシャッター機の絞り羽根は、シャッターリリース時 シャッター羽根は全閉から
セットされたシャッター速度(秒)のあいだに全開になってから閉じるのですが
このカメラのシャッター羽根は 1/2000秒では全閉から 全開はせずに
絞りF8のときの絞り羽根の大きさまで開いたところで閉じるのです

言わば、ポールの位置まで走り ポールにタッチして元のところへ戻る徒競走で
一人だけポールのところまで走らずに 途中で元のところへ引き返すような走り方ですねぇ


仕様

概要:     1958年 最高速1/2000秒 レンズシャッター機
レンズ:    5群6枚 Rokkor-PF 45mm F2
コーティング: マゼンタ系(薄赤色)
焦点調節:   距離計連動式 直進ヘリコイド ∞~0.8m
シャッター:  シチズン オプチパーHS B、1秒~1/2000秒
フィルム送り: レバー巻き上げ クランク巻き戻し
枚数確認:   自動復元式フィルムカウンター
寸法・重量:  132 x 80 x 70 780g
発売時価格:  23,000円





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Minolta 35 Model II

1958年に発売された ミノルタ 35 モデルII です
1948年の ライカコピー機 ミノルタ 35 から 通算 6代目となります

当初の 32mm x 24mm の 日本判(ニコン判)から
この ミノルタ 35 モデルII では 34.5mm x 24mm まで苦労して大きくなりました

まだ巻き上げはノブ式ですが ファインダー窓が大きくなり
わたしは ミノルタ35 シリーズの 各型のなかで 最も美しいモデルだと思っています


仕様

概要:     1958年 35mm ライカスクリューマウント機
焦点調節:   一眼距離計連動式
シャッター:  2軸回転不等間隔 B、1秒~1/500秒
マウント:   ライカスクリュー(L39)
コマ寸法:   34.5mm x 24mm
フィルム送り: ノブ巻き上げ ノブ巻き戻し
枚数確認:   手動復元式フィルムカウンター
その他:    視度調整装置付き





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Minolta 35 Model IIB

1959年に発売された ミノルタ 35 モデルIIB です
とうとう コマ寸法は 36mm x 24mm になりました

しかし レバー巻き上げになったのと コマ寸法以外には
モデルII から 目立ったスペック変更は無かったのでした


1954年に 西独ライツ社よりバルナック型を根本的に改良した ライカM3が発売されました
ライカM3を見た千代田光学は M3を凌駕するスペックのミノルタ スカイを開発しますが
試作品のみでその発売をあきらめます

千代田光学も これからは 35mm一眼レフの時代だと感じたのでしょう

そんなことで ミノルタ 35 モデルIIB は ミノルタ35シリーズの最終機となりました





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minolta SR-1 3rd version

1962年の ミノルタSR-1 3代目 です

ミノルタの35mm判一眼レフは、1958年10月に発売された ミノルタSR-2が最初でした
シャッター速度の最高速度を 1/1000秒から1/500秒にした普及機が 1959年に登場したSR-1です

この3代目の SR-1では、外付けの露出計が取り付けられるように ボディ前面左側にシューが設けられました





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minolta SR-7

1962年7月の発売、世界最初のCdS露出計が ボディ向かって右側に付いています
なかなかカッコが宜しいですね

この当時のミノルタSRのフラグシップ機であり シャッタースピードも1/1000秒が付いています

社名が これまでの千代田光学からミノルタになりました


仕様

概要:    世界初のCdS露出計内蔵 35mm一眼レフ
シャッター: B、1秒~1/1000秒
マウント:  ミノルタSR アクロマティックコーテイング いわゆる緑のロッコールが使えます
その他:   ミラーアップ機構付き
発売時価格: 49,500円(Auto Rokkor-PF 58mmF1.4付き)





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minolta SR-1 4th version

1963年発売の ミノルタSR-1 4代目 です

親父に 梅田のウオジカメラで買ってもらったタイプです

買ってもらった時は 外付けCdS露出計は付いていなかったのですが
撮った写真が 真っ黒や真っ白の写真ばかりになるので 親父に泣きついて露出計も買ってもらいました


仕様

概要:     1963年 35mm一眼レフ
シャッター:  B、1秒~1/500秒
ファインダー: 全面マット
発売時価格:  36,000円
その他:    外付けCdS露出計(別売 4,950円)


親父に買ってもらったSR-1は、9年間使ってボロボロになり
30年ぐらい前に 大阪駅の八百富で写真のSR-1を買いました

ボロボロになったSR-1(4代目)は、今も棚の中で眠っております





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minolta Hi-Matic 7s

1966年製の ミノルタ ハイマチック 7s です
1961年製の あのフレンドシップ7号のグレン中佐の宇宙カメラ ミノルタ ハイマチックの子孫です

このカメラは 親父の一番上の兄で 教頭先生をしていた叔父さんの遺品でした


仕様

概要:     世界初の宇宙カメラ minolta Hi-Matic の 子孫 35mmレンズシャッター機
シャッター:  プログラムシャッター B, 1/4秒~1/500秒 マニュアル露出可能
レンズ:    ロッコールPF 45mm F1.8
ファインダー: ブライトフレーム付き
寸法・重量:  140 x 82 x 74mm 730g
その他:    評価測光 CLC 機能付き
発売時価格:  19,800円





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minolta SRT-101

1966年発売 ミノルタ初のTTL露出計内蔵の SRT-101 です

ミノルタの一眼レフ特有の やわらかな三角のペンタプリズム部のカバーが 台形になりました

わたしが SRT-101 が大好きなのは 巻き上げレバーの軽さです
14年後の ニコンF3 もびっくりするほどの 軽くて滑らかな巻上げフィーリングです

このカメラも マルチ測光の走りの CLC(Contrast Light Compensater)測光を採用しており
測光時の空の明るさを評価して 露出が暗くならないように工夫されています

