2024年2月11日(日曜日)
MD Macro Rokkor 50mm F3.5 を 持ち出して 手持ちの古い日本のカメラを撮りました
1
MD Macro Rokkor 50mm F3.5 on minolta SRT Super
白色、オレンジ色、緑色の 派手な色で印字されているのは 好きになれませんが
その解像力には定評のあるマクロレンズです
Sony α7 II に付けた 絞り開放写真に行ってみます
■ 2024年2月10日 撮る ■ AF Micro Nikkor 60mm F2.8D on Nikon D700
2
Silver Gelto-D III
1939年(昭和14年)東和光機製作所製 シルヴァーゲルト D III 型です
ベスト判半裁の素晴らしい写真機です
シャッター速度は、T、B、1/5~1/250秒
巻き上げは 赤窓式で 軍艦部を上に似持ち上げてフィルム交換します
レンズは 3群3枚の Anastigmat Grimmel 5cm F3.5 が付いています
3
Konica I 型
1950年 小西六写真工業製 Konica I NH型です
軍艦部裏面に巻き上げ解除ボタンがあり 二重撮りを防止します
シャッターは コニラピッド-S、速度は B, 1~1/500秒 で セルフコッキングではなく
チャージレバーでシャッターをチャージし 鏡胴のリリーズレバーでシャッターを切ります
レンズは、Konishiroku Hexanon 50mm F2.8 が付いています
4
Samoca V
1955年 三栄産業製 Samoca V型です
三栄を AAAと略したアイデアカメラです
セルフコッキングで、シャッター速度は B、1/10~1/200秒です
シンクロ接点が付いています
レンズは トリプレットの Ezumar Anastigmat 50mm F3.5 が 付いています
5
Asahiflex IIA
1955年 旭光学製 アサヒフレックス IIA です
1952年の アサヒフレックス I型から 進歩を続けクイックリターンミラーと
2軸式の低速シャッターが付きました
まだウェストレベルファインダーですが、ガリレイ透しファインダーが付いています
シャッター速度は、T、B、1/2~1/500秒です
レンズは、 M37マウントの Takumar 55mm F2.4 が付いています
6
Asahi Pentax AP
1957年 旭光学製 アサヒペンタックスです
"AP" という添え文字は 後の型と区別するための 俗称です
このボディがピカピカしているのは
ニッケルメッキをした上にクロームメッキを施し
それを 手作業で木炭で磨き上げているからなのです
アサヒフレックスのクイックリターンミラーは採用していますが
自動絞り機構はまだ採用されず ミラーボックスは非常にシンプルです
シャッター速度ダイアルは 高低2軸回転式のままで
シャッター速度は、T、B秒~1/500秒までです
レンズは プリセット式の Takumar 55mm F2 が付いています
7
TOPCON R
1957年 東京光学製 TOPCON R です
アサヒカメラのニューフェイス診断室で 軍用カメラと評された
幅 152mm の 大柄で頑丈な一眼レフです
シャッター速度ダイアルは、1軸2段回転式で
シャッター速度は、B、1秒~1/1000秒まであります
ファインダーは明るく スプリットイメージが付きました
レンズは 後の RE Auto Topcor 58mm F1.8 を 付けています
8
Miranda S
1959年 ミランダ製 Miranda S です
フィルム巻き上げをノブで行う 最後の一眼レフと思います
1955年の 日本初のペンタプリズム採用の ミランダ T から
低速度シャッターを省いた機種が ミランダ S です
まだ ミラーがブラックアウトします
シャッターダイアルは 回転式で 速度は B, 1/30~1/500秒までです
ペンタプリズム頂上に 黒革を貼ったスタイルは ニコンF に 先立ちました
レンズは、藤田光学が OEMした Soligor Miranda 50mm F2.8 が 付いています
9
Nikon F 1959年6月発売 日本光学製 Nikon F です
Canonflex R より 発売は1ヵ月遅れたけれど 品質の差は歴然でした
なにも言うことはありません
レンズは 後の Nikkor-s Auto 50mm F1.4 を 付けています
10
Canonflex RP
1960年 キヤノン製 Canonflex RP です
先輩の Camonflex R は 動く機体が少なく失敗作でしたねぇ
この Canonflex RP や 後の Canonflex RM は 良い個体に仕上がっています
わたしは 4機の RPを持っていますが 全部完動品です
特徴と言えば CI された Canon の ロゴでなく 幅広の C A N O N の 文字です
レンズには Super-Canomatic Lens R 50mm F1.8 が 付いています
このレンズ、ボケの良さは ニッコール オート 58mm F1.4 を 上回ります
11
Konica FS
1960年 小西六写真工業製 Konica FS です
小西六写真工業の ARマウントになる前の Fマウントの コニカ F の 次機種
金属膜縦走りシャッター コパルスケヤーを採用しています
カシャンと大きなシャッター音がするが 方眼レザーが美しい機体です
レンズは、Komisiroku Hexanon 50mm F1.8 が 付いています
12
Mamiya Prismat NP
1960年 マミヤ光機製 マミヤ プリズマート NP です
ペンタプリズムの開発は 日本で1番早かったのに 出遅れてしまったマミヤ光機
東京光学と共に エキザクタマウントを採用していました
シャッター速度は、B。1/2秒~1/1000秒です
レンズは、5群7枚構成の Mamiya-Sekor 58mm F1.7 が 付いています
この プリズマート NP に エキザクタマウントのレンズは付きますが
マミヤのエキザクタレンズは 他のボディには付かないくせものです
13
Petri Pemta V2
1961年 ペトリ写真薨御製 Petri Penta V2
安価な値段で 人気を呼んだ ペトリのバヨネットマウントの第一弾です
各メーカーがベアリングを使うところを ペトリは潤滑油を使ってコストダウン
古くなってくると 冬場に潤滑油が固まってシャッターにトラブルが発生したりしました
でも ボディの外側から 巻き上げ軸をドライアーで暖めてやれば 復活します
レンズは、Petri Automatic 55mm F2 が 付いています
14
Yashica Penta Jaguar
1961年 ヤシカ製 Yashica Peta Jaguar です
ヤシカペンタの ヤシカバヨネットマウントを M42マウントに変更した第一弾
ペンタプリズムの 鋭角なカバーが美しいカメラです
シャッター速度は、B, 1/2秒~1/500秒まで
ファインダーは、明るくはないが スプリットイメージが付き 使いやすいです
レンズは、富岡光学製の Yashinon 50mm F2 の半自動式絞り型が付いています
旭光学製の Auto-Takumar 55mm F2 と 同じです
15
Olympus Pen FT
1966年 オリンパス光学工業製 Olympus Pen FT です
1963年の PEN F に続く ハーフサイズ一眼レフの第二弾で TTL露出計が内蔵されました
米谷美久さんの力作です
ミラーは横開きで、ペンタプリズムはポロミラー、シャッター膜は
チタン製のロータリーシャッターです
シャッター速度は、ボディ前面ダイアル回転により
その速度は、B, 1秒~1/500秒まで選択できます
レンズは、5群6枚の F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 が 付いています
おわり
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■ 2024年2月10日 & 11日 撮る
■ MD Macro Rokkor 50mm F3.5 on Sony α7 II
■ 絞り優先AE、すべて絞り開放 F3.5
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MD Macro Rokkor 50mm F3.5 よ
暗い中、絞り開放で ストロボも使わず 手持ちで良くがんばったねぇ
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