タグ:Fujica Six IIC ( 1 ) タグの人気記事

フジカシックス IIC型

2010年10月9日(土曜日)

フジカシックスってご存知でしょうか。

小西六(コニカ → 現コニカミノルタ)に較べて カメラやレンズの製作では後塵を拝していた富士写真フィルムが
はじめて製作したのが 1948年のフォールディング(折りたたみ式)カメラ フジカシックス IA でした。
b0069128_15545539.jpg


その IAの4年後の1952年に発売されたのが 今回紹介します フジカシックス IIC型です。





1
b0069128_16668.jpg

フジカシックス IIC型

モダンな流線型のファインダーが 何とも魅力的な雰囲気をかもしだしております。

6x6判のスプリング式カメラで 距離計は無く目測で距離を合わせます。

このあいだ買って1週間で壊れてしまった レンズシャッター一眼レフのトプコンPRなどと違って
壊れそうなところの無いスプリング式(ドイツ語のスプリンゲン=「飛び出す」から来ています)で
現在58年選手ですが100年ぐらいは使えそうです (^^)





2
b0069128_16202661.jpg

左側面

簡単に仕様を紹介します

■ 形式: 6x6判スプリング式カメラ (板ワクを取り付けて 6x4.5判にもなります)
■ レンズ; Fujinar 75mm F3.5 (最短撮影距離 4ft = 1.2m )
■ シャッター: セイコーラピッド B, 1~1/500秒
■ セルフコッキング無し (フィルムを巻き上げても シャッターはチャージされない)
■ フィルム巻上げ: 赤窓式
■ シンクロ接点: フラッシュやストロボは使えません ドイツ式接点





3
b0069128_16204697.jpg

右側面

レンズとシャッターが立派なほかは これといった特徴はありませんね

そうそう、スプリング式カメラですので レンズやシャッターは前蓋を開けるとポンと飛び出してきて
使ったあとは蛇腹(ベローズ)が畳まれて レンズやシャッターは引っ込んで非常にコンパクトになります





4
b0069128_16473040.jpg

FUJINAR 1:3.5 f=7.5cm

レンズのフジナー75mmです
3群4枚構成のテッサー型です

まだこの頃はフジノンではなく *フジナーって呼んでたんですね

写真の下から 距離リング、絞りリング、シャター速度リングです
それぞれ 距離50ft(約15m)、絞り開放f3.5、シャッター1/25秒に合わせています

【追記】2016年7月4日
3群4枚構成のレンズは フジノンでなくフジナーと呼んでいたのは
小西六が 構成枚数が多いレンズをヘキサノン、3群4枚構成はヘキサーと呼んだのと同じですね

どうもこの呼び方は、ドイツのシュナイダーが手本になっているようですね
ガウス対象型の4群6枚構成などに代表されるレンズをクセノン、3群4枚構成のレンズをクセナーと呼びました





5
b0069128_1724578.jpg

ファインダー

魅力の流線型のファインダーです

ファインダーの対物レンズ側ですが 一眼レフの接眼レンズ側みたいですね
金型屋さんを泣かせたでしょうね~、この流線型 (^^)





6
b0069128_17122923.jpg

シャッター

シャッターは定評のあった SEIKO RAPID です
シャッターの1/2秒のところの上にあるのが シャッターチャージレバーです

チャージを忘れても シャッターが作動しないのですぐ判るのですが
フィルムの巻き上げを忘れると2重写しになるし 2回巻き上げるとフィルムを1枚ぶん損します

それでもフィルムを巻き上げたかどうか忘れたときには
シャッターを押すまえにもう一度巻き上げましょう、フィルムは損だけど2重写しになるよりはマシです





7
b0069128_17512713.jpg

長四角シャッターボタン

流線型のファインダーに合わせたのでしょうか シャッターボタンが長四角です
押し心地ですか?
最高で~す





8
b0069128_17224689.jpg

赤窓

フィルムを巻き上げるときに使う 赤窓です。
太陽光で裏紙を通してフィルムが露光しないように 赤や黄色のプラスチック板を使ったので こう呼ばれます。

写真の上が6x4.5判用で 下が6x6判用です。
写真では 赤窓のフタを半分開けております。





9
b0069128_17235393.jpg

ヘリコイド

言うのを忘れていましたが、フジカシックス IIC型は ヘリコイドで距離を調節します。
写真の、距離リングとレンズのあいだに ネジみたいなもんが見えていますが これがヘリコイドです。
ヘリコイドとは 「らせんねじ」のことで、ねじの構造で レンズ全群を前後させます。

この時代のカメラの多くはヘリコイドではなく 前玉回転で距離を調節しておりました。





10
b0069128_1742135.jpg

フォールディング状態

レンズが、出かけていると言うのか 格納されかけていると言う状態です

フォールディング(折りたたみ式)カメラのうち バネで飛び出すタイプをスプリング式カメラと呼びます





11
b0069128_17422982.jpg

レンズ格納状態

いひひ、格納状態です
薄くなってええでしょ





12
b0069128_1748341.jpg

記念写真

6x6 判スプリングカメラの先輩 オリンパス クロームシックスと記念写真です

クロームシックスが少し横を向いています
高千穂光学ご自慢の 瑞光(ズイコー)75mmF3.5、持病の白内障が進んでいるのです (涙)





おまけ
b0069128_1842053.jpg

ひとやすみ

ちょうど家にあったブローニーのネガカラーを フジカシックスに入れて試し撮りしました。
DPE屋さんに CDに焼き付けてもらいました。

やはり 6x6 判ですね、ひとやすみのクマさんもシャープに写っております。




というのはウソでした m(_ _;)m
これは D700 + AF Nikkor 35mm F2Dで撮ったものを 1:1にトリミングしたもので~す _| ̄|〇

コスモスクェア ATCビルの喫茶店にて




**************************
  撮影データー
■ 2010年10月5日~10月9日撮影
■ Micro 60mm F2.8D on D700
■ 絞り優先オート
■ ストロボ発光

**************************

フジカシックス どこで買うたん ?
マルシンです

いくらやったん ?
6600円です











by nakajimaakira1948 | 2010-10-09 18:30 | 60mmF2.8D AF Micro | Trackback | Comments(28)

気楽な写真のブログです。 どの写真も jpegで撮ってリタッチなしです。 写真はクリックで大きくなります。 リンクやコメントも ご自由になさってくださいね。


by Akira Nakajima
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28