しかし カメラを縦に構えると 変な露出になりましたよ


仕様

概要:     1966年 TTL露出計内蔵 35mm一眼レフ
シャッター:  B、1秒~1/1000秒
ファインダー: マイクロプリズム & マット
露出計:    CLC評価測光を採用
レンズ:    MC(メーター カップルド)ロッコールレンズになる
寸法・重量:  145 x 94.5 x 47.5mm 980g(F1.4付き)
発売時価格:  52,500円 (MC Rokkor-PF 58mmF1.4付き)





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minolta SR-1s

1967年発売の ミノルタSR-1s です

このカメラは、1965年の軽量化されたミノルタ New SR-1 に 1/1000秒を付けた機種で
ミノルタSRシリーズの最終機となります

ミノルタSR-1 は 最後まで露出計の無い機体だったのでした





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minolta SRT Super

1973年発売の ミノルタ SRT Super です

SRT-101 と 比べて、ファインダースクリーンに スプリットイメージが追加されたのと
アクセサリーシューがホットシューになったぐらいの変化ですが けっこう人気がありました

SRT-101は 非常に軽い巻上げレバーを持っておりましたが
この SRT Super も 同様の軽くて滑らかな巻上げの感触は変わりませんです


ところで ここまで紹介したミノルタのカメラは すべて金属製であり
プラスティックは 巻き上げレバーの指当てぐらいでした

ロッコールレンズのフォーカスリングも金属ローレットでした

いつ見ても美しいと感じるのは 金属の冷たい高級感によるものだと思います





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minolta XEb

1976年の ミノルタXEb です

1972年に ミノルタはライツ社と技術提携を行い レンジファインダー機ライツミノルタCLを造り
一眼レフでは ライカRシリーズの中身の殆どを造りました

しかし わたしはこの時期から ミノルタの製品には興味を無くして行ったのです

ひとつは プラスティックの多用、もうひとつは 美しい minolta のロゴが
大文字のMINOLTA になったことです

写真の、ミノルタ XEb の ペンタプリズム部のカバーは プラスティック製です
レンズの MC Rokkor-PF の フォーカスリングもゴム巻きになってしまいました

この ミノルタ XEb は、電気カメラです
バッテリーを入れないと コパル製縦走り金属膜シャッターの空シャッターも切れません





15
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MINOLTA MAC-AUTO Quartz Date

1987年製の MINOLTA マックオート クオーツデイト です
このAFカメラは 親父の遺品です

レンズは Rokkor ではなく MINOLTA Lens 35mmF4.5 です

親父は生前に、趣味の盆栽を撮って 良く見せてくれたものです

わたしの嫌いな プラスティック外装・MINOLTAのロゴ・ロッコール銘の無いレンズ と
「嫌い」が 三拍子揃っていましたが、親父の写真は いつも綺麗にピントが合っておりました




おわり




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 ■ 2018年7月31日 撮影
 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ Speed Light ON

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千代田光学の創業者 田嶋一雄氏は、若い頃にお母さんから
『あの六甲山の麓の「稔る田」の稲穂のように いつも頭を下げて謙虚であれ』と言われ
それを肝に銘じるために、稔る田(ミノルタ)と 六甲山(ロッコール)を
社名とレンズ名にしたと言われています

ミノルタに 幸あれ!



ミノルタの歴史

1928年(昭和03年)田嶋一雄氏が 日独写真機商店を設立 兵庫県加古川に加古川工場
1931年(昭和06年)社名を モルタ合資会社に変更 大阪に本社
          モルタ(Mechanisms Optic und Linsen von Tashima)
1937年(昭和12年)千代田光学精工株式会社に改組 大阪府堺市に堺工場設立
1962年(昭和37年)社名を ミノルタカメラ株式会社に変更
2003年(平成15年)コニカ株式会社と経営統合し コニカミノルタ株式会社となる









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by nakajimaakira1948 | 2018-08-02 11:48 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(6)
2018年1月29日(月曜日)

今日は 小西六のコニカのカメラを紹介する「コニカ倶楽部」です。

コニカは、明治42年の六櫻社から始まる 日本最古の写真機メーカーでありました。
六櫻社から 小西六写真工業、コニカと社名は変わりましたが
一貫して 親・子・孫と三代にわたって使える タフな写真機を造り続けました。


「コニカ倶楽部」を紹介するまえに 最近悲しい事とうれしい事がありました。
まず それを紹介します。




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Konika Autorex

1月1日の元旦の朝、ガッチャンというオートレックスのシャッター音が聞きたくて
巻き上げレバーを巻き上げてシャッターを押しますと シャッターが降りません

数日のあいだ、いろいろやってみましたが シャッターボタンとシャッターの連携が故障しているようです
これが気に入っているオートレックスでなく あとのコニカFTAやオートリフレックスT3等でしたら
きっと軍艦部のカバーを開けて いろいろやって、結局 本格的に壊してしまったことでしょう

修理に出すことにしました
ミノルタとコニカのカメラは、ケンコー・トキナーが 今でも修理を受け付けてくれるのです
まず電話して状況を話すと、見積るのでオートレックスを送ってほしいとの事で送りました
その後 ケンコー・トキナーより電話があり シャッターを交換するので 約1万8千円かかるとの事でした

1500円で入手したオートレックスですが、綺麗で フル・ハーフの切り替えや 露出計も生きており
とても気に入っているカメラなので 修理をお願いすることにしました
しかし オートレックスのシャッターを交換するって あの丈夫なコパルスケアが壊れるのか
それと ケンコー・トキナーは 今でもコパルスケアを持っているかしら


その オートレックスが 完治して帰って来たのです うれしい~

修理伝票には シャッター交換の部品代は無く コパルスケアは生き返ったのです
シャッターの部品代は、修理の困難さと 依頼していなかったペンタプリズムの清掃で消えたのでしょう
何よりも「あのコパルスケアが壊れることはない」という信念どおりだったのがうれしいです





