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プラクティカ IV 1st Version

2016年6月25日(土曜日)

東独のKWが 1959年に同じ東独ドレスデンのツァイスイコンと合併して造った会社
VEB Kamera und Kinowerke Dresden(カメラと映像機械人民公社ドレスデン)製の
1号機 プラクティカIV 1st バージョンを紹介します。

なお 2号機のプラクティカIV 2nd version は、「新しいテッサー50mmの写り」で紹介しています。




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プラクティカ IV 1st バージョン

これが プラクティカ IV 1st バージョンの姿です





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記念写真

う~む
外観が 2nd バージョンの印象とは 大きく異なりますねぇ

でも良く見ると ペンタ部の前板が黒にKWロゴと白の違い以外は 全く同じようです





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向かって 左前方より

ペンタ部の下部が黒く塗装されていて PRAKTICA IVの文字が黒塗装の上にあること以外は全く同じものでした





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向かって 右前方より

2nd バージョンと比べると 1st バージョンの方が勇ましく見える程度ですね


この プラクティカIV 1st version は、1959年6月から1960年3月までの9カ月間に
15,585台だけ造られて 白いペンタ部になった 2nd ヴァージョンになりました

なんででしょう
わたしは こう思うのですよ

ペンタ部の黒塗装に 白いKWのロゴ
これに KWと合併した旧ツァイスイコンから文句が出たんじゃないかと

旧ツァイスの人々は、なんで新会社製のカメラなのに「KW」のロゴやねん と
旧KWの人々は、合併後の社名のVEB Kamera und Kinowerke Dresden の Kinowerke の KWや と反論

真相は判りませんが とにかく2ndヴァージョンからは KWのマークはなくなったのでありました





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KW ロゴ

いひひ、ひし形の枠の中にKWのロゴマークは
KW(Kamera Werke)が、プラクティナやプラクティカに付けていた 誇り高いロゴなのでした





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キャンセル可能の自動絞り

プラクティカIV の ミラーボックス下部の 自動絞り機構です

シャッターボタンをゆっくり押すと だんだんと丸い自動絞りのピン押しレバーが前方に出てくるのですが
このカメラでは その運動を機械的にキャンセルできるのです

赤いボタンを左に寄せると 自動絞りのピン押しレバーが出て来ますが
右側に寄せると ピン押しレバーは動きません


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使用説明書では、自動絞りレンズを使うときは 赤いボタンを左側に寄せ
手動絞りのレンズでは 右側に寄せましょうと書いてあります

でも実際には、レンズの後部が出っ張っていて ミラーボックスへの入り込みの大きいレンズでは
自動絞りレンズでも 右側に寄せておかないと シャッターが切れないようになっています

プラクティカ(M42)マウントの黎明期には いろいろな寸法のレンズがあったので
このような干渉を防止する機構を設けていたのだと思われます

わたしが試してみたところでは
1952年設計の カールツァイス普通絞りテッサー50mmでは、赤ボタンを右に寄せないとシャッターは切れず
後の半自動絞りテッサー50mmでは、左右のどちらに寄せておいてもシャッターは切れました





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軍艦部

右から、内側に手動式のフィルムカウンターが付いた巻き上げノブ、スプロケット解除ボタン
シャッタースピードダイアル、大型ファインダー、一番左側にISO感度メモ付きの巻き戻しノブ です





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巻き上げレバー

ボディ底部に 大きな遊び角を持った巻き上げレバーがあります

巻き上げレバーが三脚の雲台と干渉しないように 三脚穴が端に寄っています
カメラが重たいので 強度に不安がありそうです





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シャッターダイアル

シャッターを低速(赤)・高速(黒)で シャッターダイアル内側のダイアルを引き上げ選びます
そのあと希望するシャッタースピードに ダイアル外周を持ち上げて合わせます

外周リングに赤点の指標が付いていて シャッタースピードに合わせるのですが
赤点の指標がとても小さくて 虫めがねが要ります





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裏蓋開ラッチ

裏蓋を開けるには このラッチを矢印どおり 上にスライドします
すると いきなり裏蓋が開きます





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フィルム室

裏蓋は外れます
深いインローで モルトプレーンなど使っていないのが良いです

フィルム室は丁寧な造りです

ガイドレールの左端が太くなっているのは何故でしょうねぇ
ガイドレールの幅が細いので パーフォレーションの穴を壊すと考えていたのでしょうか




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 ■ 2016年6月23~24日
 ■ AF Nikkor 28-105mm & AF Micro Nikkor 60mm F2.8 on Nikon D700
 ■ Speedlight ON

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プラクティカ IV 1st ヴァージョン でした
頑丈に造られており あと50年は使えそうです









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by nakajimaakira1948 | 2016-06-25 12:09 | 28-105mm AF Nikkor | Trackback | Comments(2)

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