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ヴェラ

2016年8月4日(木曜日)

暑いですねぇ

涼しくなるように 世界で一番シンプルな外観のカメラをお見せしましょう





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シンプル

ファインダー窓と 軍艦部のシャッターボタンしか見えません

機種名やメーカー名などのロゴもありません
まるで 試作品のようです





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モスグリーン

モスグリーンの革が渋いです
鏡胴の根元部分の革が黄色く変色していますねぇ





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キャップを外して

ねじ込み式のレンズキャップを外すと
Tessar 2.8/50 と書かれたレンズが見えてきました





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鏡胴のカバーを外すと

おぉ~、全貌が現れました
1954~55年に カールツァイス・イエナで造られた ヴェラです

ええっ、カールツァイス・イエナって テッサーを造った東独のレンズ屋さんで
カメラを造っていたのは カメラ屋さんのツァイス・イコンのほうじゃろう

いいえ、ヴェラは レンズ屋さんのカールツァイスが初めて造った35mmカメラなのです

ところで わたしのヴェラは後期型です



b0069128_1515548.jpg  初期型ヴェラ
 【写真はインターネットより】



初期型のヴェラは 鏡胴根元のリングが金属ローレットで 革貼りになっていません





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使い方

ヴェラの使い方で変わっているのは フィルムの巻き上げ方法です
鏡胴の根元のリングを、カメラ正面に向かって時計方向に約60°回転することによって
フィルムを巻き上げ 同時にシャッターをコックします

何回も何回も鏡胴の根元のリングを回転させた手との摩擦で
モスグリーンの革の色が落ちて 黄色く変色しているのです

使い方自体は 何もややこしいことはありません
レンズ鏡胴の前から、絞り・フォーカス・シャッタースピードの各リングです
距離計はなく シンプルに目測で距離を合わせます

ヴェラはその後、機種名が付いて距離計や露出計が付いたりして だんだん醜くなって行きます
後継機種が醜くなって行くカメラが多いですねぇ





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フード

1、2、3枚目で 鏡胴をカバーしていた盃状の筒を逆にねじ込むと
フードになります


このフードをねじ込むと、レンズ先端の絞りリングは固定されて回転しなくなります
1枚撮ったらフードを外して逆に取り付けてカバーとして使い
次の場所へ行って シャッター速度・絞りを決めてから またフードを付けて撮ったのでしょう

ヴェラが造られた当時は のんびりした時代だったし まだフィルム代が高かった時代でしたので
1枚ずつじっくり撮るのには 納得のいく仕様だと思われます





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裏面

裏面も非常にシンプルで 小さなファインダー接眼窓しかありません

右側の貼革から突き出しているのは フラッシュのシンクロ接点です





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底部

底部に、右からフィルムカウンター、スプロケット解除ボタン、底部取り外しリング
巻き戻しノブがあります

レンズキャップは いかにも失くしていまいそうですね






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裏蓋を外して

裏蓋は取り外し式です

パトローネは右側に入れるタイプです
フィルムガイドレールが斜線状なのと フィルム圧板が特殊な色をしていること以外は
特に変わったところはありません

ビハインド式シャッターですので 通常はガラスエレメントは見えず
シャッターの金属羽根が見えています





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機種名

機種名を ヴェラと書きましたが どこにも機種名は書かれていないです
わずか背面の右下に 写真のようにWERRAと押印があるのみです

ヴェラの最初の型は 1954年の鏡胴根元の巻き上げリングに革巻きが無いものですが
わたしの革巻きタイプも ヴェラと呼ばれ 1954~55年に造られたものです


ヴェラはイエナの近くを流れる川の名前であり また多くの美しいドイツ女性の名前でもあります


ヴェラは、製造時 日本には輸出されなかったらしいです
現在ではそのシンプルな外観から 我が国でも非常に人気のあるカメラになりましたね






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革ケース

ヴェラの革ケースです

60年以上まえの革ケースですので ひび割れも見られますがまだ使える状態です
写真左側の下手な工作の穴は 前のオーナーがフラッシュのシンクロ接点を出すために開けたものですね

鏡胴のカバー(フード)が付いており ヴェラには革ケースは不要とも思うのですが
むかしは カメラはピカピカに磨き上げた革ケースに入れて保護するのが常識だったのです


ヴェラ 仕様

型式:      1954年 カールツァイス・イエナ製 35mmレンズシャッターカメラ
レンズ:     カールツァイス・イエナ製 Tessar 50mmF2.8
         シアン・アンバー系単層膜コーティング
シャッター:   無銘 ビハインド式 B、1~1/250秒
ファインダー:  逆ガリレイ式 連動距離計なし
シンクロ接点:  あり 



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 ■ 2016年7月28日~8月4日
 ■ AF Micro Nikkor 60mmF2.8D on Nikon D700
 ■ Speedlight ON

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安物カメラや安物レンズが好きなわたしですが
このヴェラは 綺麗な完動品ということで高かったのです
いまは ビールは飲めず 水を飲んで暮らしております









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by nakajimaakira1948 | 2016-08-04 15:56 | 60mmF2.8D AF Micro | Trackback | Comments(4)

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