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前から

オートレックスの各部を見てみましょう
前面の黒いダイアルは コパルスケア独特のシャッタースピードダイアルで CdS露出計も付いています
軍艦部には左から 巻き上げレバー、シャッターボタン、フィルムカウンターが付いています

シャッターボタンが長いのは ストロークの途中で自動露出を得るためです
そうです、CDS外光式ながら オートレックスはシャッター速度優先のEE機能を持っているのでした





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後ろから

ファインダー接眼窓の右にあるのが フルとハーフの切り替えレバーです
これはヌルッとした切り替えだったのですが 修理してカチッとクリック感があるようになっておりました

ファインダーの見え具合は、掃除は依頼してなかったのに 綺麗になって「見え」は最高です





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フルとハーフの切り替え

上の写真がフル、下がハーフに切り替えた状態です

上のシャッター膜を見てください
金属膜縦走りシャッターの コパルスケアです

下の写真では、フィルムゲートの左右両側からマスクが出て来て ハーフサイズになっています
フル・ハーフの切り替えレバーの位置に 注意ください





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巻き戻しレバー

巻き戻しレバーは、ノブからクランクレバーを起こす一般的なものではなく
コニカⅢAと同じように ボディにクランクレバーが直接付いており 非常に操作性が良いです

ペンタプリズムのカバーに スリガラス状のものが貼り付いていますが
ファインダー内の露出計指示目盛りを照らすための 受光窓になっています


以上、元旦から大事にしているカメラが壊れた悲しい話と
修理して シャッターが治ったばかりか ファインダーまで綺麗になって とてもうれしい話でした





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Pearl I RS型

はいっ、ここから「コニカ倶楽部」の始まりです
手持ちの コニカのカメラを紹介していきます

まず最初は まだ社名がコニカでなく小西六写真工業だった1950年10月に発売された
セミ判(6cm X 4.5cm)の パール I RS型です

1949年の パール I型のデュラックスシャッター(T,B, 1-1/100秒)が
パール I RS型では 自社製コニラピッド-S(B, 1-1/500秒)に グレードアップされています
RS型の名前の由来は KONIRAPID-S の RとSから来ています


レンズは 泣く子も黙る ヘキサー75mmF4.5 が付いています

距離計は非連動のものが内蔵されており 距離計の指示を鏡胴のフォーカスリングに移します
フォーカスには 直進ヘリコイドが使用されています

その他 詳細は 「パール I RS型」を ご覧ください





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クラシックコニカ

右から左へ

1951年 コニカ I HN 型
1948年の コニカ銘最初のコニカ I 型のレンズ ヘキサー50mmF3.5 を
ヘキサノン50mmF2.8 に グレードアップしたものです

1951年 コニカ II 型
わたしの自転車と 先輩のコニカ IIを交換したもので 古カメラに興味を持たせてくれた機種です
この詳細は 「コニカⅡのこと」を参照願います
ヘキサノン50mmF2.8 が付いています
アールデコ調のデザインが忘れられないです

1958年 コニカ ⅢA 型
「生きているファインダー」と呼ばれた、撮影距離によるパララックスのみならず 画角まで調整するファインダー付きで
レンズは ヘキサノン 48mmF2 が付いています

この コニカⅢシリーズまでを クラシックコニカと呼ぶようです





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コニカ FP

1962年製、コニカの第一世代バヨネットマウントの 最後を飾る一眼レフです

特に特徴のない一眼レフです
特長と言えば、いつまでたっても壊れないコパルスケア シャッターを持つことでしょうね

なぜ同じカメラが2台あるのか?
右のFPは、レンズ交換するときのロックが壊れています
シャッターも切れなくなったことがありましたが コパルスケアは回復してくれたのです

左のFPは、もし 第一世代マウントのヘキサノンレンズが手に入ったときのために
後で買い足したものです
ケンコーの 2倍テレプラスが付いていました

この コニカFP の あとが、最初に紹介した 1965年の コニカ オートレックスになり
マウントも第二世代のバヨネット コニカARマウントになります
マウント名のARは オートレックスのAUTOREX から来ています






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コニカ FTA

左側が、1968年のコニカ FTA です
コニカとしては 初のTTL露出計内蔵 シャッター速度優先EE一眼レフでした
シャッターボタンのストロークが非常に長く オートレックスよりも長く重いです

右側は、1970年の New FTA です
どこにも Newとは書いてないですが
露出計のスイッチON・OFFが シャッターボタン根元のリングで出来るようになり
FTAで 長く重かったシャッターフィーリングが 少しマシになりました





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コニカ オートリフレックス T3

左側の黒いのが、1973年の コニカ オートリフレックス T3 です
シャッター速度優先EE一眼レフですが、シャッターボタンのフィーリングは非常に改善されて
他社の絞り優先EE機と変わりなくなりました

右側は、1974年の コニカ オートリフレックス New T3 です
これは ホットシューが付いて ペンタプリズムのカバーが三角形から台形に変わりました
三角形のペンタプリズムのカバーにアクセサリーシューを乗せると
ちょんまげ頭の上に タライでも乗せているようで デザイン上おかしいですもんね

これは ニコンFが アクセサリーシューを付けたニコマートELになった時と似ていますね





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コニカ ビッグミニ BM-301

わたしは 1990年頃から遠視ローガンになりました

ずっとニコンF3を使っていて 「AF(オートフォーカス)なんて使えるかい」と思っていたのですが
F3でときどきピントを外すようになって来たのです

「ときどき」が やがて「しばしば」になり AFカメラが必要かなぁと考える様になりました
そのときは すでにニコンF4が発売されていたのですが
ニコンF4の オバケの様な巨体と重量は見るのも嫌でした

そんな1992年に、コンパクトでAFの コニカ ビッグミニ BM-301 を買ったのです

コニカレンズ 35mmF3.5 が付いて フラッシュも内蔵しておりました
この頃には、AF・オート露出・フラッシュ内蔵のカメラは バカチョンカメラと呼ばれていました

ちょうど写欲も減退していた頃で、一眼レフは止めて 何でもビッグミニで撮りました

これが 良く写るんですよぉ
南アフリカでの写真の 8~9割はビッグミニで撮ったものでした


今こうして「コニカ倶楽部」を書いて ビッグミニの写真を撮っていますと
風景写真や芸術風写真ではなく 気楽な写真をわたしに教えてくれた ビッグミニに感謝です


おわり



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 ■ 2018年1月29日 
 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ 絞り優先AE
 ■ Speedlight ON

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「コニカ倶楽部」なんて わたしが言ってるだけで コニカミノルタとは何の関係もありません。

長い間 ビッグミニを使っていたのに、2001年も押し迫ったころにデジタルカメラを買ってしまい
それからは また写真熱が再燃してしまいました。









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by nakajimaakira1948 | 2018-01-29 16:11 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(4)
2017年7月27日(木曜日)

うれしい事がありました

1960年製の キヤノンフレックス RP を ヤフーオークションで 1円で落札したのです

それも うれしいのですが、本当にうれしいのは 出品者が「シャッター膜が最後まで閉じない」と
書かれていたジャンクの個体でしたが
潤滑油の一吹きで シャッター膜が B、1秒~1/1000秒まで閉じるようになったことなのです ♪♪♪





1
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キヤノンフレックス RP

これが 届いた状態の キヤノンフレックス RP です

綺麗な個体です
出品者は カメラ業者さんと思われるのですが
出品説明には「シャッター音はするが シャッター膜が最後までは閉じないのでジャンクとします」とあり
きれいな外観写真と共に こんな写真が貼りつけられておりました


出品写真
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シャッター膜が閉じ切らずに 途中で止まっています

これは 古いフォーカルプレーンシャッターでは時々起こる現象で シャッター膜巻取り軸の油切れですね
わたしは、ペンタックス S3 と キヤノン FX で この現象の経験がありました
両機とも 軍艦部を開かずに 潤滑油をシャッター膜の巻取り軸側に一吹きすることで治りました

このキヤノンフレックスRPも 簡単に治るだろうと 入札開始価格の1円に対して500円で入札しました
でも結局 競争者は誰も現れず 入札開始価格そのままの1円で落札したのです





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状態チェック

届いたキヤノンフレックスRPのファインダーを覗くと真っ暗です
ミラーが上がったままになっていました
でも 巻き上げるとミラーが降りて来てファインダーは見えるようになります

これと同じ現象は キヤノンFTで 経験がありました
修理は出来ませんでしたが 特に問題は無いので そのまま使いました
一眼レフの黎明期のクイックリターンになる前の ブラックアウトのカメラと思えば良いのです


裏ブタを開けて 様子を見ます
出品者の言う「シャッター膜が最後までは閉じない」という現象は
低速度シャッターのときに起こり 1/30秒~1/1000秒では起こりませんでした
でも Bや 1秒~1/15秒ではシャッター膜が開きっ放しになり これでは前後のコマまで感光してしまいます

何回もシャッターを切っていると 1/15秒は何とかシャッター膜が閉じるようになりました
もう少しで改善できそうです





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違った効果

シャッター膜が最後まで閉じないという現象は シャッター膜の巻取り軸に給油すれば治るのですが
潤滑油を吹きかけると シャッターの布幕がヨレヨレになって そのヨレヨレを伸ばすのに結構苦労します
出来ればやりたくないのです


ミラーボックスの向かって左側に クイックリターンの連動アーム(黄色の丸)が見えます
ここに 潤滑油を一吹きしました

シャッターを数回切ります
あかん、ミラーは降りて来ないです
巻き上げるとミラーが降りて来るのは変わりません


シャッター速度を低速度の1/4秒にして シャッターを切ります

「パシャン、ジー」と 初めて聞くガバナーの音が「ジー」と聞こえました
うん?
裏ブタを開いてみると シャッター膜が最後まで閉じています 
もう一度シャッターを切ります
おお~、シャッター膜が最後まで閉じているではありませんか 

シャッター速度を 1秒にして もう一度シャッターを切ります
「パシャーーン、ジー」シャッター膜は やはり最後まで閉じています
治ったよぉ ♪♪♪


クイックリターンを治そうとした給油で なぜかスローガバナーが治って
シャッター膜が最後まで閉じるようになりました

■ 2017年7月26日 ■ Canon G7 with Canon Zoom 7.4-44.4mm Macro





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2台の キヤノンフレックスRP

2台の キヤノンフレックスRP です

左側のRPは ピントが狂っているのです
どんなレンズを付けて無限遠に合わせても 無限遠の少し手前にしかピントが来ないのです

右側が 今回 1円で落札したRPです
実は、もしシャッター膜が治らなかったら 左側と2個1で修理に出せば良いと思っていたのでした
でも クイックリターンで無いだけで 病気は治りました

うれしい~





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レンズ

1円キヤノンフレックスRPには 無限遠が出ないほうのRPの スーパーキヤノマティック R 50mmF1.8を
付けることにします

スーパーキヤノマティック R レンズのあとの キヤノンFLレンズも 絞り込みではありますが
キヤノンフレックスRPで使えます

FL レンズの 絞りの A / M切り替えをM側にすれば良いのです


写真は、FL 28mmF3.5を付けた 1円キヤノンフレックスRP です





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 ■ 2017年7月26日 撮る
 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ Speedlight ON

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怪我の功名で治った キヤノンフレックス RP のお話しでした。

1円での落札、出品者のかたには ヤフーオークションを通して 丁寧にお礼を言っておきました。









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by nakajimaakira1948 | 2017-07-27 06:00 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(4)
2017年6月22日(木曜日)

雨の降る日は カメラに面白グッズを付けて遊びます

そんなとき役に立つのが ステップアップリングやステップダウンリングです





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Neewer Step-up & Step-Down Rings

左側のピラミッド型のが ステップアップリング
右側の盃(さかずき)型のは ステップダウンリングです

それぞれ 28→30→37→43→52→55→62→67→72→77→82mm と
     82→77→72→67→62→55→52→43→37→30→28mm の
各10個セット、合計20個でアマゾンで1,699円 1個当たり85円と中国製とはいえ超安価です


しかし 何に使うのか?

一番にフィルターの共有化ですね
わたしはフィルター径 82mm、72mm、67mm、62mm、58mm、55mm、52mm、49mm、46mm、43mm、40.5mm 以下略
などのレンズを使いますが、例えば PLフィルターは、49mm・52mm・72mmの3枚しか持っていません

こんなときに、ステップアップリングを使えば 72mm以下のフィルター径のレンズには全部PLフィルターが使えるわけです





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43mmの例

オリンパス ペンFTのフィルター径は 43mmです
わたしは43mm径のフィルターは持っていませんので
43mm→52mmのステップアップリングで52mm径としてフィルターを取り付けます

上の写真では 43mm→52mmのステップアップリングを取り付けて
さらに それ以上のより大口径のステップアップリングを全部付けてフードにしたところです





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ちょっと広がり過ぎ

ははは、さかずき型のフード ちょっと前が広がり過ぎで 効果は???ですねぇ





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ペンF の キャップ

オリンパス ペンF の 43mm径のレンズキャップも持っていません

43mm→52mmのステップアップリングを付けて52mm径として
腐るほどある 古いニッコールの52mmのレンズキャップを取り付けたところです





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リバースリングに

ニコンのリバースリングは 52mm用のもの(Nikon BR2)を持っております
写真では、ニコンD70に 55mm→52mmのステップダウンリングを取り付けて 55mmの♂にして
ヘキサノンの 35mmF2.8を リバースで取り付けたところです

ひさしぶりに持ち出した ニコンD70ですが グリップのゴム?が軟化してベトベトしております (涙)





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10円玉

グリップがベトベトするD70からリバースリングとヘキサノン35mmを取り外し
それをニコンD700に撮り付けて 10円玉を絞り開放で撮ってみました

リバースでは 広角ほどマクロ倍率が上がります
ヘキサノン AR28mmを付ければ もっと良かったで~す




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 ■ 2017年6月21~22日 撮る
 ■ 1~5枚目 AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■   6枚目 Hexanon AR 35mmF2.8 Reverse with BR2 on Nikon D700

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使い方は無限にある Neewer製のステップアップ & ダウンリングですが
43mm径の次が52mm径になっており 46mmと49mm径が抜けております

49mm→52mmは 以前から持っているからいいけれど
ミランダやシグマが採用している 46mm径を入れてほしかったです









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by nakajimaakira1948 | 2017-06-22 11:17 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(6)

雨の京都

2017年4月23日(日曜日)

4月17日の月曜日 京都へ行きました

この日は、3年ぶりの同窓会でしたが 残念ながら雨でした

3時半の八坂神社石段での待ち合わせに 昼に四条河原町に到着
マックで昼食後 雨の京都をカメラ散歩しました




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どんぐり橋より

どんぐり橋より 雨に煙る四条大橋を見ています

ひときわ高い東華菜館も 雨で薄く見えています





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ろくでなし

もう なくなっているかと思った「ろくでなし」
まだありました





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あきまへん!

放置自転車は あきまへん!
フクロウくんが言ってます





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東華菜館

ヴォーリズ設計の東華菜館です

雨が少し弱まってきました





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ぽんと町

ロシア語を話す二人連れが 先斗町を大股で歩いて行きます





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鉄扉

祇園歌舞練場の鉄扉です

わたしは この鉄扉が開いているのを見たことがありません
少し開いていたので 誰か出て来るのかと待ってみました
が、誰も出入りしませんでした





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三条大橋

着物姿の三人の女性が 四条方面を眺めていますね





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桂 小五郎 像

ホテルオークラにありました
小五郎は 河原町の道向こうの京都市役所を眺めていました





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さくら

高瀬川沿いの さくらです

割烹旅館の裏側に 高瀬川のながれを取り込んでいます





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高瀬舟

いつも 高瀬川沿いを歩くときには この高瀬舟を撮ります





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子犬も少年も

鴨川に降りてみました

子犬も飼い主の少年も とても楽しそうですねぇ





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2時11分

まだ 2時11分
気温は 8℃です

川端通りにて





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童地蔵さん

また雨が激しくなってきました

川端三条の法林寺で 雨宿りしています
ホッペがふっくらした 可愛い地蔵さんがおりました





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豚肉 キヨタ

豚とヨタだけが残って、豚肉の肉と キヨタのキが取れています
雨のなか 頑張って撮りました

三条通りにて





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道具屋さん

まだ3時まえですが 東山通りを四条に向かいます
八坂神社石段は 四条東山にあるのです

激しく降る雨にも負けず、傘をアゴと左手で固定し 右手1本で撮った道具屋さん
鉄人28号が ガォーって叫んでいます


おわり


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 ■ 2017年4月17日 撮影
 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ 絞り優先AE、すべて絞り開放

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同窓会には 22名が集まりました
卒業して 45年になりました









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by nakajimaakira1948 | 2017-04-23 09:22 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(4)

キヤノン PELLIX のこと

2016年9月22日(木曜日)

先週 乗り放題バスで行った 庄内のクツワカメラで買った
1965年の キヤノン ぺリックス を紹介しましょう





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キヤノン ペッリクス

1965年に 35mm一眼レフで他社の仕様から大きく遅れていたキヤノンが
初めて世に出した TTL(Through the Lens = レンズを通して)測光式一眼レフです

その最大の特徴は
シャッターリリース時にもファインダー像の消滅のないペリクルミラーの採用でした

1963年のキヤノンFXから採用されたスッキリした外観からは 想像できない仕様です





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ペリクルミラー

これが 米国デュポン社のマイラーフィルムを蒸着した ペリクルミラーです


いま写真のペリクルミラーには 何か良く判らん黒い丸と四角のようなものが映っています





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CdS 受光部が

セルフタイマーのレバーを 逆方向に押しますと測光状態になり CdS受光部が下から上がって来ます

このCdS受光部は ペリクルミラーの向こう側にあるのですよ
マイラーフィルムは半透膜なので ペリクルミラーはミラーの裏側が見えているのです





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向かって左側より

外観は 現在のEOSの軟体動物のようなのではなく スッキリしております

通常のキヤノン機のCanonのロゴは左肩へ行き
誇らしげなPELLIXの文字がペンタ部にエングレイブされています





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向かって右側より

なかなかスマートでしょ

仕様を書き上げます

型式:     1965年4月 TTL測光式35mm一眼レフレックス
ミラー:    固定式ペリクルミラー デュポン社マイラーフィルム蒸着(20ミクロン厚)
シャッター:  B、1~1/1000秒
ファインダー: 固定式 倍率0.9倍 マイクロプリズム付き アイピースシャッター付き
露出計:    受光素子CdS バッテリー1.3V水銀電池
寸法・重量:  141(幅)x 90(高さ)x 43(厚み) 700g(ボディのみ)
発売時価格:  70,800円(F1.2付き) ケース 2,400円





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裏面

裏面は別に変ったところはありません


が、巻き戻しクランクの下の大きなローレットが付いたノブを回すと
アイピースシャッターを常時「開ける・閉める」ができるようになっています

これは 半透膜のペリクルミラーが 光量をフィルム側に70% ファインダー側に30%に分けるため
セルフタイマーなどでファインダー接眼窓から目を離すと 逆入光した光線が画像に影響するからです





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フィルム室

一見、普通の一眼レフと変わらないように見えますが
シャッター膜がチタンで出来ています

これは ペリクルミラーで別けられた70%の光線が いつもシャッター膜に当たるため
夏の強烈な太陽光線で シャッター膜が焼けるのを防ぐためなのです





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ミラーショック無し

シャッターボタンを押すと ピシャッという甲高い大きな音が聞こえます
金属膜を使っているからですねぇ

しかし ミラーは動かないので ミラーショックは全くありません
これは気持ちが良いです





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軍艦部

きれいに造られているキヤノンPELLIXですが 大きな弱点があります

ファインダー像の消滅が無い・ミラーショックが無いのとトレードオフに
光線が30%しか届かないファインダー像が 暗くなってしまうことです


例えば F1.4の標準レンズを付けていても ファインダーは F2.5程度の暗さになってしまうのです
一眼レフの楽しみは 大きく明るいファインダー像にありますが それをスポイルしてしまっています

これが ぺリックスがぺリックスQLまでしか発展せず 短期間で製造中止になってしまった最大原因でしょうね





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バッテリーチェック

わたしのぺリックスは 造られて50年以上になるのに
TTL露出計は ビンビンに生きておりました

家に持ち帰ったときにはバッテリーは入っていなかったのですが
手持ちの水銀電池を入れて セルフタイマーを逆押しすると針がピンと動きました
クツワカメラは 露出計が動かないときは「露出計不動」とタグカードにちゃんと書いてくれる
正直な中古カメラ屋さんなのです ♪♪♪

巻き戻しクランクを持ち上げますと オレンジ色の文字でバッテリーチェックの方法が刻印されていました
ASAを100に合わせて シャッタースピードをX(シンクロ)に合わせてと


キヤノン ぺリックス
短命で終わったけれど 良いカメラですね




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 ■ 2016年9月15日撮る
 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ Speedlight ON

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by nakajimaakira1948 | 2016-09-22 13:46 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(2)
2016年9月8日(木曜日)

今朝 雨の中、佐川急便が来て「宅急便で~す」と。






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フジペット35

佐川急便は これでした
ジャーン、1959年の フジペット35 です

なかなか綺麗な個体です
いま 触りまくっているところです

とりあえず スペックを書いてみました

型式:     1959年発売 35mmレンズシャッターカメラ
レンズ:    フジナーK 45mmF3.5 3群3枚構成 マゼンタ系単層膜コーティング
シャッター:  COPAL B, 1/25, 1/50, 1/100, 1/200秒 レリーズ穴あり
ファインダー: 逆ガリレイ式
ピント合わせ: 目測式 前玉回転調節
巻き上げ:   自動巻き止め、巻き止め解除レバー付き
シンクロ接点: あり
発売時価格:  4,100円(革ケース付き)

う~む、シャッター速度が どこに合わせても1/25秒程度です
レンズシャッターは いじくり回しているうちに治ることも多いのです





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街角

ここから、8月31日の暑い日に 重いニコンD700(本体だけで995g)に重いズームを付けて
散髪屋さんまでの往復を レンズ含めて1.5kg強の装備でパチリパチリ撮ったものです

まずは べっぴんさんの看板がかかる街角です
暑いです





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坂道

黄色いオートバイ
炎天下でオーナーの帰りを待っています





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旧家

旧家も暑そうです

手前の樹が ステレオ写真のように迫ってきますねぇ
えっ? 迫って来ませんか





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リアーウィンドウ

リアーウィンドウに映る 灼熱地獄下の家です
暑さで 家もグニャグニャに溶けはじめています





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ワンコ

二輪車に乗せてもらって 元気いっぱいのワンコです

ガラス越しに撮ったので 二輪車を押すおにぃちゃんの顔がぐちゃぐちゃですねぇ





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キャコタ

散髪が終わって 身も心もすっきりです

いつも撮る たこやきキャコタです
左から読んでも 右から読んでも たこやききゃこた で~す





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カラオケ屋さん

赤いドアが目立つ カラオケ屋さんです
黄色い車も セットで目立ちます





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動向

いつもここのトイレットペーパーで 人気マンガの動向を知ります

「くまもん」が2つ
「キティちゃん」が2つ
「クレヨンしんちゃん」が1つ

10個のうち5個はわかります
よしっ、まだ時代遅れにはなってへんぞ



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 ■ 2016年8月31日 & 9月8日
 ■ AF Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■   1枚目 Speedlight ON
 ■ 2~9枚目 すべて絞り開放

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おまけ -1
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お城

ベランダから眺めていると
ヨーロッパのお城のような建物が見えます

■ 2016年9月5日 ■ VR Nikkor 70-300mm on Nikon D80





おまけ -2
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安全ネット

次の日、普通の安全ネットになっておりました
ちょっとぶら下げ方を変えるだけで お城の雰囲気が出るんですねぇ

■ 2016年9月6日 ■ VR Nikkor 70-300mm on Nikon D80









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by nakajimaakira1948 | 2016-09-08 14:17 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(4)

プラクティカ IV 1st Version

2016年6月25日(土曜日)

東独のKWが 1959年に同じ東独ドレスデンのツァイスイコンと合併して造った会社
VEB Kamera und Kinowerke Dresden(カメラと映像機械人民公社ドレスデン)製の
1号機 プラクティカIV 1st バージョンを紹介します。

なお 2号機のプラクティカIV 2nd version は、「新しいテッサー50mmの写り」で紹介しています。




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プラクティカ IV 1st バージョン

これが プラクティカ IV 1st バージョンの姿です





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記念写真

う~む
外観が 2nd バージョンの印象とは 大きく異なりますねぇ

でも良く見ると ペンタ部の前板が黒にKWロゴと白の違い以外は 全く同じようです





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向かって 左前方より

ペンタ部の下部が黒く塗装されていて PRAKTICA IVの文字が黒塗装の上にあること以外は全く同じものでした





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向かって 右前方より

2nd バージョンと比べると 1st バージョンの方が勇ましく見える程度ですね


この プラクティカIV 1st version は、1959年6月から1960年3月までの9カ月間に
15,585台だけ造られて 白いペンタ部になった 2nd ヴァージョンになりました

なんででしょう
わたしは こう思うのですよ

ペンタ部の黒塗装に 白いKWのロゴ
これに KWと合併した旧ツァイスイコンから文句が出たんじゃないかと

旧ツァイスの人々は、なんで新会社製のカメラなのに「KW」のロゴやねん と
旧KWの人々は、合併後の社名のVEB Kamera und Kinowerke Dresden の Kinowerke の KWや と反論

真相は判りませんが とにかく2ndヴァージョンからは KWのマークはなくなったのでありました





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KW ロゴ

いひひ、ひし形の枠の中にKWのロゴマークは
KW(Kamera Werke)が、プラクティナやプラクティカに付けていた 誇り高いロゴなのでした





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キャンセル可能の自動絞り

プラクティカIV の ミラーボックス下部の 自動絞り機構です

シャッターボタンをゆっくり押すと だんだんと丸い自動絞りのピン押しレバーが前方に出てくるのですが
このカメラでは その運動を機械的にキャンセルできるのです

赤いボタンを左に寄せると 自動絞りのピン押しレバーが出て来ますが
右側に寄せると ピン押しレバーは動きません


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使用説明書では、自動絞りレンズを使うときは 赤いボタンを左側に寄せ
手動絞りのレンズでは 右側に寄せましょうと書いてあります

でも実際には、レンズの後部が出っ張っていて ミラーボックスへの入り込みの大きいレンズでは
自動絞りレンズでも 右側に寄せておかないと シャッターが切れないようになっています

プラクティカ(M42)マウントの黎明期には いろいろな寸法のレンズがあったので
このような干渉を防止する機構を設けていたのだと思われます

わたしが試してみたところでは
1952年設計の カールツァイス普通絞りテッサー50mmでは、赤ボタンを右に寄せないとシャッターは切れず
後の半自動絞りテッサー50mmでは、左右のどちらに寄せておいてもシャッターは切れました





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軍艦部

右から、内側に手動式のフィルムカウンターが付いた巻き上げノブ、スプロケット解除ボタン
シャッタースピードダイアル、大型ファインダー、一番左側にISO感度メモ付きの巻き戻しノブ です





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巻き上げレバー

ボディ底部に 大きな遊び角を持った巻き上げレバーがあります

巻き上げレバーが三脚の雲台と干渉しないように 三脚穴が端に寄っています
カメラが重たいので 強度に不安がありそうです





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シャッターダイアル

シャッターを低速(赤)・高速(黒)で シャッターダイアル内側のダイアルを引き上げ選びます
そのあと希望するシャッタースピードに ダイアル外周を持ち上げて合わせます

外周リングに赤点の指標が付いていて シャッタースピードに合わせるのですが
赤点の指標がとても小さくて 虫めがねが要ります





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裏蓋開ラッチ

裏蓋を開けるには このラッチを矢印どおり 上にスライドします
すると いきなり裏蓋が開きます





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フィルム室

裏蓋は外れます
深いインローで モルトプレーンなど使っていないのが良いです

フィルム室は丁寧な造りです

ガイドレールの左端が太くなっているのは何故でしょうねぇ
ガイドレールの幅が細いので パーフォレーションの穴を壊すと考えていたのでしょうか




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 ■ 2016年6月23~24日
 ■ AF Nikkor 28-105mm & AF Micro Nikkor 60mm F2.8 on Nikon D700
 ■ Speedlight ON

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プラクティカ IV 1st ヴァージョン でした
頑丈に造られており あと50年は使えそうです









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by nakajimaakira1948 | 2016-06-25 12:09 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(2)

トプコンPR 再び

2016年5月6日(金曜日)

2010年の夏、梅田は桜橋のマルシンカメラで買ったトプコンPRを
買ってから8日後に あの世に送ってしまったことをお話ししました。

巻き上げしているときに 何かおかしな感触があり
シャッターが切れずに巻き上げも出来なくなったのです。


マルシンカメラで買うときに
「委託品ですので 壊れても治せませんよ、それでも良いですか?」
と言われておりました。
そんな訳で修理にも出せずに 泣きながら綺麗な機体だけを眺めていたのです。

壊してしまってから インターネットの「トプコンクラブ」などで調べると
「トプコンPRは、巻き上げとシャッターの連携が弱く 壊れている機体の殆どがそれだ」とありました。

どうしても忘れられないトプコンPR、6年ぶりに やっと手に入れました。





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ご対面

新旧のご対面です
左が壊してしまったトプコンPR 右が新しく入手したPRです


古いとか新しいとか言っておりますが どちらも1959年から造られた
日本で初めての レンズシャッター式のペンタプリズム付き一眼レフです

ボディのシリアルナンバーは2800番ほど違っていますが 全く同じ機体です


綺麗に見える左側のPRですが、壊れたときはシャッターが切れず巻き上げできない状態でしたが
その後、裏蓋を開けて 構造も判らないのに いじくり回しているうちに
レンズシャッターが開いて 遮光用の接眼部のアイシャッターが閉じてしまい
ファインダーを覗いても真っ暗なのです





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正面

一通りカメラの機能を確かめてみました

前のオーナーはシャッターが粘っていると言われていましたが
シャッター速度は正常で ただシャッター速度をバルブにしたときだけ
指を離す前に シャッターがゆっくり閉じる現象が認められました

フォーカルプレーンのシャッターでしたら すぐに軍艦部を開いて中を覗くのですが
現在 可動している機体が殆ど無いレンズシャッター一眼レフの機体ですので
いじくるのはやめておきます





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右側面

レンズの前側より

絞りリング
黒い小さな プリセット絞り作動レバー
銀色のリングがシャッター速度リング
白いチョボは セルフタイマーの指かけ
フォーカスリング
マウント前が被写界深度目盛りリング(固定)





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左側面

軍艦部は 右手側から

巻き上げレバー
シャッターボタン
アクセサリーシュー
巻き戻しクランク

シンプルで可愛らしいですね





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軍艦部

軍艦部も非常にシンプルです


仕様を書き上げてみました

発売:     東京光学機械1959年
型式:     35mmレンズシャッター式一眼レフ
シャッター:  シチズンMV B、1~1/500秒 セルフタイマー内蔵
レンズ:    Topcor 1:2.8 f=5cm 3群4枚構成 最短撮影距離60cm
コーティング: シアン系単層膜コーティング
絞り:     プリセット式 F2.8~22
ファインダー: 全面マット 倍率0.8倍 視野率 横92% 縦88%
ミラー:    非クイックリターン(巻き上げてファインダーが見える)
シンクロ接点: M / X 切替え式
寸法・重量:  横幅131 x 高さ83 x 奥行72mm 620g
発売時価格:  本体16,200円 ケース1,300円





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レンズ

定評があった東京光学のトプコール50mm F2.8が付いています


シャッターは シチズンMVです
一眼レフ用のレンズシャッターでなく 普通のレンズシャッターですので
一眼レフの作動に合わせるのは 壊れるのも当然かと思われるほど 複雑な作動をします





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複雑なシーケンス

レンズシャッター式一眼レフの作動シーケンスです

1. 巻き上げで 閉じていたシャッターのリーフが開く
2. ファインダーの遮光シャッターが開く
3. このとき反射ミラーが降りる (ファインダーが見えるようになる)

シャッターボタンが押されると
4. シャッターはまず閉まる
5. 反射ミラーが跳ね上がる
6. シャッターが作動する(設定スピードに応じてリーフが開いた後 また閉まる)
7. ファインダーの遮光シャッターが閉じる

1.に戻って巻き上げを待つ





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トプコン三姉妹

トプコンが誇る レンズシャッター一眼レフの三姉妹です

右から
1959年のトプコン PR、日本最初のペンタプリズム採用のレンズシャッター一眼レフ
1964年のトプコン ユニ、日本最初の自動露出一眼レフ
1969年のトプコン ユニレックス、トプコン最後のレンズシャッター一眼レフ

どれも シャッターボタンを押すと
「バコン」と みんなが振り返る強烈なシャッター音を発します





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 ■ 2016年5月4~6日
 ■ AF Zoom Nikkor 28-105mm on Nikon D700
 ■ Speedlight ON

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おまけ
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トプコンPRの記事中、日本最初のペンタプリズム採用のレンズシャッター一眼レフと書いたのは
トプコンPRは 日本最初のレンズシャッター式一眼レフではないからです

日本最初のレンズシャッター式一眼レフは 1954年の常盤精機製のファーストフレックスという
ウェストレベルファインダー付きのもので、2番目が 写真3、4の 1955年の同じ常盤精機のペンタフレックスです
このペンタフレックスは、当時製作が困難だったペンタプリズムを使わずに 鏡を張り合わせて造った
ペンタミラーを使っていました

このファーストフレックスやペンタフレックスを、おもちゃカメラに分類したり 量産カメラではなかった等の理由で
日本最初のレンズシャッター式一眼レフはトプコンPRだと言われる方もおられます

でもわたしは、レンズ交換もできるファーストフレックスやペンタフレックスはおもちゃカメラだとは
とても考えられない立派なカメラと思うのです


■ 写真は、1987年 クラシックカメラ専科No.9「35mm一眼レフカメラ」の
  久野幹雄さんの記事中の写真をスキャンしました









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by nakajimaakira1948 | 2016-05-06 14:02 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(2)

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by Akira Nakajima
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